かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

栗駒山冠雪の姿を見て

2021-10-22 18:31:00 | 日記

 

 

未明からのショパコン受賞者演奏会で2週間ばかり続いたモニター視聴は終わりを遂げたが、午前1時~6時ころまでのLIVEに付き合っていたら、明け方の寒さもあって、やや悪寒がしてきた。生活リズムに狂いが生じていた。もう早朝は10℃を下回るようになって10年前のようにジョギングのために屋外に出ることは躊躇される。老いたなあ。

昼のNHK仙台放送の気象情報で、青葉城跡から七ツ森方面の映像が映し出されていて、その背後に新雪をいただいた栗駒山が青空の下、くっきりと見えた。

それでは見に行きましょうと、午後からやや風邪気味ながら青葉山にスロージョグ。七ツ森の見えるポイントに立ったが、うーん残念。午後から雲が湧き出して、七ツ森の向こうの栗駒山の新雪は肉眼で何とか確認できる程度。

スマホのカメラで撮ってみたが、ほとんど新雪の姿は写っていなかった。

初冠雪かどうかは分からないが、もう栗駒山は須川温泉から上は雪が積もっているのだろう。雪が積もると1日2本の定期バスもそろそろ運休となり、栗駒山は来春まで雪に閉ざされることになる。

須川湖畔にテント泊しての紅葉ウォッチは来年に持ち越しとなった。もう雪の中でのテント泊は躊躇される。老いたなア。

 

     

   七ツ森の背後の栗駒山には、左右に少しだけ雲の色と違う白が確認される。あれが新雪なのだろう。

 

 


深田日本百名山登頂の思い出      36 男体山(なんたいさん・2486米)

                   37 奥白根山(おくしらねざん・2578米)

*ヤマケイは、日光白根山(にっこうしらねさん)と山名表示をしているが、深田さんに倣い奥白根山と呼びたい。

 

日光の男体山と奥院ともいわれる奥白根山を登りに行ったのは、2004年か5年の9月の初めころだったか。当時仕事のため住んでいた沖縄の石垣島から大きなダイビング用のキャリアバックにテントなどの登山用具をつめ込んで初日はまず中禅寺湖畔の宿に泊まった。バスで宿に着いた頃にはすっかり暗くなっていた。たぶん羽田までの直行便でも1日がかりの移動だったのだろう。

翌日は、荷物を宿に預けて、軽装のまますぐ近くの二荒山神社を登山口として男体山頂を往復した。たしか500円か1000円の入山料を神社に支払うことになっていたが、早朝だったので誰もいなかった。帰りに支払ったかどうか記憶にない。

山頂近くまで標高差1200m、ほとんど展望のない針葉樹林帯の登り一方であまり楽しくない登山だったと記憶しているが、山頂からの中禅寺湖や爆裂火口の風景を楽しんで駆け下りたと記憶している。

男体山を下りた後、中禅寺湖畔から湯元温泉にバスで移動し、環境省管理の湯元キャンプ場に二泊することにして、奥白根山を翌日日帰りで往復してきた。奥白根山には昨年(2020年)再訪したが、15年前は元気が余り過ぎていたせいか、前白根山経由の往復がまったく苦にならなかったが、昨年はえらい時間がかかって、夜明けとともにテント場を出たのに、テント場に帰った時は黄昏時だった。奥白根ってこんなにきつい山かとキツネにつままれた気分だった。

コースは前白根からいったん下ってまた登り返すというアップダウンもあるが、帰りに瑠璃色の五色沼に立ち寄るなど変化に富んで眺めも良く、男体山登山の数倍楽しめる山だ。

前白根から気持ちのいい稜線が白根隠山(2410m)まで伸びて踏み跡もあるようなので、またこの山域に行ってみたいが、山頂付近まで増えすぎたシカさんが跋扈しているせいか、ヤナギランはじめ貴重な高山植物が食い荒らされているのが気になる山域ではある。。

キャンプ場から歩ける距離に日帰り温泉が多数あり、なかなかの立地だ。奥白根に楽に登れる丸沼方面へのバスも走っていて、ここから尾瀬へと繋ぐのもいいのだろう。

 

    

       戦場ヶ原から男体山を望む。この原特有のホシザキシモツケが満開。

      

 

    

          前白根から奥白根と眼下の五色沼を仰ぐ

 

     

 

 

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