夏に失くしたシナノ製ダブルストック以降、昨年1本失くし、1本だけとなっていたモンベルストックで歩いてみたら、軽装登山はともかく10K以上の荷を背負った場合、バランスを損ねる危険を感じたため、もう1本モンベル追加しょうと店にいったら税込み8600円とあり、それならば家にある古いレキ製ストックで我慢しようと、ほこりをはらって、具合をみたら、立派に使えるじゃないの。新製品だ、軽量だと、まだ使えるのがあるのに、あれこれ買い続けていた過去を悔いる。このレキ製は、確か2代目のアンチショック仕様、大事に使っていこう。失くさないように。

バス停に花を新聞紙で包んで腰掛けていたおばあちゃんが、このブログを書いているときに話しかけてきた。一人でこれから山に行くと言ったら、危ないからやめろと言ってきた。おばあちゃんの一人息子が数年前に心筋梗塞で突然死していて、これから墓参りに行くのだという。夫にも先立たれ、いまや一人暮らしなのだという。なぜ、オイラに山は死ぬからやめろといったかといえば、家で男手を失えば、電球ひとつ交換するのにうんと苦労するのだという。さびしそうな顔だった。オイラもさびしくなった。