我が身に、膵神経内分泌腫瘍(p-NET)なんて希少癌が発見されて三年三か月かあ。。。
これって、長いのか、短いのか・・・
ま、今回も異常無し
愛しの医長→以下 い
可愛いくちこ→以下 く
備忘録として本日の診察室を再現。
1時間も待たされたのよ。
く「先生、忙しいんだねえ」
い「だってね・・・でね・・・」
どうもNETと通常の癌の混在例を見つけた、と。
い「最近はねえ、ソマトスタチンの染色してくれる病院が変わったんだよ。
でね、前は二種類だったけれど、今度は三種類染色してくれるんだ、ほらね。」
く「ふうん」
く「あれから、くちこと同じ病気の人、見つけた?」
い「いないんだよ。
それどころか、膵臓癌もめっきり減ってねえ、PDの手術も激減して困っているよ」
く「だよねえ。
膵胆管の高度技術研修施設に認定されているのに、実地で勉強できないと困るね。」
い「きっと、他で見落とされてるんだ・・・ふうう・・・」
56歳の膵胆管専門医、指導医としては、若手を育てる大きな責務があるからね。
くちこの入院中なんて、遠慮なく凄い数の医者が数分毎にくちこを見に来たよ。
「すみません、見せてもらって良いですか?」
全く、傷口の温まる暇が無い程でした。
でもね、そうやって人が育つんだもんね。
主治医だけで五人いましたから。。。
い「とにかく、何も異常無いよ」
く「同じ癌、同じ手術をして何も合併症が出てない人っていない気がする」
い「それは、勉強会とかのエリアで繋がった人たちだからじゃない?
あれから、何か、勉強会とか行った?」
く「行ってない。
遊び歩く旅行はたくさんしたよ、お土産あげる」
※伊勢のスヌーピー茶屋で買った、スヌーピー型の棒付きキャンデー抹茶味。
く「同じ癌で手術した人達がさ、普通に、結婚したり、妊活したり、堂々と普通に生きていくんだよ。
普通に仕事してさ。
感慨深いよ、時代が変わったなあ・・・って。
昔はさ、もっと悲壮感に溢れていて、生きているだけで有難く思えって感じだったじゃん。
今は違うんだねえ、ママでも金!じゃないけどさ、そんな感じ」
い「・・・」
遠い目の二人。
と、白衣の胸ポケットを見ると、ドクターイエローが付いたボールペンが。
いつもは、くちこがあげたくまモンだけがぶら下がっていたのに。
ちょっと、浮気を発見した気分。
く「ドクターイエローどうしたの?」
い「貰ったまま忘れていたからぶら下げたんだよ」
く「ふうん。。。」
血液検査のデータをじっと見る。
確かにね、医師だったら異常無しって言うなあ、これは。
ただ、くちこは、可愛い我が身なのでね。
前回、今回と肝機能の数値のALTが28→34と高いのが気に入らない(正常値は6~27)
後は全て思いっきり正常値だけれど、
糖尿病の指標であるHbA1cが前回5.2→5.4も気に入らない(正常値は4.6~6.2)
正常値でも気に入らないというくちこに、医長は「・・・」
また取り越し苦労の神経質が始まったわ、と。
肩をポンポンと叩かれる。
「気にしなくていいよ」と。
そう、信は任すなり、だった。。。
肩の力を抜かなくては、ね
く「トイレに入って、便が出るまでの時間が三分位かかるよ」(前はもっと早かった)
い「僕もだよ」
い「人の入れ替わりが激しくてさ、すぐに新しい人に代わっていてさ、落ち着かないんだ。。。」
く「どこもそうみたいだよ、先生はずっと此処にいてね」
次回はまた三か月後。
半年に一度は画像検査を入れているので、次回はMRIも。
元の職場にもちょっと顔を出して・・・
元同僚はくちこが元気そうでほっとするらしいんだけれど、
くちこも、みんなが元気そうでほっとするんだなあ。
そして、懐かしい。。。
絶食て行ったので待ち時間にタリーズでモーニング、これで810円って高いよねえ
←スティーブ・ジョブズの伝記を読み始めました、医長の影響で・・・
ここ最近、必要に迫られて納戸の整理をしています。(来月、子供達全員一気に帰省するのでね)
昔の写真です。
で、
長く長く生きてきたので・・・
こんな婆になったのでした。
敢えて写真は省きます。。。
あ、こんな本も買いました。
それと、些末な報告。
先日、通帳がまたマイナスになっていました。
これで三度目。
人は変われないってことです。