しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

深い深い人生勉強から帰還致しました!

2021年07月22日 19時22分55秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

今までの入院って、いつも個室だったし、

今回も個室希望を出していたので、ほぼ確定気分で日曜日に入院したくちこです

が、

個室は満室、しかも、いつ空くかも未定とのこと

くちこは軽く茫然自失に・・・

くちこは、我儘で変人なので、無理、なのに

しかも、持参したお金は、たったの三千円

貴重品は極力持ち込みたくないし、

個室は、冷蔵庫もテレビも料金内だし、

自販機もコンビニも、入院費も、カード払いのつもりだったのでね。

サメ氏に札束を持って来いとlineしました

一枚千円のカードを入れないとテレビも冷蔵庫も起動しないからね。

 

しかも、入院計画書に、期間は一週間と

入院前に聞いていませんか?

聞いていません

普通、貴女のような治療はいつも一週間ですよ。

くちこは、更に茫然自失に

ホントにさ、

くちこの人生って落とし穴だらけなんだわ

 

ナースーセンターからすぐ近くの四人部屋。

ドアは常に全開です。

くちこは、廊下側のベッドで、

奥のお二人は、どう見ても・・・・癌末期???

翌々日に、空いていたもう一つの廊下側のベッドには、大腸癌の内視鏡手術の人が入院されました。

 

隣は部屋の洗面所、廊下向かいはトイレ                  ホール

   

 

カーテンを各々締め切る事がお約束みたいでした、どの部屋も。

くちこはね、

ハマグリに徹しました。

元医療従事者だと知られたくないし、

元この病院の看護師なんて、もっと知られたらマズイ・・・

だから、病気や病院についての雑談にも無言。

親しくなると面倒なことになりそうで傾聴に徹していました。

 

ただね、

奥のお二人、それぞれ病名も症状も違うみたいでしたが、

本当に、骨と皮でね。。。。。

何度顔を合わせても、思わず内心ギョッとしてしまうレベルでした。

 

お一人は、激痛に襲われ続けていてね・・・

突出痛が出ると断末魔のように叫び続ける、昼でも夜でも。

勿論、鎮痛緩和目的で麻薬を使っているみたいでした。(シールタイプ)

多分↓

デュロテップMTパッチ ワンデュロパッチ

オピオイド鎮痛薬(麻薬)

鎮痛作用などに関与するオピオイド受容体に作用することでより強い鎮痛作用をあらわす薬

 

突出痛には多分・・・↓

オピオイド鎮痛薬(麻薬)の医療用医薬品(処方薬)
外用薬:挿入剤(座薬タイプ)
 
ま、勝手な想像です。
 
ただ、突出痛が強すぎるなあ、と。(思うくちこ)
 
痛みのレベルを0~10で表現する訳ですが、
勿論、全く痛く無ければ0。
悶絶級に最大に痛ければ10。
 
最初の頃は、座薬(麻薬)を頼む時も5~8位と表現されていましたが、
その内、毎回、10以上と
 
痛いよう、痛いようと呻き続けるのを、
残りの三人は、ただカーテンの中で聞いているしかない。
昼も夜も・・・
 
これ以上詳細な治療内容は此処には書けませんが、
主治医曰く、
これ以上麻薬を増やすと、外出できなくなり、食事ができなくなります。
外出がしたくて、食事もとりたいなら、このまま我慢するしかない、と。
 
カーテンの中で、くちこが傾聴しているなんて露知らず・・・の〇〇医師。
思うことはありますが、何も書けません・・・
 
ただね、
是非、この記事を読んで欲しいな、と↓
 

 

OGPイメージ

癌性疼痛に関する緩和医療 - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

癌フォーラムに行ってきました。さて、命の尊厳を守る為の6つの人間らしさ。1,痛みから解放される人間らしさ。2,家族の一員としての人間らしさ。...

癌性疼痛に関する緩和医療 - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

 

 

彼女は、くちこが退院の今日、外出予定だったんです。

家には家族や親戚が集まるみたいでした。

深夜も呻き続け、朝も・・・

とっても芯の強い懐も深い素敵な人なのに。

毎日、同室の人、一人一人に唸ってごめんなさいって謝って周られます。

 

もう一人の窓側の方ね、

血糖値が13で意識不明で運び込まれたそうですが、

入院中もウルトラ低血糖

目標が60だったか

それ以下だとブドウ糖が注射される・・・

コンビニもシャワーもスタッフの見守りが条件みたいでした。

昨夜は、この方のすすり泣きの声で深夜目覚めたくちこです。

痛みなのか・・・

悔しさなのか・・・

測る術も無いです。

 

このお二人、親しくなられているみたいで、本音トークが頻回に。

くちこは、カーテンの中でただ傾聴・・・

それぞれの主治医との会話、医療スタッフとの会話、

全て勝手に傾聴。

沢山の知らなかった事を知りました。

 

大腸癌の手術の方も含めてみんな気さくで良い人で、

ついには、くちこもハマグリを返上して雑談に参加した次第です。

勿論、自分の職歴だけは伏せたままで。

 

まるで修学旅行の女子会みたいだね、と。

痛みの合間には、本当に4人で楽しい時間でした

お互い苦しいからこそ、

お互い病気であるからこそ、

本音トーク満載で、

誰も励ましたりしない、

慰めたりもしない、

まんまの今、

まんまの自分で、

まんまの気持ちを認め合う。

カーテン越しなんだけど、

肩を抱き合っているようなお付き合いでした

 

窓際のお二人、毎食、二時間以上かけて、食べる量はほんのわずか。

管理栄養士さんが来られて、あれこれ要望を聞かれていました。

痛みの為に絶望的になる人の為に毎日、臨床心理士の方も毎日こられてカウンセリングを。

リハビリの人も毎日。

その会話も傾聴していたくちこです。

 

外出をしたいから麻薬の増量を選ばなかったのだから、

この痛みは自分が選択した痛みなのだ。

そう思うと痛みに対して怖さが減り、痛みへの覚悟ができたと言われていました。

 

これまで個室だったから経験できなかったこと。

山のようにありました。

なんかね、このまま入院していたい、なんてね。

別れが寂しかったです。

もう、会うことが無い予感も・・・

 

まあ、食事は、超絶に不味かったです、前よりずっと

ここまで不味く作るのもある種才能かもと思いましたが、それでも毎回完食しました。

絶食の日々もありましたが。

 

   

 

ご飯に乗っているのは、娘が送ってくれた豚でんぶ、この干し肉的ふりかけに助けられて食べていました。

まあ、おやつも大量に食べていましたが

 

あ、

くちこのこと。

月曜日に、例の腕利きの教授が遠征して来られて、

ステント交換は上手くいきましたよ。

先ずバルーンで拡張して、前と同じステントを新しく挿入したようでした。

細胞診の結果も悪性は無かったとのことです

 

 

 

手術の朝、三角定規医師がやってきて、

「今日、がんばりますので、よろしくお願いします」とご挨拶に来られました。

ほう・・・

そっかあ、頑張るのは彼なんだ。

だよな、くちこは寝てるだけだもん。

そう言えば、退院する時も、

また、よろしくお願いしますとご挨拶されたくちこです。

なんかさ、いつも、会話が逆なように感じるのよね。

とにかく、

膵管の状態は改善していたけど、若干縫合部の狭窄は残っていたとのことでした。

だいたい、狭窄改善には半年位は掛かる、と三角定規医師が言っていました。

朝、胸やけすると言うと、胃切からだろうと言われました。

 

以下、三角定規医師の発言。

 

膵管ステントは三か月に一回交換なんだけど、ずっと定期的に入院手術するのは大変だから、

次回はその時の状態での判断にはなるけれど、若いから!一旦ステントを抜いて様子見にしてみましょう、とも。

これまで通りの生活で良いですよ、そのためにステントを入れたのですから。

糖尿病は内分泌ながら、膵管の状態が良くなったことで間接的に良くなったのでしょう。

逆に、膵管の状態が悪化したら、自覚症状が無くても、糖尿病の悪化が指標になるかもですね。

検査的には、膵尾部はエコーでは分かりにくいのでMRIで確認になると思います。

そのことは、また○○(医蝶)に相談してください、と。

 

結局、五日で退院となりました。

家に直行して、簡単に昼食を作りサメ氏と食べましたよ。

サメ氏はご満悦です

 

   

 

昼食後、あれこれ雑用していたら、突然ウルトラマンの胸のランプが

疲れが湧き出たのか

マッサージチェアに倒れ込んで速効眠っていました

だよねえ、

24時間、斜め向かいのナースセンターに鳴り響くコール音と、泣き声、うなり声を聴く日々だったのですから。

イヤホンで、iPhoneから音楽やラジオは聞いていたのですが。

 

ま、今は、復活しています

が、

明日は、一回目のワクチン接種です

そ、

人生は波

 


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48 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
無事退院おめでとうございます。 (masamikeitas)
2021-07-23 01:10:42
くちこさん、無事退院おめでとうございます。

一週間の予定が五日間で済んで良かったですね。
ご主人も早いご帰還に喜ばれたのでは。

>まるで修学旅行の女子会みたいだね、と。
痛みの合間には、本当に4人で楽しい時間でした
お互い苦しいからこそ、
お互い病気であるからこそ、
本音トーク満載で、
誰も励ましたりしない、
慰めたりもしない、
まんまの今、
まんまの自分で、
まんまの気持ちを認め合う。
カーテン越しなんだけど、
肩を抱き合っているようなお付き合いでした

私も椎間板ヘルニアで長期入院を二度しました。
同じ病気の方ばかりではなく、癌の末期の方もいらっしゃいました。
長期入院する方もいれば、腹水が解消したらすぐ退院される方もいらっしゃいました。
印象に残っている方は、機械で作業中 手首を切断されてしまった方がいらっしゃいました。
先生が回診に見えますと「手首が痛い!」と言われましいた。
先生は「手首がないのに痛いはずがない」と言われましたが、そうではないと思いました。
手首がなくても痛いってあるだろう、このヤブ医者目と思いました。

いろんな方と同室になりましたが、戦友のような気持ちでした。
返信する
Unknown (とも)
2021-07-23 01:50:48
おかえりなさい、くちこさん😊
1週間?の予定が早まり、良かったですね!旦那様、嬉しそう😊
私、ステント交換の時は個室でした。大部屋希望したのですが、
大部屋は長期入院の人が優先されるっぽかったです。
大部屋、私も貝になります。私よりずうっとご年配の方が多かったってのもありますが、
同室のおばあちゃまが「こんなごはん(病院食)だーいっ嫌い!」って言ってて笑っちゃいました😂
手術の時の大部屋、いかにも末期っぽい方はおられませんでしたけど、皆さんどうしてらっしゃるかなあ。
返信する
お帰りなさい (きっこ)
2021-07-23 06:34:29
お疲れ様でした
予定が早まったなんて、良かったです
入院前のブログを見て、留守中の冷蔵庫いっぱいに
頑張られたでしょ、自分の入院前とおんなじ~と
ニヤニヤしちゃいました
入院生活は病気のこと以外でも、気になることあるし
やっぱり大変ですよね
まずは、復活、ほんと良かったです♪(^.^)
返信する
お帰りなさい (夢見)
2021-07-23 07:55:36
サメ氏も お寂しかったでしょうから くちかずこ様の帰還に安心なさったことでしょう


「自宅生活」を愉しまれて下さい

お疲れ様でした
返信する
お帰りなさい~ (みらい)
2021-07-23 09:03:18
違う意味でも大変な入院だったと思いますが、
しっかり受け止める努力をされて、偉い~
人って凄いですよね。
サメ氏は一安心の笑顔ですね~^^
次はワクチン接種でしょうか?
ワタシは今頃、モデルナ接種の後が痒くなりつつあるかも?
今のところは軽く痒いくらいです~
接種も予定通りかな?頑張ってね~
返信する
おはようございます (コスモス)
2021-07-23 09:13:06
退院おめでとうございます
私も 個室が望み
でも 4人修学旅行の女子会のようだったそうで
それもよかったですね
入院してると つらいこといろいろありますから
本音で 話されるのでしょう

サメ氏 くちこさんが 帰ってきて ホッ!としてるのでは
笑顔がいいですね(^^♪

ワクチン接種ですね
副反応 軽いといいですね
返信する
Unknown (rinbodance )
2021-07-23 09:31:22
入院の大部屋は、大怪我の個室以外は経験しました。

脚怪我の入院初日は部屋がなく、血液内科の入院で、私より若い方ばかりで、考えさせられました。

入院すると、その人なりがでる。
自身元気になると、私の場合欲まみれ。

細胞診の結果。何事もなくて良かったですぞ!!
三角定規医師の〜またよろしくお願いしますの言葉に〜笑いましたよ。
サメ氏の笑顔。これが最高です。

くちこさん、暑さ本番です。
無理されませんように!って、無理かな。
返信する
退院おめでとうございます (タッジーマッジー)
2021-07-23 09:36:46
おはようございます。
治療も無事に済んで早めに退院できて良かったですね。
サメ殿の笑顔にこちらも嬉しくなりました。
横になっている時間が多いとはいえ、入院生活は疲れるもの…
特に多床室では睡眠不足になりますし…
どうかご自宅でゆっくり休養してください。

思いがけず4人部屋でいろんな人生を知ることになったのですね。
くちこさんならではの感じられることをお聞きし、
私も考えさせられました…
返信する
退院おめでとうございます (さっちゃん)
2021-07-23 10:04:31
 思いがけない大部屋での入院で感じられたこと、ご自身の治療のことなど、読み手である私にはとても参考になりました。
 
 看護師の経験者であるくちこさんの、豊富な知識から「ああ、そうなんだ」と何度も頷きながら読んだことでした。

 いつもながらの、サメ氏の笑顔のすばらしさに癒されています。
返信する
 (ココア)
2021-07-23 10:11:58
お疲れさまでした。
無事に退院よかったです。
同じくらいの症状のひとや、同病の人ならば
個室でなくてもいいですが
症状が重い方がいらっしゃると、私は怖くて
食事もできなくなりそうです。
なので四谷のクリニック以外入院はしたくないです。

いよいよワクチンですね。
副反応がでませんように。
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