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うきよえてんそのいち

2014年01月14日 | Weblog
 1月 14日

 江戸東京博物館の「大浮世絵展」行きました。その1



 前日の夜に「明日、浮世絵を見てくるから。」って
ご主人に言ったら、「浮世絵なら私も行く。」って
ことで、2人で行ってきました。

 というのも、先週の英会話教室の中で、「外国人が
日本の伝統的なものを見たり体験したりしています
よね。その中の一つとして、浮世絵もありますが、
原宿駅に近い太田美術館という浮世絵専門のところが
あって、あまり大きくないし、それほど有名な美術館
ではないのに、どうやって探してくるのか、外国人が
たくさん見学にきていますよ。みなさん、英会話を
試すのなら、そういう場所もいいですね。」って
先生の話でした。
 <昨日のネタにもしましたが、もう一回カキコ>

 「英会話ということじゃなくっても、一度は行って
みてください。展示がとっても良いですよ。」
 「じゃ、アタイは行ってみることにしまぁす。」

 こんな会話があって、江戸東京の次は太田へ行く
つもりで自宅を出ました。
 出発が予定より1時間遅れたこともあったんですが、
両国駅に着いたときには11:30頃になっていました。
 「昼ご飯食べてから見学する? それとも見てから
ご飯にする?」ってアタイ。
 「見てからご飯ね。」

 博物館の中に入ったら、1Fチケット売り場は
長蛇の列。ありゃりゃ、さすがに休日は人が多いねぇ。
 そこで、アタイたちは3Fにある売り場へ。こちら
は5分ぐらい並ぶだけでした。

 もう一度1Fに下りて特別展示の「大浮世絵展」へ。
どこかで見たことがある絵がたくさんありましたね。
 写楽の役者大首絵とか、北斎の富嶽三十六景とか、
広重の東海道五拾三次とかね。

 浮世絵版画は同じ絵柄でも、何番目に摺った絵なのか
によって、鮮明度が違うので、評価も大きく異なり
ます。
 金属や石じゃなくって、木に彫るんですから、擦り減る
のも早いですよね。

 そいから、錦絵(多色摺り)だと、版木が何枚も必要
となってきて、同じ絵柄なのに、初版には無かった物や
人物が、あと摺りの版では描き加えられていたり、逆に
削られたりしているものもありますね。

 そうそう、いくら売れた(有名)浮世絵であっても、
版木はあまり残っていないんだそうですよ。繰り返し
使うために、削ってしまうんだそうです。(新しい
絵柄を彫る)

 美人画はあまり動きを感じない(そういう作品が多い)
んですが、役者絵とか相撲絵、そして名所絵などの人物は
動きがあって好きです。ふんとに浮世絵から飛び出して
くるように錯覚したりします。

 人物の表情も多種あって、デフォルメされていたり、
ユーモアがあったり、マンガの原点ですよね。
 時代を感じる(TV時代劇とは違い、信憑性がある)
庶民の暮らしとか服装とかね。庶民、普段は足袋を
履かないとか、町人の髷(まげ)は後頭部にチョコンと
あるだけとかね。

 でも、美人画の容姿は完全につくりもの。ダメです。
今のファッション誌デザイン画と同じ。細身でスラッと
していて、スタイル抜群ですもの。
 あの時代に8頭身の人なんかいませんよ。女性の平均
身長は150cm以下ですから。

 ちなみに男性は155cmぐらい。これは現代の女性
の平均より低いんですから。
 おもしろいのは、江戸時代から明治初めぐらいにかけて、
身長が低くなっている。ってことですよ。
 たぶん、肉類を食べていない時代だったからでしょ。

 てなことで、つづきは明日へ。
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