たまおのページ

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うきよえてんそのに

2014年01月15日 | Weblog
 1月 15日

 江戸東京博物館の「大浮世絵展」その2

 昨日のつづきで、浮世絵展を見終わったときが
13時40分。
 事前に調べておいた美味しいと評判の定食屋さんが
両国駅の近くにあるんですが、そこまで戻って昼ご飯に
するには遅いし、寒いので、博物館の7Fにあるお店へ。
 これが失敗。順番待ちの列、お客さん対応が悪い、
値段が高い。(そいでもそこで食べましたがね)

 食後は常設展へ。
 エレベーターで6F。降りるとそこは日本橋。



ちょうど中村座(5Fに展示してある芝居
小屋)の前で大神楽(曲芸)と落語が演じられていた
ので、それを橋の上から楽しみました。



 (演技中の写真やビデオ撮影は禁止でしたが、あちら
こちらからフラッシュがピカッ でしたね。公衆道徳
ですよ)

 江戸時代の日本橋や武家屋敷のミニチュア(ジオラマ)
があって、精巧なミニチュア人形が、江戸の生活を生き
生きと描写・活写・写実していました。
 (アタイ、この博物館は3回目?なんですが、何度
見ても新しい発見があるジオラマです)





 また中村座のところから声が聞こえてきたので、
見てみたら、時代考証家が江戸時代の旅人(男女2人
がモデル)について説明していました。

 「荷物をたくさん持って移動(歩く)することが
できないので、なるべく軽く(少なく)する工夫を
していた。たとえば女性は着物の上に浴衣を羽織って
旅していたんだそうですよ。

 そいで、宿に着いたらホコリがついた浴衣をパタパタ
叩いたり、水洗いしたりして、次の日もそれを羽織って
旅を続ける。そうすると着物が汚れることを防げるもの
ね。勉強になりましたね。
 
 帰り時間も心配になってきたので、常設展示は端折って
特別企画の「東海道五拾三次展」へ。
 宿場ごとの浮世絵(歌川 広重)を見ながら江戸から
京へ上っていきます。

 ここで横道の雑学。
 現代の交通機関などは、「上り」といえば東京方面へ
向かうことですよね。 それは天皇がいる方面(方向)
だからですよ。
 天皇の居場所=奈良のみやこ、京の都、東京など。

 江戸時代は天皇が京都にいたので、京都が「上り」
江戸は「下り」となります。

 ちなみに、昔の国名で、関東周辺には上総(かずさ)、
下総(しもうさ)上野(こうずけ)、下野(しもつけ)
などがあります。
 これらも京に近いほうが上ですからね。

 オマケとして、新潟県は「越後の国」でしたよね。
越後は細長いので、上越・中越・下越などに分ける
ことがありますが、京に近いのが上越です。
 他に中国地方には備前・備中・備後などもあります。
 勉強になりましたか? ちあきちゃん(笑)


 元に戻って
 広重も遊び心満載ですね。こういう道中物の浮世絵。
出版元の店名や磨り師の名前などを、さりげなく絵の
中に書き加えたり、実際には無い山を描いてみたりね。
 楽しそうな旅の様子や、厳しい山道、雪や雨に戸惑う
旅人など、ふんとに旅の様子が生き生き表されていま
す。

 帰りに、東海道五拾三次の画集を買おうとしたん
ですが、売り切れでした。んーんザンネン。
 ということで、江戸東京博物館の閉館時間までいた
ので、太田美術館は またこんど です。
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