１月 ３日
似ているが違うもの。
いろいろありますが、今回は「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」
「次亜塩素酸ナトリウム」は塩素系漂白剤を希釈したもの。って考えると
わかりやすいです。
塩素系漂白剤の取り扱いが容器などに書いてありますが、猛毒ですからね。
酸性のものと混ぜると塩素ガスが発生するので、自殺に使う人がたくさんい
て、助けようとした人も死んでしまったことがあるぐらいに危険です。
テーブル、ドアノブなどの除菌・ウィルス退治には有効ですが、肌についたり、
目に入らないように注意して、吸引はできるだけ避けてくださいね。
万が一飲んでしまった場合には中和したり胃を洗浄したりしなければなりま
せん。とにかく細心の注意をしながら使用しましょ。
使用方法としては
市販の家庭用漂白剤を、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が0.05%になるように
薄めてから家具や備品などを拭きます。（その後に水拭き）
（肌につくとたんぱく質が溶ける。金属を腐食させる。布を漂白させる）
次に「次亜塩素酸水」は、塩酸や塩化ナトリウム水溶液（食塩水）を電気
分解して作られています。
厚生労働省よりさまざまな分野での使用が認可されていますが、手指の消毒
については評価（簡単にいうと、良いか悪いか）されていません。
食品添加物の「殺菌料」として野菜や調理器具の消毒とか、野菜の色を維持
するために使われています。（食品に使用するときは、残留しないことが求め
られています）
最近はスーパーなどでカット済み野菜や果物が販売されていますが、そういう
食品を洗浄するときに使用されたりしているそうです。
ウイルスやアレルギー物質に対しての次亜塩素酸水。
ノロウイルスやインフルエンザウイルスの不活化に高い効果を示している
そうですが、新型コロナウイルスについては、いろいろな機関（大学や民間
研究機関）などでの実験段階です。
実験結果で効果が出ていますが、国や公的機関ではまだ認められていませ
ん。
でもまぁ家具や衣類などの品物に付着したウィルスを不活性化するのに使う
のはいいんじゃないでしょか？
んで、使うときにはまず汚れを拭きとってからスプレーなどを使って除菌
して、しばらくしてから拭き取る。
ダニや花粉に含まれる「アレル物質」の除去にも、次亜塩素酸水は効果を
示しているそうです。あと、臭いの元になる物質にも効果があるようです。
しかぁし、濃度に注意ですよ。市販されている商品の中には表示されている
濃度より低いものがあったり、pHが表示と違っているものがあるそうです。
また、手指の消毒に使えるような絵が書いてあったりしますが、先に書いた
ように皮膚への評価はまだされていませんからね。
新型コロナに対する消毒・除菌に使用できるもの（効果の高さはいろいろ）
・水や石鹸は 〇
・アルコール（エチル） 〇
・次亜塩素酸ﾅﾄﾘｳﾑ水溶液 △（物には〇 手指には ✖）
・界面活性剤（洗剤） △（（物には〇 手指の評価なし）
・次亜塩素酸水 △（（物には〇 手指の評価なし）
なんでもかんでもコレ１つ。
ではなく、それぞれ使う物や目的に合わせてね。(^^)/
