1月 6日
今年は丑年。
アタイが子どものころは、まだ農耕に牛や馬を使っていました。田んぼの
田起こしでは馬より牛のほうが扱いやすかったようです。
動物って、飼い主とか人の顔をみますよね。自分より下の者がいくら命令し
ても動きませんからね。そっぽを向いて知らん顔。(信頼していない)
以前というか、何年も前にカキコしたんですが、アタイが小学生になったか
ならないか? の春。代掻き(田植えをする直前の作業です。水を入れた田ん
ぼの土を平にする)では、牛や馬に農具をつけて引っ張らせていました。
生家では馬も牛も飼っていなかったので、知り合いから借りてました。
大人から「馬や牛の穴(ケツ)のほうに近寄るなよ。蹴られるからな」と
注意されていたんです。
アタイはちゃんと言うことをきく子どもだったので、ケツのほうには行きま
せんでした。
兄はチョイと抜けているので遊んでいるうちに、そんな注意を忘れてしまった
らしく、牛のケツを通ってしまいました。
パカァンと蹴られて吹っ飛んだんですが、悪運が強い。田植え直前の田んぼ
なので土は柔らかいし水を張ってある。泥まみれになったけれど無事でしたね。
おぉ、本当に牛も蹴るんだ。でした。(馬が蹴るのは知っていたけれど、まさか
牛もとは半信半疑でした)
平安時代などは貴族が牛車(ぎっしゃ)で雅に都大路を往来していたんです
よね。武士の時代になると牛より馬。速く移動しなければ戦に負けますからね。
馬といっても日本にいたのは小さくて、源平合戦のときには人間が背負って
急な坂を下った。という話があるぐらいです。ポニーぐらいだったのかねぇ?
現代では馬より牛が人間にとっては有益・貢献してくれています。東京で
いつでも馬を見られるのは競馬場ぐらいでしょうね。牛もそれほど身近には
いないか。(笑)
「釈迦が『いついつの日、私の前に並んだ動物のうち、12番目までを暦に
使う』みたいなことを言った。牛が先頭だったんだけど、歩くのが面倒なので
直前まで牛の背中に乗っていたネズミがチョロチョロと走って1番になった。
そのとき、鼬(イタチ)は早く着いていたんだけど、12番目になりたくて
並んでいる動物を数えて、12番目に自分が列に入った。
ところがネズミを数えていなかった、そのネズミがチョロっと1番になって
しまったので、鼬は13番目になってしまい、十二支から外れた。
別の話では
12番目(ネズミも入れての12番目)に並んでいたんだけど、そこに猪が
走り込んできて、鼬を突き飛ばしてしまった。(猪突猛進だね)
どちらの話も後世に作られた話ですからね。おとぎ話程度のことです。
説話なので信じないでチョンマゲ。
人生も牛といっしょですかねぇ。一歩一歩前進です。
そうそう。アタイ、牛乳も乳製品も好きですよ。(^^)/