8月 5日
最低賃金というより最低な賃金?
中央最低賃金審議会(厚生労働省の諮問機関)は全国の平均時給を今よりも
3.3%(31円)高い961円にすることを決めました。
これは、今年の物価上昇率が2%を上回ったことに加え、食料品などが続々
値上げされていることを考慮して、過去最大の引き上げ幅だそうです。
最低賃金については何度かカキコしていますが、国の目標としては2024年に
平均1000円だそうです。
東京と神奈川はすでに1000円を超えていますが、沖縄は820円です。他にも
800円代の県がいくつもあります。
先進国といわれている諸国の中で、最低賃金(平均年収も)日本は下のほう
です。
国によって制度が違うので、一概に比較はできませんが、ついに韓国にも
抜かれてしまいました。
最低賃金の低さは貧富の格差を広げる要因になりますが、経済協力開発機構
(OECD)によると、日本では正規労働者に対する最低賃金労働者の賃金水準
が45%となっているんですが、EUはこの数値が60%を下回ると貧困対策が
十分でないとしています。
で、フリーランスとして働いている多くの人たちには最低賃金が適用され
ません。なぜかというと、彼らは個人事業者として働いている人が殆どで、
そうすると労働者ではなく経営者と同じ扱いになるからです。
荷物の宅配に従事している人たちは、〇〇ゾンや猫と直接に契約している
わけではなく、別の会社と個人事業者として契約して仕事をしているんです。
(多い時は1日に200個ぐらい配達するそうですよ)
ウバなど料理の宅配も同じようなものですよね。
正社員がベスト。というわけじゃないけど、現状を考えるとベターです
かねぇ。(^^)/