日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

作業服のいろいろ

2012年10月03日 | インポート
大村市竹松遺跡の発掘現場では、200名近くの人が働いておられるので、それぞれがいろいろないでたちで作業に臨まれている。

昨日は、地歴研究会という会に所属しているという十数人の学校の先生方が、遺跡発掘の体験に来ておられた。

思い思いの服装で、発掘体験の作業に臨まれていたが、普通に私たちが着用しているような作業服姿の先生はおられなかった。

ジャージ姿の先生が多かったようだ。

それらの先生方の中には、一輪車を生まれて初めて押した人や、ホゲを生まれて初めて使ったという人も、もしかしたらいらしたのかもしれない。

農家などで育っていれば日常的に使う道具なので、そのようなことも無いのだろうが、そうではない家庭においてはほとんど使う事が無いような道具だろうと思われる。

遺跡発掘の体験をされ、出土物などに関する説明を受けられたことによって、学校でのお話にも幅が出てくるのではなかろうか。

きょうは、作業服の上下がよく似合っておられる若い美人の女性と、すれ違う時に会話を交わした。

セキをされていたので、「風邪を引かれたのですか」と問うと、「2歳の娘からうつされました」という返事。

他の作業員の方々から伝わってきた話によれば、新婚さんらしいということになっていたので、「新婚さんだと聞いていましたが」と言うと、「4年になります」と言われた。

子供さんがいらっしゃるお母さんには見えなかったが、子育てをしながら働いておられる人だということがわかった。

子育てをしながら外で働いておられる女性の方々は、いろいろと大変だろうと思う。

朝は早めに起きて朝食の仕度や弁当作りなどをし、始業時刻に遅れないように家を出て、昼間は職場で人間関係等に気を使いながら働き、帰宅すれば急いで夕飯の仕度をしてというような、せわしい毎日を過ごされているのだろう。

自分の場合には、作業の出来る服装をすると、その時点から作業モードに入る事が出来る。

それぞれの人たちが、思い思いの作業服姿をしておられる。

作業服ア・ラ・カルトの展示場のような発掘作業現場で働かせてもらっている。



豊田一喜