川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

年賀状

2010-01-01 06:37:25 | 父・家族・自分

 大晦日は前日に続いてNHKのドラマ『遥かなる絆(きずな)』(再放送・6時間)に釘付けとなりました。「きいちご移動教室」の木島平村の宿で残留孤児二世たちと泣きながら見たのを思い出します。僕には思いがけない最高のプレゼントでした。

 夜になって木島平村の高山すみ子さんからリンゴが届いたのでお礼の電話をしました。「今年は鈴木さんに二度までも両親の墓参りに連れて行ってもらった」といわれます。新年早々にはお孫さん夫婦に赤ちゃんが誕生するとのことです。「こんなうれしい正月はない」。

 おばあちゃんの弾むような声に来る春の喜びを一足早くおすそ分けしてもらいました。「春になったらきてくれるか」。もちろんですとも。
 今日は雪だといいます。四世代が集う春の日の団欒(だんらん)に加えてもらう日を想像して喜びが沁みとおってきます。

 9時半から12チャンネルの 「ニッポンの大決断~2009政権交代~ 」を見ました。徳島県(旧)木頭村の藤田恵・元村長の人生が劇化されており、本人も出ておられました。日本で初めて村民とともに無駄なダムを阻止した方です。
 帰郷の途次に役場を訪ねてお会いしてもらったことがあります。文京高校や山吹高校の授業ではこの方を紹介しました。今、八ッ場ダムの建設中止が問題になる中で時代の先駆けとして脚光を浴びてきました。僕もなんだか嬉しくなります。藤田さんがお元気そうでなによりです。

 
 新年です。皆さん、おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 私たちの年賀状です。

 
  頌春 年頭にあたり、変わらぬご厚誼に感謝し、皆様の健康を祈ります。
                      
                           2010・1・1

≪09年の報告≫
 春先に北朝鮮を脱出してきた家族との出会いがあり、小学生の姉弟と上野動物園、バス旅行、花火大会、川越祭り、丸木美術館と楽しい時を共に過ごしました。彼らの目を見張るような成長と適応ぶりに人間の可能性と希望を感じることができました。

 ★久しぶりに体調もよく、ここぞとばかり列島各地を訪ね、高山すみ子さんという満州開拓団集団自決生き残りの元気いっぱいのおばあちゃんと知己になるなど心に残る出会いが続きました。35年ぶりに池商1~7の面々と再会できたことは特筆すべきことです。(啓介)
 ★新潟の集会に旧友が参加してくれました。十何年振りかの再会もうれしかったけれど、思いきって引き受けてくれた「遺族代表挨拶」が心にしみました。直さん、ありがとう。(倫子)


[主なできごと]

 ●クラス会 池商75年(1~7) 文京97年(1~G)
 ●きいちご移動教室 ⑨北信濃(5月)
 ●夫婦の旅  霞ヶ浦(2月)北茨城(3月)北信濃(4月・菜穂子さんと高山すみ子さん訪問)出羽(四月・萩原くん訪問)胆振・檜山・後志(7月)秋山郷(8月・勝義さん)宮城(10月・息子夫婦)四国(11月)
 ●保養 伊豆高原(1月 9月 12月)
 ●<北朝鮮帰国第一船出港から50年>あの日を…忘れない!新潟港追悼集会(12月14日)

 鈴木啓介・倫子
 350-0823 川越市神明町43-26