川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

くぬぎむら体験交流館

2010-01-13 17:18:23 | 川越・近郊
 1月13日(水)晴 風強し

 久しぶりによく晴れたので水汲みがてら都幾川町へ。玉川のお豆腐屋さんで水をたっぷり汲んだ後、大椚(おおくぬぎ)第二小学校に行ってみる。

 廃校になって久しいが跡に「くぬぎむら体験交流館」という真新しい建物が建っていた。

 http://www.town.tokigawa.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=11657
 

 薪(まき)ストーブが勢いよく燃えている。さっそく丸椅子を二つ並べて冷えた脚を温めた。本当に心地よい。町営の施設でこの地域の老人たちが数人働いている。あれこれと丁寧に説明してくれる。

 僕はこのあたりの山村の風景が好きで学校があるころからしばしば訪ねたものだ。北高の中国クラブOBOGの夏季合宿を大椚の集会所を借りて実施したこともある。何の縁もない僕らのために区長さんは喜んで施設を提供してくれた。もう20年近く前のことだ。

 食堂が営業開始するまでの間、近くの稲荷神社の大杉を見に行くことにした。神社の前に「北原農園」があった。地域の人々の共同農園だという。若者がいなくなる山里の村で人々が舫(もや)いながら生活を楽しんでいる様子を想像した。くぬぎむら体験交流館の運営が活動の中心になっているのかな。

 この村の人たちはおおらかで心に余裕がある、と妻はいう。子供たちの住む街も近く、年寄も自分を生かす仕事をしながら睦(むつみ)あって日々を送ることができるからだろうか。
 散歩の途中で出会ったおじさんは畑仕事をやめて、みかんの小枝を折って持たせてくれた。長く郵便局に勤め、配達も担当されたという。


 食堂の「ひもかわうどん」。
http://inakaudon.exblog.jp/10751200/

 このあたりには「巨木」が多い。「姥樫(ウバッカシ)」を見たいといって東京・小岩からきた娘さんがいたという。体験交流館のおじさんは事故にあってはいけないと自分が車を運転して案内したと嬉しそうに話す。

 
 巨木の里http://www.11-12.co.jp/0200/0207.htm