川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

国会議員Aさん 民主党への陳情①

2010-01-22 07:16:38 | 在日コリアン
 連日たくさんの方が川越だよりを覗いてくださってありがとうございます。

 元高校教員が退職で仕事がなくなった時に娘が用意してくれたブログという場所で、日々感じたことをだらだらとつづっているだけです。病気もしたので昔生徒だった人や友人たちにありのままの消息を伝えたいという思いもあります。この3月で3年になります。

 毎日のように2時間はかけて何かを書いています。生きているのですから感じることや考えることに事欠くということはありません。毎日が日曜日ですから時間もたっぷりあります。たいていは朝の仕事?ですが午後や夜になることもたまにあります。調子しだいです。

 この2日間、書けない日が続きました。珍しいことです。体調が悪かったわけではありません。「調子」が良くなかったのです。ご心配をかけた方もいるかもしれません。ごめんなさい。

 元気が出てきたようなのでまた書き始めます。よろしくお付き合いください。

 
 1月17日(日)

 10時、事務所を訪ねて衆議院議員のKさんに会っていただく。「在日コリアンの日本国籍取得権確立協議会」の事務局員としてお願いしてあった面会が2カ月余りたってからようやく実現した。

 前日には民主党大会があったばかりである。明日からは国会が始まる。忙しい最中に時間を割いてくれて感謝のほかはない。

 Kさんは母方の遠戚が南米に移住されており、日系3世の事情にも通じておられるせいか、在日コリアンの現状についてもよく理解されており、特別永住者とニューカマーの外国人とを同じ範疇で考えてはならないとおっしゃる。希望する人に国籍選択権を認めよという私たちの主張にも理解を示される。

 Kさんから質問があった。

 ①韓国民団はなぜ今も「外国人地方参政権」実現に全力を傾けるのか。②国籍選択権を確立してほしいという人々の要求はなぜ聞こえてこないのか。

 核心を突く質問に僕は丁寧に自分の考えを伝えた。②は特に耳の痛い話である。簡単にいえば私たちの運動が弱く、社会的影響力がないに等しいからである。僕らが意見を書いてもマスコミからは無視されるし、当事者の多くは声を挙げることがない。国会内での集会も一度やることができただけである。その時のビラもKさんには届いていないようだった。

 どうしたらこの現状を打開できるのか?この数年私たちが抱えてきた難問でなかなか答えが出ない。

 それでも僕は嬉しかった。外国人地方参政権法案を成立させることと在日コリアンの人権問題を解決することは別問題であることをよく理解されている国会議員が地元に居られるのである。

 何かにつけて相談に乗ってくれたり、力になってくれるのではないだろうか。さしあたって同僚議員のAさんと相談して対処してくださるとのことだった。

 Kさんは自由党以来の国会議員で明らかに「小沢派」?に属する。いまや天下を取って外国人地方参政権法案の成立に意欲を示す幹事長に別の観点から考えなければならない課題があることをしっかりと伝えてほしい。

 特別永住者に日本国籍選択権を認めることは火急の課題であり、また、外国人地方参政権付与法案と何ら矛盾するものではない。

 確立協の趣旨に賛成する友人たちへのお願いと提案。

 ご自分の選挙区の国会議員に面会を求めて僕がやったような「陳情」をしてみたらどうでしょう。立法を求めるのですから一人でも多くの国会議員の理解が必要なのです。在日コリアン2・3・4世が自分の声を届けることが一番大事です。

 新聞への投書やブログでの発信…自分にできる方法を見つけて諦めることなく声を届けていきましょう。


 地方参政権獲得運動はだれのため?http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/0e829c8b2b0a3b94a6f2f862538b1592