【川越だより】のアクセス・ランキング
過去1週間の閲覧数・訪問者数とランキング(日別)
日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2010.03.07(日) 854 PV 213 IP 5943 位 / 1376503ブログ
2010.03.06(土) 752 PV 215 IP 5979 位 / 1376036ブログ
2010.03.05(金) 764 PV 290 IP 4260 位 / 1375571ブログ
2010.03.04(木) 920 PV 288 IP 3859 位 / 1375160ブログ
2010.03.03(水) 923 PV 249 IP 4899 位 / 1374674ブログ
2010.03.02(火) 707 PV 244 IP 5006 位 / 1374256ブログ
2010.03.01(月) 790 PV 205 IP 6664 位 / 1373830ブログ
過去3週間の閲覧数・訪問者数とランキング(週別)
日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2010.02.28 ~ 2010.03.06 5671 PV 1702 IP 5080 位 / 1376036ブログ
2010.02.21 ~ 2010.02.27 6525 PV 1654 IP 5293 位 / 1372902ブログ
2010.02.14 ~ 2010.02.20 6506 PV 1589 IP 5443 位 / 1369427ブログ
2月14日に友人から 『写真で綴る萱野茂の生涯―アイヌの魂と文化を求めて』(農文協)という本に事実の誤りがあるのではないかと連絡を受けました。
早速、市立図書館で本を借りてきて調べてみました。
この本の135P上段に講演する萱野さんの写真が掲載され、“朝鮮高等学校(東京)の「連続講座・民族共生教育をめざして①」の講師として、茂は「アイヌ民族の現状とアイヌ新法」という演題ではなしをしました。”というキャプションがついています。
『写真で綴る萱野茂の生涯―アイヌの魂と文化を求めて』 http://www.amazon.co.jp/%E5%86%99%E7%9C%9F%E3%81%A7%E7%B6%B4%E3%82%8B%E8%90%B1%E9%87%8E%E8%8C%82%E3%81%AE%E7%94%9F%E6%B6%AF%E2%80%95%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%81%AE%E9%AD%82%E3%81%A8%E6%96%87%E5%8C%96%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%A6-%E8%90%B1%E9%87%8E-%E3%82%8C%E3%81%84%E5%AD%90/dp/4540072617
このキャプションには明らかな間違いがあります。この連続講座を主催したのは「朝鮮高等学校」ではありません。
「民族共生教育をめざす東京連絡会」(田中宏・金敬得・代表)と「民族共生教育をめざす東京保護者の会」(金敬得会長)で、会場は都立文京高校社会科教室です。1998年5月31日のことです。
萱野さんは1994年参議院議員(社会党のち民主党に移る)になり、97年に「アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律」(通称「アイヌ文化振興法」)を制定させ、98年7月に退任されました。
94年に東京の在日コリアン2世の親たちと私たち教員が中心になって作ったのが「めざす会」です。「在日交流大運動会」などをやり交流を重ねながら「民族共生教育」の確立を目指して都教委との交渉を行っていました。
「連続講座」はその過程で誕生したもので、僕が勤めていた学校の施設を借りて行うことになりました。その第一回目の講師にお願いしたのが萱野さんだったのです。
アイヌ新法制定の大仕事をして引退寸前だった萱野さんは二つ返事で引き受けてくれました。
アイヌ新法はアイヌ民族が日本の先住民であることを実質的に認め、日本が多民族国家であることを内外に闡明した初めての法律です。アイヌ民族はもちろんのことですが多民族が共生する社会を作る上で画期的な法律でもあります。
この法律制定に至る萱野さんの思いや歩みを学び、多文化多民族共生の学校づくりに生かしたいと考えたのです。
在日コリアンの人権確立運動の中では画期的なことではなかったかと思います。自分たちはアイヌ民族とは違って、日本の少数民族ではなく、外国人だ、という意識が在日コリアン運動のリーダーには根強いからです。
「朝鮮高等学校」という学校は東京には存在しません。「東京朝鮮中・高級学校」なら北区十条にあります。学校法人東京朝鮮学園が設置主体ですが実質的には朝鮮総連の経営する各種学校です。
「民主的民族教育」を標榜していますが北朝鮮の国民教育に準じていることは明らかです。教員のほとんどは同じ法人の設置する朝鮮大学校(各種学校)の卒業生で、朝鮮総連傘下の朝鮮教職員同盟に組織されています。
日本の学校の生徒会にあたるものは、朝鮮青年同盟朝高委員会です。「責任指導員」という名の朝鮮青年同盟の活動家が常駐して「指導」にあたっています。
朝教同にしろ、朝青にしろ、朝鮮労働党の影響下にあることは言うまでもないことです。
初中級朝鮮学校で保護者会などが作られ学校改革の動きがありましたが東京朝高には保護者会はないと聞いています(数年前のことです)。組織専従者の子どもたちの割合が高く総連中央の直轄学校的な要素が強いのでしょう。
主体思想に基づく国民教育に疑問や批判を持つ朝鮮学校の保護者の人たちも私たちの連続講座に何人か参加されていました。
こういう学校が「連続講座・民族共生教育をめざして」を企画し、講師として萱野茂さんを招くということがありえたでしょうか。
どういうところから来た間違いなのかわかりません。
あれから12年がたちました。拉致事件が発覚するなどして朝鮮学校の実態にも変化が表れているのでしょうか?
在日コリアンの自主的な教育機関として誕生した朝鮮学校が、<北朝鮮独裁政権ー朝鮮総連>のくびきから解放され、多文化共生・多民族共生をめざす学校に変わっていってほしいものですがそんな話はどこからも聞こえてきません。
「川越だより」萱野茂さんとアイヌ新法
http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/d/20070710
「川越だより」「祖国」訪問http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/661e390ed201d135de065a656adc3db1
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早速、市立図書館で本を借りてきて調べてみました。
この本の135P上段に講演する萱野さんの写真が掲載され、“朝鮮高等学校(東京)の「連続講座・民族共生教育をめざして①」の講師として、茂は「アイヌ民族の現状とアイヌ新法」という演題ではなしをしました。”というキャプションがついています。
『写真で綴る萱野茂の生涯―アイヌの魂と文化を求めて』 http://www.amazon.co.jp/%E5%86%99%E7%9C%9F%E3%81%A7%E7%B6%B4%E3%82%8B%E8%90%B1%E9%87%8E%E8%8C%82%E3%81%AE%E7%94%9F%E6%B6%AF%E2%80%95%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%81%AE%E9%AD%82%E3%81%A8%E6%96%87%E5%8C%96%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%A6-%E8%90%B1%E9%87%8E-%E3%82%8C%E3%81%84%E5%AD%90/dp/4540072617
このキャプションには明らかな間違いがあります。この連続講座を主催したのは「朝鮮高等学校」ではありません。
「民族共生教育をめざす東京連絡会」(田中宏・金敬得・代表)と「民族共生教育をめざす東京保護者の会」(金敬得会長)で、会場は都立文京高校社会科教室です。1998年5月31日のことです。
萱野さんは1994年参議院議員(社会党のち民主党に移る)になり、97年に「アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律」(通称「アイヌ文化振興法」)を制定させ、98年7月に退任されました。
94年に東京の在日コリアン2世の親たちと私たち教員が中心になって作ったのが「めざす会」です。「在日交流大運動会」などをやり交流を重ねながら「民族共生教育」の確立を目指して都教委との交渉を行っていました。
「連続講座」はその過程で誕生したもので、僕が勤めていた学校の施設を借りて行うことになりました。その第一回目の講師にお願いしたのが萱野さんだったのです。
アイヌ新法制定の大仕事をして引退寸前だった萱野さんは二つ返事で引き受けてくれました。
アイヌ新法はアイヌ民族が日本の先住民であることを実質的に認め、日本が多民族国家であることを内外に闡明した初めての法律です。アイヌ民族はもちろんのことですが多民族が共生する社会を作る上で画期的な法律でもあります。
この法律制定に至る萱野さんの思いや歩みを学び、多文化多民族共生の学校づくりに生かしたいと考えたのです。
在日コリアンの人権確立運動の中では画期的なことではなかったかと思います。自分たちはアイヌ民族とは違って、日本の少数民族ではなく、外国人だ、という意識が在日コリアン運動のリーダーには根強いからです。
「朝鮮高等学校」という学校は東京には存在しません。「東京朝鮮中・高級学校」なら北区十条にあります。学校法人東京朝鮮学園が設置主体ですが実質的には朝鮮総連の経営する各種学校です。
「民主的民族教育」を標榜していますが北朝鮮の国民教育に準じていることは明らかです。教員のほとんどは同じ法人の設置する朝鮮大学校(各種学校)の卒業生で、朝鮮総連傘下の朝鮮教職員同盟に組織されています。
日本の学校の生徒会にあたるものは、朝鮮青年同盟朝高委員会です。「責任指導員」という名の朝鮮青年同盟の活動家が常駐して「指導」にあたっています。
朝教同にしろ、朝青にしろ、朝鮮労働党の影響下にあることは言うまでもないことです。
初中級朝鮮学校で保護者会などが作られ学校改革の動きがありましたが東京朝高には保護者会はないと聞いています(数年前のことです)。組織専従者の子どもたちの割合が高く総連中央の直轄学校的な要素が強いのでしょう。
主体思想に基づく国民教育に疑問や批判を持つ朝鮮学校の保護者の人たちも私たちの連続講座に何人か参加されていました。
こういう学校が「連続講座・民族共生教育をめざして」を企画し、講師として萱野茂さんを招くということがありえたでしょうか。
どういうところから来た間違いなのかわかりません。
あれから12年がたちました。拉致事件が発覚するなどして朝鮮学校の実態にも変化が表れているのでしょうか?
在日コリアンの自主的な教育機関として誕生した朝鮮学校が、<北朝鮮独裁政権ー朝鮮総連>のくびきから解放され、多文化共生・多民族共生をめざす学校に変わっていってほしいものですがそんな話はどこからも聞こえてきません。
「川越だより」萱野茂さんとアイヌ新法
http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/d/20070710
「川越だより」「祖国」訪問http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/661e390ed201d135de065a656adc3db1