川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

今山遊歩道

2011-02-19 18:16:01 | 出会いの旅

2月16日(水)晴れ

伊豆高原の保養・二日目。一月に続いて西伊豆遊歩道「今山コース」に挑戦する。一月は安良里港から網屋崎に行くのが精一杯だった。今度は反対側の田子から網屋崎を目指す。

●安良里の網屋崎http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/be000fa84323d9afac43749a3a9888ee

交通指導中?のお巡りさんに旧田子中学校まで先導してもらってグラウンド脇から今山への細い道を登る。運転する妻には風景を見る余裕はないが田子港の美しい風光が眼下に見える。対向車があるとたちどころに困ってしまう道だが幸いにもそのようなこともなく「今山遊歩道入り口」にたどり着いた。農作業中の地元の方の指示に従って道路脇にワゴンRを止めさせてもらった。ここまで来た車がUターンしなければならないので一台止めるのがやっとだ。

遊歩道の取っつきは急な登りの階段つづきでいつ果てるのかと思うほどだ。途中の四阿で夕日の美しさで知られる駿河湾の景色に見とれたあと息を切らしながら頑張って登るとベンチのある広場?に出た。戦中戦後の食糧難の時に開墾してサツマイモなどを作ったのか?それにしてもこんな急斜面の道をどうやって行き来したのだろうか。子どもの時、山の畑のサツマイモを収穫して籠で運ぶのを手伝ったときのことを思い出した。前後に籠をつけたオクを肩に食い込ませながら少年の僕も山道を下りた。しかし、そんなことがこの急峻な崖の道で出来るのだろうか。

ベンチの脇から今山に登る道?があるというが、そちらは棄権して安良里港方面に向かう。昼のチャイムを聞いたような気がするので日当たりの良い道脇で昼食にする。よく見ると遠くの空高くうっすらと富士山の頂が見える。麓の方は霞んでいて何も見えないのに頂の方だけが浮かんでいる。よく見ていないと空の色にとけ込んで見失ってしまう。

この富士山の姿は木の間越しに安良里港方面に進む間、ずうっと見えていたのではないか。あのすっきりした冬の富士山とは違って、幻の世界に迷い込んだような不思議な気がした。

どこから引き返そうかと思い悩みつつもとうとう網屋崎への分岐まで来てしまった。念願を達成して四阿で一休み。残念ながらここからは安良里港の展望はきかず、先月到達した網屋崎も見えない。

同じ道をたどって田子側の登山口に引き返した。UP,DOWNの激しい道で僕にはけっこうハードだがこの日であった若い人はすいすいと歩いているようだった。田子側の急傾斜地に植えられたアロエの花を愛でに来たらしい。

●今山遊歩道http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-60899.html

3時過ぎに田子を出て松崎・河津を経て宿にたどり着いた。土手の河津さくらは一分咲きか。

 

これで西伊豆町の田子・安良里の遊歩道歩きも一段落か。昨年の一月から2年がかりだった。伊豆高原から半島を横断して通ってくれた妻に感謝。

西伊豆の散歩道はまだまだある。大瀬崎等々。昔歩いた南伊豆の遊歩道も歩いてみたい。

 

●西伊豆②安良里と田子http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/066a5ba4e534a5b5a2e60a494a42147d