川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

孫正義さん「できるかできんかわからんけど、やらないかんことがある」

2011-05-02 08:38:13 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

一昨夜、自由報道協会の主催する記者会見で孫正義さんの話を聞いた。ポケットマネー10億円を投じて「自然エネルギー研究財団」を造り、エネルギー政策の転換を目指すという。率直で力強い話だった。

 会見の冒頭の孫さんの話

 「福島に行き、現状を見てきた。津波で受けた被害とはまた別の悲劇、悲しみ、があった。今後さらに原発の被害は悪化する可能性もあり、現在進行形で続いている。原発は止めるべきなのか、止められるのか。考えなければならない。震災が起きる前は、原子力発電について、賛成、反対の意見も持っていなかった、考えたこともなかった。恥ずかしい話だが、電気はあって当たり前だと思っていた。」

 本当かいなあとも思った。情報革命のリーダーが「原子力発電について…考えたこともなかった」「電気はあって当たり前だと思っていた」なんて。そうだとすればほんとうに「恥ずかしい話だ」。

 でも、この人は本当にえらいひとだなあとも思った。恥ずかしい自分に気づいた瞬間から少年のように悩み考えた。「原発は止めるべきなのか、止められるのか」。

 そして今、社会的責任の一端を果たそうと記者会見に臨んでいる。

 孫さんの話はとてもわかりやすかった。彼がどうやって原発を止めようとしているかがよく分かった。

最後の方で「できるかできんかわからんけど、やらないかんことがある」「覚悟はある」とおっしゃった。力のある人の心のこもった言葉にぼくは感動した。

 みなさん、時間を作って聞いてみてください。

 

 ●自由報道協会・孫正義さん記者会見(4月22日)

http://www.ustream.tv/recorded/14195781#utm_campaign=twitter.com&utm_source=14195781&utm_medium=social

 

参考記事

「生まれてきた使命を果たす」ソフトバンク・孫正義氏"自然エネルギー財団"設立」

 ●http://news.livedoor.com/article/detail/5514784/?p=1