イースター
Fricassé d'agneau リグーリア地方の復活祭の伝統料理
イースター Pâques 復活祭では新しい命を大切にいただく習慣があります
仔羊や仔ヤギ、仔ウサギを食べる習慣がヨーロッパにはありますが、今回はプロヴァンス産の乳飲み仔羊を使って、リグーリア地方の伝統料理を作ってみました。
ちなみにリグーリア料理って馴染みのないかっも知れないですが、雑誌CREA TRAVELLERでは
どういう料理かというと海と山に挟まれたジェノヴァとリグーリアの地方料理は、即ち良質な食材中心の料理。新鮮な魚介類に、海面から陽光が照り返す丘の斜面ではタジャスカなどオイル好適種のオリーブやバジルにハーブ、野菜が育ち、山ではジビエやキノコもとれるなど、食材の水準が素晴らしく高い。
時に、驚くほど大胆でミニマルな組み合わせながら研ぎ澄まされた手法というより、食材の恵みや鷹揚さが際立つ味わい。シンプルなのに真似できない、そこがリグーリア料理の凄みだ。
と紹介されていました。
Fricassea d’agnello con calciofi
仔羊のアーティチョーク入りフリカッセ
牛乳やクリームが入らないフリカッセと言う煮込み料理も珍しいですが、地域に根付いた食材であっさり仕上がってとってもほっこりしました。
理にかなってるな〜!!
と簡単に思いつつも、でも、どんな理を料ってるのか?
宗教と気候風土、ローカライズを感じました
伝統として、こんな素晴らしいレシピを残してくれてる事に感謝です
節制なのか?抑制なのか?人類が四苦八苦して試行錯誤して暮らしてきた知恵が詰まってるのが伝統的なレシピだと思っています、、、たまに作ると発見というか知識不足というか?学びが豊富です
伝統を紐解くのは本当に面白い、、、準備するのは面倒くさいけど、伝統レシピに沿って料理してみると、今、目の前にある当たり前の、目に見えない価値の意味に気づかしてもらえます
イースターは復活祭と言いますが、自分自身も無知さに気付かされ、復活させられたと思います。
ちょっと時間かけて丁寧に作って良かったです。
歴史と自然と気候と土地の織りなす妙に感謝!
イノシン酸❌グルタミン酸
仔羊肉❌アーティーチョーク
UMAMI + Condiment = Santé