素朴で質素
流石に11月末ともなるとニースも随分冷えてきました。
少し風邪🤧引いちゃいましたが、、、なんとか元気にやってます。
この地方ではポロ葱とレモンでリゾットを食べる習慣があるのですが、今回はちょっぴりアレンジしてポロ葱と地元で採れた柚子と、生姜でリゾットを作りました。
身体の芯からほっこりと、ポカポカとして頂ければな〜って思います。
なんでこれがニースの伝統なんだって思うかも知れないけど、ニースって今ではキラキラした感じするかもしれないけど、どちらかと言うと貧しい漁村って言うのが昔のイメージで、、、サヴォワ公国の山の文化を大切にし、質素で素朴なのがこの土地らしさなんです。
今のようなテクノロジーがない時代
多分、今と違って自分の身体に向き合って作ってきた地域の伝統料理は心や身体に優しく考えられてて、健康に生きる為に気候風土にそって生み出されたレシピって感じで、欲を満たすと言うよりは、必要最低限って感じがします。
でも食べるとやはりほっこりはします。
それに比べ王様や貴族のために考えたと言われる料理はもしかしたら古典や王道とか言われるけど、贅沢の為であり、快楽の象徴であるように思っています。お姫様の様に扱ってくれ〜とか、金払ってるんだよ俺はって言う人には、、、それで良いかと思います。(苦笑)