令和の意味
このコロナ後だからこそ改めて読んでいただきたい記事です。
今だと元号の令和の意味をより深く理解できるように思います。
https://www.meiji.net/life/vol244_kenji-yamazaki
令和には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ、という意味が込められている
「梅花歌三十二首」とは、当時、大宰府の長官であった大伴旅人が邸宅に官僚仲間を招いて宴を催し、各人が梅を愛でながら詠んだ歌です。三十二首の歌が詠まれる宴とは非常に規模が大きく、万葉集でも他に例がありません。
一人ひとりがとても自由な捉え方、異なる観点で梅の花を詠んでいて、今日的な言い方をすれば、多様性に富んでいる宴歌なのです。
こういう歌を詠めと促された表現ではなく、個々の表現が尊重された結果としての多様性が息づいているのです。
「令和」には、一人ひとりを尊重する社会への願いがある
一人ひとりが大事にされる、一人ひとりが自由にものが言える、そういう時代であって欲しい、そういう時代を創っていきたい、という願いが、令和には込められているように思います。
「梅花歌三十二首」には、個々の表現が尊重された結果としての多様性が息づいている、と述べました。そのようなあり方こそ、これからの時代にふさわしいと考えて、「万葉集」を出典とした、と私は解釈します。