本日、東京のイトコからの依頼
で包丁を研いだ。
母の2本を合わせて10本の包丁
を研いだ。
研ぎ上がり後に自分の肥後守を
研いだ。
一番時間かかったのは肥後守だ
った(笑
糸刃は付けている。
糸刃は付けている。
鋼の熱変態の働きがよく出て
いる。
その働きを浮かび上がらせる
研ぎをする。
これは単なる包丁研ぎ・ナイフ
研ぎのやり方では絶対に出てこ
ない。
日本刀研磨の技法を援用する。
映画『首』ファイナル予告
面白かった。
克明に実際の時代背景まで解説
した論評を書いたが、キーのミス
タッチで一瞬ですべて消えた。
同じものを書ける事は書けるが、
文字数が3万字に近いので、再び
書く意欲が無い。
歴史的事実と現代社会性まで含め
て本作の表現描写についての評だ
った。
簡潔に言う。
本作、あらゆる点で良作である。
リアル。
ただし、秀吉が東京弁である事
と、名前を諱(いみな)で呼称し
ている点を除けば。
もう一つある。
人間の頭部は体重の約10%。
体重65kgならば6.5kg以上ある。
頸椎切断して頸部まで残存して
いる場合8kgを超えるだろう。
それを映画では軽々と片手で
掲げる。
これ、時代劇によくあるが、
リアルさに欠けすぎる。
ボウリングの軽いボールと同じ
程度の重量があるのが人間の
頭部だ。
あまりに重いため、敵の首を
取った時に腰にぶら下げる事
ができないので、やがてイク
サ場では目印の刃物を耳穴に
突き立てる事が行なわれるよ
うになった。
あとで頭部を回収するためだ。
それが小刀の貫級刀である。
頭部を切断して首級を上げるの
が戦国武士の習慣だった。
日本の武士は男色であると同時
に首狩り族だったのである。
かなりの良作。いろんな意味で。
R15なのでテレビで放送される
事はない。
ぜひ映画館へ。
最ラストシーンは秀吉の出自を
如実に表す表現となっている。
北野武監督、なかなかやる。