
これ、詐欺だから。
峠の途中にモトカフェがある
なんて最高だ。
場所は神奈川県相模原市。
新宿からズドンと行った国道
20号線大垂水峠にある。
その店は通称「BB」。
だるみを愛したオーナーが
2024年3月にオープンさせた。
新宿都庁あたりから丁度55km。
今の私の住むとこから岡山県
のZ-YARDへ行くのとほぼ同じ
距離だ。
Z-YARDは高速インターそばの
農村地帯にある。最初は迷う
のが定番(笑
この大垂水のバイカーズベー
カリーはかなり人気で流行っ
てるみたいだ。
やはりウマい食い物がある店
はライダーだけでなく四輪の
人たちにも流行るだろう。
♪詰め込む飯を食べさせる
ねぇマスター作ってやってよ
(古っ)ではないけどさ。
飲み物と食い物。寛ぎ空間。
これ、二輪者愛好飲食店舗の
条件。
それが全国一メジャーな峠の
途中にある。最強無敵。
峠のドライブインでかつ丼
食いてぇ~。
今は全国絶滅危惧種なので
峠の茶屋どころかドライブ
インが絶滅しかけている。
(1986年)
国道20号山岳ワインディング
ロード、大垂水峠。
「おおだるみ」と読む。
最近は「おおたるみ」と読む
のが正式のようだが、古くは
「おおだるみ」だ。
1980年代には走り屋のメッカ
で、通称「だるみ」と呼ばれた。
今では古いおおだるみ読みは
バス停に残る程度。濁らない
おおたるみ呼称が一般化した。
地名としては「おおたるみ」な
のだろう。ただ、昔は確実に
「おおだるみ」と呼ばれていた。
「たかたのばば⇔たかだのばば」
「いとざき⇔いとさき」のよう
なものだろう。
だるみはバリバリ伝説でグンと
秀吉が走った峠のモデル。
私はバリ伝連載以前から走って
いた。高校の時も学生の時も社
会人になってからも。
ちょいと峠という時には都心部
からそう遠くない大垂水が定番
だった。
峠のコーナー外側にあるドライ
ブインは常連だった。
今はドライブインは廃業し廃墟
となっている。
そのドライブインの少し先の
相模湖寄りにモトカフェがオー
プンした。
MCの首都圏のメンバーの何名
かが昨日ちょい走りで寄って
みたようだ。
かなり美味かったとの事。
こいつぁいいぜ。
二輪乗りさんたちが好きそう
なメニューを揃えている。
このバイク、くれ!(笑
スリック状態まで走ってくれて
サヨウナラなのでタイヤ交換し
たそうです。
友人にガチ走り人がいて、私で
さえ躊躇するような距離を走る。
距離を走れない人たちは距離を
走る人を指して「長距離マウン
ト」とか勝手に言ってるが、そ
れは自分が走り込みをできない
やっかみだろう。
走る人は意に介せず走る。とこ
とん走る。
走った挙句、タイヤはスリック
状態のようになる。公道を走り
続けて。
私の友人のタイヤの特徴は、日
本全国ロングライドをしようと
も、真ん中だけが減るという
現象を発生させない。
一般的なツーリングマンは真ん
中だけが減るのだが、この男の
マシンのタイヤは両サイドの
ほうが真ん中よりも減る。
まるで1980年代の峠マンのよう
に。
タイヤがまんべんなく減るのは
山岳ルートもよく走るからだ。
しかも、タイヤを潰す面圧走行
をさせて。
適正な乗り方だ。
フォームはとても綺麗で、爪先
はまっつぐに前を向く。
極端なハングフォームではない
ウィズ気味のフォームだが、実
に綺麗なクリスチャン・サロン
のようなフォームでワインディ
ングを快速で駆け抜ける。
大型バイクだろうと小型だろう
と乗り方は変わらず、実に綺麗
な乗り方。見ていて気持ちよい。
あと、私は共走りを何度もした
が、巡行ペースがMC並みに速い。
これは私は何ともないが、やは
り距離を乗れない案山子石灯篭
載りの人たちだと、ついていけ
ないのは確実だろう。延々と
高速度ペースで高速道路では巡
行するのだから。
見知らぬユーチューバーに捉え
られて動画にも出ている(笑
玄人現るとか書かれてる(笑
【※】この動画見たら今すぐ阿蘇へ
行きたくなっちゃいます。
【やまなみハイウェイ〜ミルクロード】
この男の特徴。
転ばない。
それに尽きる。
トロトロもたもたした走りなどは
しない。
キビキビちゃっちゃとした走りを
していて、全く転ばない。
大昔原付でサバゲフィールド近く
の砂利道でコテンとバイクを倒し
た事があるだけ。
とにかく転ばない。大型バイクで
も。
長距離乗り過ぎサヨウナラにて
今はマシンを換えたが、とにかく
転ばない。
理由は分かる。
適正乗車姿勢(立ち乗りじゃない
よ。立ち乗りで高速度旋回もこ
なす変態だけど)で超低速走行
も高速度快速走行もお手本のよ
うにこなせるからだ。白バイ隊
員の運転のように。
上手いというレベルではなく、
それを超えたお手本レベル。
ただし、寝かせる時にはマシンを
かなり寝かす。
でも転ばない。コントロールが
適正に出来ているから。
走り人であると同時に、本物の
乗り屋だ。
乗り屋ゆえ、ロングディスタンス
ライディングでも全く身体も何と
もない。まあ、二輪に乗る人は当
たり前の事だけど。
私は思うんだけど、この若い友人
のような人は特別な事ではなく、
この人クラスの二輪乗りが本当は
標準なんだと思いますよ。
1980年代にはこの男のような乗り
屋、走り人がワンサカといた。
今の時代、まともに二輪に乗れな
い人だらけだから、こうした転ば
ない人や長距離をドカンと走って
ケロリとしている人が特別なよう
に思われる世情のようだけど、
それは走行偏差値というか基準値
のレベルが尋常ならざる程低下し
ているのが現代だから、こういう
友人のような走り人が異様に映る
だけでさ。
二輪乗りは乗って走ってナンボ。
これ、当たり前の事だと思うの
だけど。
属性としては私も完全にそれ。
俺らからしたら、俺らのこのス
タンスが標準であって「こっち
側の人間」であり、俺らは「あ
っち側」ではない。
まあ、人それぞれだけど、何か
物を言うと「マウント」だとか
思い込む閉塞的観念の人間が今
は多すぎて、ホントみみっち過
ぎる。
最近ではメールで句点「。」を
使ったら「丸マウント」とか感じ
る心狭いやつらが蔓延してるらし
いけどさ。
何か思う事もあっても物言いでの
激論も避けて陰でこそこそ何か言
う。
人間がつまんねー。
走り人の友はこういうとこも
サクッと行ったりしている。
たまに尊師になったりもする(笑
けさ、連絡が来たので、どっか
行かね?と言ったら、既にきょ
うは小型二輪で西方面に向けて
走ってるとの事(笑
走るね~、とことん。
航空パイロットの飛行時間と同
じで、この人の乗車走行時間、
凄い物があるのではなかろうか。
てなことで、どこかでインター
セプトしてやろうと思う。
俺も走り出す。
じゃ、またね。
キャンプをやめる人たちの理由
話にならない。
私は55年以上キャンプをやって
来たが、本当に話にならない。
最初からアウトドアもキャンプ
も好きではなく、ブームだから
なんとなくやってみようかな、
で初めてしくじる間抜けたち。
とっととやめてもらっていい。
そのほうがいい。
これは「日本刀ブーム」なる
ものが10年程前に登場した時
にも感じた。
所詮ブーム、流行に流されて
迷い込んだ浮遊層であるので、
本腰入れも定着も無い。
そんな事は見えていた。
SFアニメとコラボとかわけわか
らぬ色物で脚色した演出が全
国的に蔓延したときにも心底
うんざりだった。
それに嬉々として乗った馬鹿な
刀工や関係者も大勢いたが。
今、本物だけが残っている。
日本刀の世界もキャンプも。
これが正常化された状態だ。
特にキャンプに関しては「暑い」
「寒い」「疲れる」とか論外だ。
話にならないどころか論外の外
の大気圏外。
消えてくれ、頼むから。
そういう連中が混雑させないで
くれ。サイトを広げて水場への
導線を遮る事をしたり、キャン
パーたちの環境を乱す好き勝手
やるのはよしとくれ。
ただ、そういう流行かぶれの
種族たちは、キャンプに関して
はオートバイとは重ならないと
思われる。
なぜなら、オートバイこそは、
暑いし、寒いし、濡れるし、
汚れるし、疲れるし、危ない
からだ。
キャンプブームに乗ってキャン
プの世界に入ってみて実態を
知ってすぐにやめた連中は、
オートバイには乗らない連中
だろう。
だが、コロナ前あたりにプチ
バイクブームというのがあった。
みんなが乗るから乗ってみよう
という軽佻浮薄な感性で参加し
ようとする連中がわんさか二輪
の世界に参入した。
ヤキトリ姿焼きカカシ石像硬直
載り族。
だが、これもキャンプや日本刀
と同じく、本気モードの本物の
連中しか残らない。
あるいはブームなど関係なく
遥か昔からやっていた連中しか
残らない。
それでいいのだ。
それが正常健全着実堅実な世界
だ。
ニワカはとっとと消えてくれ。
邪魔。
楽しむのは誰でも自由だ。
だが、人の自由を侵害する自由
は人には無い。
ここのところよく勘違いしてい
る者たちがニワカの殆どだ。
道に従え、とまでは言わないが、
そこはかとなく参加してどんど
ん人と自然の関係を深化させて
その道の喜びを獲得して広げる
ならともかく、いきなり登場し
て我が物顔に振舞うのが多いの
はどういうことか。
邪魔。
雲霞のごとく現れて食い散らか
して場を滅ぼして立ち去るイナ
ゴの来襲みたいだ。
要らない。そういう連中は。
本気モードの人たちは年齢性別
問わず大歓迎だ。どの世界でも。
そういうもんじゃない?
ホントの世界って。
私はキャンピングフィールド
でナイフを帯びる時、一般的
によく見られるように右腰に
真下に切先を向けてベルトに
ぶら下げる事はほぼしない。
このような左腰に刀のような
ポジショニングをさせる。
それは大きなナイフでも。
利き手と反対側の腰に位置させ
る理由は、単純に実利性からだ。
非常に使いやすい。
フィールドでは私はこれ。
利き手の逆側の腰に帯びる。
そして、左腰にナイフを帯びる
最大の理由は、クロスドロウが
単純に好きだからだ。
好きこそものの上手なれ、とい
うやつ。好きで便利で使い易い
ポジショニングにナイフを帯び
る事で、操法の技術もどんどん
向上する。
ピースメーカーのクロスドロ
ウポジション。西部開拓時代
のギャンブラー(ガンスリン
ガー)は、テーブルに座った
まま抜き撃ちに迫られる場面
もあったため、居合撃ちの為
にはクロスドロウポジション
に銃を携帯した。
I'm your huckleberry Tombstone scene
この映画『トゥームストーン』
でのドク・ホリディとリンゴ・
キッドの決闘は西部劇史に残る
名シーン。
リンゴ・キッド。コルトSAA。
ニッケルモデル。象牙グリップ。
銃の位置はバーチカルポピュラー
ポジション。
ドク・ホリディ。コルトSAA。
ニッケルモデル。象牙グリップ。
クロスドロウポジション。
銃はフィフティ・フィフティだ。
腕と居合撃ち可能なポジション
のみが命の行方を決める勝負と
なる。
速く正確に撃った者が生き残る。
結果は生か死しかない。
キャンプツーリングは1980年代
からやっていたし、今もやる。
だが、本音のところはバイクで
キャンプに行くのはさほど好き
ではない。
キャンプを主体に考えるならば
四輪でキャンプに行ったほうが
楽しみが広がるからだ。
二輪で行くのはキャンプが目的
ではなく「道行き」にこそある。
ツーリングが主体で、宿泊はそ
の付随物だ。
ただ、二輪にキャンプ道具を積
載した場合、最大のネックが生
じる。
それは積載物過多により、二輪
独自の機動性や軽快性が損なわ
れる事だ。
つまり、車体を直立させて真っ
すぐ走る事が自ずとメインとな
り、二輪で走行性能を楽しむ事
はほぼ捨象される。
そうなると、二輪が単なる移動
手段の車両となってしまう。
これは、永遠の解決テーマで、
二輪に対してそのような接し方
をするのは、二輪本来が持つ
能力特性を丸無視する事になる
のだ。
単なる移動手段としての車両な
らば四輪でいいじゃん、という
結論が即答で出て来てしまうの
だ。
そこは二輪でのキャンプツーリ
ングにとっての永遠の課題。
できるだけ装備は必要最低限に
絞り込むのはアウトドアでの
野営や踏破の大原則だが、連泊
キャンプとかになると、二輪に
積載する装備も絞り込んでもか
なり多くなる。
すると二輪で軽快な旋回等は不
能になる。ただ立てて真っすぐ
行くだけ、という走り方になる。
そうなると、わざわざ二輪で行
く意味は?という問題が生じる。
そこなのだ。
オートバイを全く寝かさずに、
ただゆっくりと真っすぐ立てて
走るだけで二輪を楽しめる人た
ちは一般的キャンツーでも問題
も疑問も感じないだろう。
だが、やはり、旋回走行をエン
ジョイできる行程が道行きの
途中で無いなら、私は全く二輪
を楽しめない。玉子かけご飯の
玉子抜き、みたいな感じで。
解決方法。
それは装備を極限まで減らす事。
大西部を愛馬に跨って旅をした
ワイルドウエスタンの男たちが、
馬にはベッドロールと食器と
少ない食料だけ積んで、そして
ピースメーカーとウィンチェス
ターとナイフだけを装備して荒
野を行く。
そういうスタイルに完結させる
事で、現代でも二輪野営旅=
モーターサイクルキャンプツー
リングのキャンピングアウトは
二輪でのロード走破性が拡大す
る。
まあ、人それぞれだけどさ。
スタイルとして、ただの一泊の
300km圏内のキャンピン'ナウト
などの装備は、真夏はこれだけ
で充分だ。
フルフェイスさえいらねえ。
こんなもんだってばさ。
ナイフは必携ね。これは絶対に。
食事用と工作用の2丁が必要。
衛生管理を舐めたら野外では
自分で死を招く。
「アウトドアでは豪快に」とか
言って不衛生なナイフで食材を
カットしては絶対にいけない。
なかなかいいぜ。
実際にやると。
シンプルモーターサイクルツー
リング。キャンピングアウト。(実際のキャンピン’ナウトで
私が撮影した画像)
こちらはキャンプでも野営でも
なくロングライドで宿泊には宿
を取ったという特殊事例だが、
2泊3日での2,000kmちょい切り
行程であっても、装備はこれだけ。
理由は宿泊や観光がメインでは
なく、走りが目的だから。
ロンツーだろうと、軽快に走れ
ないのなんて嫌だいっ。
夜明け前に出発して走り初めて
から約540km時。
まだ午前中だ。
最高のロードはどこまでも続く。
日没まではまだ8時間以上ある。
まだまだ走る。
こうでないとさ。
還暦過ぎても実際にこれ。
走れるならば、走れるだけ走る。
走るためだけに走る。
【卓上のひとり遊び】世田谷
ベースのエアガン事情
幸せな人生を送っていると
思う。
所さん的なモノへのアプロ
ーチの仕方は私は大好きだ。
そして、ライトに語りながら
も、かなり深い所を突いてい
る。
所さんの名言がある。
「今の世の中のエコはエコじゃ
ないから。
本当のエコは、古い物を直し
ながら使い続けるのがエコだ
から」