
ゴロゴロ~と雷、ザッパザッパ~と雨が降ってるのに、お盆休みに入る前に、どうしても楽器メーカーさんに行っておかなくちゃならなくなりました。クルマに乗り込んでラジオを点けると、ちょうど「えー、ただ今、神奈川県東部に大雨洪水警報が発令されました」とか何とか。「今かー
」。ワイパーをキュッキュ、キュッキュと最速にしても、サッパリ前が見えない中、「KORG(コルグ)」という会社に、予定よりちょっと遅れて、やっとこさ辿り着きました。
KORGというのは「YAMAHA(ヤマハ)」「ROLAND(ローランド)」と並んで、まぁ日本の3大シンセサイザーメーカーの1つです。ライブやテレビでキーボーディストの使っている楽器をチェックすると、まず大抵、この3つのメーカーの製品が一台以上は入っていると思いますよ。ぼくも何だかんだと必要に迫られて買っているうちに、この3つのメーカーだけでも、全部合わせて15台以上は持ってます。それに海外メーカーの製品も併せたら・・・(笑)。それぞれに愛着や思い出があって、使ってなくとも、なかなか売ったり、ましてや捨てたりって、できないんですよ
。家にも数台ありますが、大半は倉庫を借りて、そこに大切に仕舞ってあります。
あ、そもそもシンセ(サイザー)って、わかります?簡単に言えば、電子的に音を作って、加工して、色々な楽器に似た音から、自然界に存在しない音まで、実にさまざまな音色を作れる、鍵盤楽器です。キーボードをやっていると、どうしても必要になってくるんですね。ピアノだけ弾く人なら、ピアニスト。オルガンだけなら、オルガニスト。これにシンセも加わると、もう面倒なので(?)、「キーボーディスト」、なんて呼び方が一般的なのかもしれません。鍵盤なら、一応、なんでも!みたいな感じですかね。
でも、それぞれ楽器によってタッチも違うし、一口にシンセと言っても、最近のでは1000種類以上の音色が入っているものも沢山ありまして、その音色によって、弾き方も変えていかなくちゃいけなかったり。でも、そういう事を考えながら、四苦八苦してプレイするのも、楽しいんですけれどね。
80~90年代は、まぁ、あのバブルの頃と時期がダブるわけですけれど、「打ち込みサウンド」といって、シンセの音色がふんだんに使われた曲が溢れてましたけど、ここ最近は、古き良きもの、より暖かみを感じるもの、シンプルなものが求められているということでしょうか、ヒット曲などの中にも、素朴なピアノやオルガンの音を、前よりもよく耳にするようになりました。確かに、いかにも、というシンセの音色ばかりをずっと聴いていると、少し疲れたりします。グランドピアノや、オルガンは、そんなことないんですけどね。
とはいえ、シンセはやっぱり必需品。そして、ピアノやオルガンはもちろん、僕もシンセ、大好きなんです。ほんとね、シンセだけ語らせても、ブログ軽く100日分は書けますが、多分ね、100日後には、ガラっと、読んで下さる方の層が変わってることでしょうけれど(笑)。
写真手前左のが僕が持っていったものです。昨年の奈美恵ちゃんツアーでは、メインシンセとして大活躍してくれました。今日、KORGさんには、ちょっとした質問と、このシンセのメンテナンスをお願いしに行ったのですが、ショールームにディスプレイされていた沢山の機材を前にして、あれこれ突っ込んだ質問をしても、ちゃんと丁寧に答えていただいて。ついでに、共通の知り合いのキーボーディストのちょっと面白い裏話なども聞けて(笑)、楽しい時間を過ごしてきました。
僕ねー、いつか、持ってるシンセ全ー部、一部屋に並べたいんですよねー。あー、並べるだけじゃくて、そういう専用の部屋、ってか早く言えばスタジオが欲しいってことなんですけど。いいなー、夢だなー。勿論、グランドピアノも、ハモンドオルガンも置いてねー。あー、いいなー
。
帰りには雨もぼちぼち小雨になってくれていました。良かった良かった。さて、今日はもうちょっとお仕事。シンセの音作りもせねば
。しかしこれが楽しくてですね、すぐに時間過ぎちゃうんですよ。ってことは、ぷしゅ、は何時になるかなぁ(笑)。
あ、さっき「キーボーディスト」って、ググってみたらですね、一番上に、ウィキペディア(Wikipedia)でヒットしたんですけれど。なんてことでしょう。説明の下の、「日本の代表的なキーボーディスト」の中に、なんと僕の名前が
。ビックリしましたYO!恐れ多いですYO、YO!しかし、「川村ケン(スタードッグズ)」って(笑)。すごいなー、柑橘系の威力(笑)。
では。