
せっかく来ていただいたんで、とりあえずお茶でもどうぞ。・・・って、それだけか~い(笑)。
---追記。---
帰ってまいりましたー
。ゴハンは、これからですが(笑)。美味しそうなサトイモの煮物を見つけたんで、買って来ました。それで一杯飲んで、あとは、お蕎麦にしようかと。
「ウチ、お茶屋さんだったんです。」
って言うとね、特に関西の方なんかは「ええっ
?川村くんって、お茶屋さんの息子なの?」と、びっくりされることが今まで何度もありました。
芸妓さん、舞妓さんを呼んで貰ったりして飲んだり、遊びに興じたりするお座敷を「お茶屋さん」って、言うんですよね、京都の祇園などでは
。
ですから勿論、ウチもですね、じゃなくて(笑)。ウチは言うなれば「お茶っ葉屋さん」、だったんです。僕が小学校に上がったくらいに、母が、商店街でタバコ屋を営んでいた母の実家の土間を改装、利用して始めたんです。15年くらいやってたのかな。もう今は辞めてしまいましたけど。
静岡の問屋さんから直接仕入てたんですが、お店の「売り」だった「深入り茶」は、今では一般的ですが、当時はまだ東京では珍しかったらしく、買ってくださったお客さんに「なんだか、随分色が濃いけど、葉っぱ、入れ過ぎかしら?」って良く訊かれてました。でも、色が濃いのは深入り茶の特徴で、でも飲んでみると決して渋くなんかなくって、香ばしい香りがプ~ンと立ち上って、とっても美味しいんですよ。
そんなこんなで馴染みがあるせいか、今でも大好きなんですよ、深入り茶。深入りの「抹茶入り玄米茶」なんかは特に大好きで、家では今でもその問屋さんの(つまり当時ウチで売っていたもの)を手に入れて飲んでます
。
新茶のシーズンや年末などの大売り出しの時なんかは、ノボリをいっぱい立てたお店の外に立って、よく僕も手伝ったんですよ。エプロンして、小さな湯のみ茶碗乗せたお盆持って(笑)。「どうぞー、お茶、めしあがっていってくださーい
」ってね。いれるのも手伝って、その僕がいれたお茶を、買い物帰りのおばさん達が「あら、美味しいわね、じゃ、一袋貰おうかしら」って言ってくれたりすると、これが嬉しくてですね、宣伝する声がちょっと大きくなったりして(笑)。昔から単純なんですね(笑)。
美味しいお煎茶は熱湯ではいれずに、湯飲みや湯冷まし等で少~し冷まして、70~80度でいれて下さいませ。旨み成分のテアニンがたっぷり出て、さらに美味しくいただけますです、ハイ(笑)。テアニンには医学的にも精神をリラックスさせる効果があるんですよー。コーヒーのカフェインの丁度逆の作用になるんですよー。たくさん飲みましょう、お茶。
ではー。ズズー
。
・・・じゃなくて、ぷしゅ
(笑)。