メンバー皆でノルマのチケットを手売りして(でも余る)、蓋を開けたら結局、お客さんはガラガラ、しかも全員顔見知りばっかりだったアマチュア時代。「いつか満員のお客さんの前で。」と夢見ていたあの頃に、今日はトリップできました。サササササ最高。
---追記。---
先ほど帰り着き、わーしゃーびーあーしてサッパリしました。
今夜、福島県郡山でギュウギュウ詰めのライブに参加された方々、普段通りの生活をされてた方々や、土曜日になんでどこかに遊びにいかれてた方々なんかも、今頃は皆さん、無事にお家に帰られた頃でしょうか。ぼくもリラックスタイム。ぷしゅ、しながら書いております。ちょっと雨が降っていますが、もう気にしない、気にならない時間。
いまはZEPPやBLITZみたいなところも「ライブハウス」って呼びますが、僕はアノくらいのキャパ(500人くらいを超えたあたり)になったら、そうですね、例えば「クラブ」っていうような感じでちょっと分けて考えています。
ライブハウスって、やっぱり100~大きくてもせいぜい400人くらいのイメージです。100人だって、普通のバンドなら自分達の力だけで満員になんて、まずもー大変。プロになれば、それなりにメディアを使って宣伝してもらえたりもしますが、アマチュアはそうは行きませんしね。まぁ、このアマチュアとプロというものについては、長くなるし、また機会のある時に改めてお話できたら、と思います。まー、色々思うところ、あるんで(笑)。
じゃあデビューした、プロになったから、といって、でもやっぱり実際ライブに足を運んでもらう、っていうのはそう簡単なことではないんですよね。一生懸命働いたりアルバイトしたお金から、何千円っていうお金でチケット買って、グッズも一生懸命考えて買ったりしますよね。実際、電車賃もかかるし、ゴハンも食べなきゃだし。その上で、しかも一回きりじゃない。「来て良かった。また次も行きたい!」って思ってもらって、次に繋がる、そんなライブをしなくちゃならない。
そういう意味では、今日みたいな小さなライブハウスというのは、ある意味、僕達にとっては、試される場所なんです。だって、ギミックが一つも利かないんですから。
普段からしたら考えられないような自由の利かない音響装置、指を折って数が数えられるくらいの少ない照明、映像や立体的な演出なんて事は何一つ出来ない、平べったい、狭い舞台、といったところで、長いこと巨大なアリーナでずっとやってきた男が(バンドメンバーも大半はアリーナ経験者ですが)、そんなミュージシャンが己(おのれ)の「本質」を求められる場所でもあるんですよね。
声だけで、音だけで、お客さんに、どこまで伝えられるか。
ライブ終了後、これまた狭い楽屋に戻ってきて、「やばいね、超最高だったね!うっわー、ライブハウスむっちゃ楽しいわー!もっとやりたい!」って、笑顔で何度も何度も連発していた看板、清木場俊介。僕達サポートメンバーも含め、今日はいつにも増して、大きな収穫を得たようです。「これができるんだったら、いつでも、ここから始められる。」自分達の足元を、各々が改めて確かめられた、そんなライブになったと思います。
僕も、本当~~に楽しかったです。
これからまだまだ、あと19本。そして、大中小で言えば、今日のライブハウスは「中」。もっともっと小さな小屋にもお邪魔します。でもなんか、「こーんな大きなとこ行きますよ」、ってのより、全然楽しみなんですけど(笑)。やっぱり、お客さんと近くで一緒に楽しめるからなんですけどね。
ではっ!