どうも昨日ブログを書いてから、そして皆さんが一生懸命書いてくれたコメントを読ませていただいて、また色々と頭に浮かんでは消え、浮かんでは消え。ぐるぐるぐるぐる。
なんです・・・が、まずは今日はお知らせをしなくては。
清木場俊介くんのシングル「SAKURA」が発売になりました。僕も、ピアノとオルガンで参加させていただいた、とっても想い出深い一曲なんです。
この曲は、僕は録音するその日に初めて楽曲と譜面を貰ったんで、結局「せーの、どん」で録り始めるまで、まったくのノーリハーサルだったんです。フレーズをどうしよう、こうしようとかいう時間もなく、カウントが流れ出しました。そして、呼吸合わせも含め、数回演奏してみました。個人的にはまだ「どうしよっかなー」という段階だったのですが、俊くんが、3回目か4回目だったんですが、Aメロの唄いだしから、ビックリするくらいの情感で声を絞り出したんです。ヘッドフォンから聴こえてくるその声で、僕の「考え」は完全にストップしました。そこに、何も考えずに、乗るだけ。そして自分にだけ聴こえてくる音を、そのまま瞬間的に添えるだけ。ああいうのを無心というのでしょうね。
そして、録音がストップし、メンバーがそれぞれブースから出てきたとき、いつものように「今のテイクさー」というような会話は一切無く、誰も皆、無言でした。僕はすでに自分が何を弾いたのか、その時まったく覚えていませんでした。皆、黙ったままミキサー卓の周りに座ります。そしてアシスタントさんの「では、プレイバックします」という小さな声と共に流れ出てきたのが、今回CDになっている「SAKURA」です。
プレイバックが終わっても、しばらくの間、言葉を発する人はいませんでした。でも僕は、黙っていたのではなくて、・・・喋れなかったんです。プレイバックを聴いて、涙があんなにボロボロ出たのは、初めての経験でした。録りたての生々しい音、皆の一発入魂の集中度の強烈に高い演奏、そして凄いテンションで唄い切った俊くんの唄の素晴らしさは、いわずもがな。あれだけの曲を、頭から最後までスルーで唄って、OKテイクを決めてしまう人って・・・、ほんとそうそう居ないですよ。
そして、今思えばですが、あの涙は、ああいう音楽の持つ、魔法みたいな、奇跡的な瞬間に参加できたという、感動の表れでもあったような気もしています。レコーディングドキュメンタリーで作られたこの曲のPVを見て思い出したんですが、あの時僕は、ピアノの譜面立てに、自分で撮ったサクラの写真を置いてたのを思い出しました(3月30日のブログで使った写真(D40買ったばかりで、嬉しくてプリントした写真を何枚か持って行ってたうちの一枚だったような(笑))。あと、前にライブの時にMPに貼っていた・・・あの夜の星空の写真かな。
・・・よろしかったら。
今月の22日に、俊くんがゲスト出演するテレビ、「月刊MelodiX」( テレビ東京 3:20-4:14)があります。もしかしたら、後ろの方にチラッとだけ、餃子倶楽部の人間がいるかもです。ちょっと遅い時間ですが、こちらも、是非。
さて、と。うーむ。うむむ。(←10分経過)
書きたいことが重なってしまいました。もうひとつね、昨日の、言ってみれば続きを書きたかったんです。広河さんの撮られた写真で、そして僕が写真展で見たもので、特に強く印象に残った写真をネット上で探したら、何枚か、小さいですが見つけることができました。その写真を、ご紹介したかったんです。出来たら、知ってもらって、出来たら共有して欲しいなって思ったんです。でも一日のブログに両方書くにはあまりにも書くテンションが難しいので(読まれる方も、たぶん大変でしょうし。)、また次の機会にします。次の機会、とか言って、やっぱり明日書きたくなってしまうかも知れませんけど。
今月は、何だかやることが次から次へてんこ盛りで、本当に忙しい人に比べたら大して忙しくも無いくせに、やけに時間が無いような気がしてます。時間の使い方がヘタなんでしょう、きっと。なので、ゆっくり写真を撮りに(←と言っても、ブラブラするだけ)行けないので、信号待ちのクルマの窓から顔を出して、一枚。ハタから見たら、なんか盗撮してる人みたいですかね。実際、職務質問されたり捕まったら、ネタにしますね(笑)。
ではー。