自転車置き場をとおりましたら、今日の強い風で倒れて絡まってしまった自転車にお困りだった、荷物を持ったおばあさんがいらっしゃいました。
「あのう」と声をかけられ
「これ、どうしたら立っていてくれるのでしょう・・・」と仰るのです。
風で、どうしても、自転車がなぎ倒されてしまって、おばあさんの自転車が取り出せないのだそうです。
手をお貸しして、下敷きになっていたおばあさんの自転車を起こして、列から引き出しました。
おばあさんからは「どうもありがとうね」とのお礼のお言葉を頂いたのですが、・・・そんな。お互い様ですもの。
「いえいえ、風が強いですものね。どうぞお気をつけて」と言いますと、
僕の顔をじっと見て、
「はい!あなたも、どうか、お気をつけてね。がんばりましょうね」と仰ってくださいました。
何でもないやり取りだと思うのですが、・・・その後、しばらく心が暖かくなりました。
インターネットがお使いになれる地域の方では、もしかしたらご覧になられた方もおられるかもしれません。
未見の方も、どうかよろしかったら、ご覧になってください。
「また再建しましょう」
http://www.youtube.com/watch?v=2zeroCZSrjo
この状況では、みんな、不安ですよね。
でも、たった今まで、自分自身と家族が生きるか死ぬかまったく分からないような状況にいたおじいさんの笑顔と、この一言。
目の前が、一瞬、パアッと明るくなった気持ちがいたしました。
お名前も存じ上げませんが、この人生の先輩たちの一言で、どれだけ気持ちが前向きになることか。
ありがとうございます。
皆さん、気落ちせずに、元気を持っていきましょうね。
・・・こんなことしかかけませんが、僕たちは、皆、この日本に住む、同じ仲間ですから。
逆にね、こんな時だからこそできることも、あると思うんですよ。
助け合っていきましょう。
ではー。