ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今日の、

12号機の水、放射能濃度1000万倍 保安院「核分裂継続か

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110327/dst11032720270061-n1.htm

このニュースには慌てました。

 

福島原発で起きていること

http://ameblo.jp/satoshitaka/entry-10834940369.html

一般的に「そんな心配ないよ。政府が避難させている地域以外は安全だよ、大丈夫」という意見を持つ「安全派」の方々に支持されているという、このブログ記事。

その高松氏をもってしても

『可能性が非常に低い「究極の最悪の事態」』

と仮定したことが、起こっているかも、と思ったからです。

ちなみに、高松氏の、

『福島原発で「今何がおきているか」、「どのような対策をしているか」を政府を通じてリアルタイムに、正確に知ることは不可能です。いくつかの理由で政府はリアルタイムで事実を知らせたくないのです。そして「政府もリアルタイムでは知らない」ことも多いのです。』

『東京電力は、民間企業としてダメージを最小にしたいと考えているはずです。公益企業として、放射能汚染を最小に留めたいと考えていることも疑う余地があり ません。そして彼らは、これほどの重大事を上手に話すような訓練も、経験もしていません。観測された事実以外の推論を話すことは極力さけるようにしていま すから、会見はぎこちなくなります。』

この言葉には、ある意味、「そうだよな」と安心させられます。

 

しかし、夜になって、

濃度1000万倍は誤り 東電「別の放射性物質と取り違えた」

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110327/dst11032721230068-n1.htm

間違いでした、と。他の放射性物質と間違えました、と。

「まじかよ!」です。どれだけの人間が、これで振り回されたことか。

武田邦彦教授も、夕方にはコメントを出されていました。(今は「一時、そういう発表がありました」と、更新されています。)

で、肝心の実際の数値は、発表されませんでした。

(追記:夜半を過ぎて発表されました。

通常の「1000万倍」を「10万倍程度」に訂正  

http://sankei.jp.msn.com/life/news/110328/trd11032800460000-n1.htm

 

はっきり言って、めちゃくちゃです。何を信じていいのか、これで正確に答えられる人なんて、いるでしょうか。(いるなら、教えてください。)

 

枝野長官会見「私は大丈夫と発言してない」(25日)

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110325/plc11032518580033-n1.htm

一生懸命お仕事をして下さっていると思いますし、決して悪い人だなんて思ってないですけど、その言葉を信じてる人にとっては、もしかして「つい」、だったにしても、酷い発言だったと思います。あまつさえ、本気なら・・・悲しいですね。

 

被曝限度量の緩和提案 国際放射線防護委、移住回避促す

http://www.asahi.com/national/update/0326/TKY201103260337.html

放射性物質:食品や飲料水、規制値緩和へ 食品安全委

http://mainichi.jp/select/science/news/20110326k0000m040133000c.html

法定基準を上げてしまえば、「いやいや、基準以下だから大丈夫です」と言える。

なんですか、それは。

僕たち国民は、そんなに、バ〇じゃないでしょう。

 

ちなみに、水の安全基準でよく聞く「乳児は100ベクレル、大人は300ベクレルまで安全」で・・・というあれですが、

あれは、3月17日に定められた基準です。日本には、それまで、水道水のヨウ素の濃度に関する基準はありませんでした(想定していなかったのです)。なので、それまでWHO(世界保健機関)基準である、10ベクレルに準じていました。いきなり、先週から30倍までOKになったのです。

http://エミレーツ.jp/article/43977058.html

勿論、これでもまだ世界的には安全だという声が多数です。

ただ、その基準値そのものがころころ変わるのでは、安心して報道を信じることなどできません。

 

「何カ月、何年と言えない」=原発事故、収束見通せず―東電副社長

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110327-00000076-jij-soci

見通しが立たないということですから、この事態は、この先、長引きそうです。長期戦を覚悟しましょう。

しかしこの先、毎日ニュースで、「今日の風向きは?」「雨が降るようだけど」「今日の浄水場のベクレル値はどうかな」と心配するのも、大変です。何も心配する必要はないと、心から思える方がいらっしゃるなら、僕は羨ましいくらいです。一日も早く、見通しだけでも立ててほしいです。

 

東電社員のブログが酷すぎる

http://blog.livedoor.jp/saikawa06/archives/2819650.html

いち社員のブログとはいえ、ビックリします。

「また、今まで、何不自由なく電気を使えていたのは、
福島県のみなさんがあってこそなのです。福島県には、多くの方が不安を抱え、
避難所で不自由な生活をされております。比べることはできませんが、
福島県で被災に合われた方よりはるかに贅沢な生活を遅れていることを今一度再認識してください。

私たち東京電力を非難することはかまいません。
しかし、不自由だとか自分たちが被害者だといった考えはやめてください。
電気を使え、うちに帰れば家族がいる生活に幸せを感じてください。 」

福島の方々が不安を抱えているのは、何のせいでしょう。

 

東北電力の管理下にある女川原発が、大きな被害を受けなかったことは、東北電力がこのような事態まで想定して、安全対策をしていたからだと言われています。女川原発は今は、住民の避難所になっているそうです。

福島と明暗分けた女川原発 大津波想定、高い敷地に

http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032701000431.html

 

また、テレビなどでは連日、放射能問題で、

「まったく問題ないです。」

が繰り返されていますが、どうしても僕は、逆にうそ臭く感じてしまうんです。

「今、人類が知りうる全ての科学的根拠を照らし合わせましても、今の値なら過度に心配しなくても大丈夫だと言えます。ただ、完全に安全ですとは、誰にも言えないのです。でも、私の学者生命に賭けても、今はまだ大丈夫です。安心してください。」

例えば、こんなほうが信用できそうです。まあ、ちょっと文章は盛りましたが。



ビビリといわれてもいいですが、

影響のある地域に広く、家族をはじめ、親戚や、友達がいますし、こちらをご覧の方々の中にも、該当地域にお住まいの皆さんだって沢山いらっしゃる。経済的なことも考えれば、おそらく西日本にだって、今後多かれ少なかれ色々と影響してくることと思います。

こうも情報がいい加減では、何も心配しないなんてことは、ありえません。勿論、自分のことだって心配です。

わりと楽観的な性格だと思ってましたが、どうもそこまでお気楽さんではないようです。

また、その情報が発せられる際の信憑性のよりどころの一つとしてでしょうけれども、必ずと言っていいほど、お偉い大学教授さんなどが出てきてコメントをしておりますが、あれも、鵜呑みにはしないほうがいいと思います。なぜなら「大丈夫、問題ない」しか言わないのが、あまりに不自然だからです。国民感情と、あまりにかけ離れていると思います。

東電のカネに汚染した東大に騙されるな!

http://www.insightnow.jp/article/6430

こんな告発もあります。

 

今日は、いいニュースもありました。

震災後初めて…塩釜港に大型タンカー入港

http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210327018.html?r=rss2&n=20110327170232

数少ない、明るいニュースでした。一刻も早く、各地に燃料が行き渡りますように。

 

で、最後に。

14歳アイドルが原発のリスクを語るブログが話題に 孫正義氏も「同意!」とツイート

http://twitter.com/masason/status/51167881873981441

内容が内容なだけに、賛否色々あるでしょうけれど、小学校を出て二年たらずの義務教育中の子どもの書いたもののところに出向き、荒らしたり、ムキになって怒っているいる大人は、

大人げない、と僕は思います。

自分の子どもくらいの年齢の子が、これだけはっきりした意見を持ってモノが言えることに素直に感心して、孫さんのように同意なら「同意しますよ」と一言書いてあげたらいいし、そうでなければ「はいはい」と流せばいいでしょう。そんなに一杯いっぱいなんでしょうか。痛々しいですよ。

 

明日も、元気で行きましょう!

LOVE&PEACE がんばれ日本!

 

 

では。



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