く~にゃん雑記帳

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<鉄工芸家・中原弘さん> 企画展「鉄河童が語る―五区の祭り河童と風景鉄画」

2013年08月01日 | 美術

【北九州市制50周年記念、9日まで開催】

 廃材の鉄屑を使って河童づくりに取り組んでいる鉄工芸家・中原弘さん(80)の企画展がいま「ギャラリーt・h・m」(福岡県北九州市戸畑区天神2丁目)で開かれている。題して「鉄河童が語る―五区の祭り河童と風景鉄画」。北九州を代表する夏祭りとともに名建築や町並みを描いた〝鉄画〟も展示され、その素朴な味わいが来場者の人気を集めている。9日まで。

 

(㊧戸畑祇園大山笠、㊨黒崎祇園山笠)  

 昨年の夏の企画展は「河童が語る―壇ノ浦の戦い」として、船上で幼い安徳天皇を抱く二位の尼や武将姿の河童たちで源平最後の戦いを表現した(昨年7月31日付ブログ参照)。今年は5市の合併で北九州市が誕生して50周年の節目に当たるため、それを記念して各地区の夏祭りや鉄で描いた風景画を一堂に集めた。

  

(㊧小倉祇園太鼓、㊨若松五平太ばやし)

 展示中の祭りは地元の戸畑祇園大山笠をはじめ小倉祇園太鼓、若松の五平太ばやし、八幡の黒崎祇園山笠と木屋瀬盆踊り。門司はバナナの叩き売りやサーカスなどを展示している。河童たちは1体1体手づくり。そのため表情や動き、大きさが少しずつ違うが、いずれも生き生きとして、祭りの熱気が伝わってくるかのようだ。

 中原さんが河童づくりを始めたのは今から20年ほど前の1991年から。これまでに作った河童は優に1000体を超える。鉄画の制作はその10年後の2001年から始めた。高塔山(若松)の町並みを描いた鉄画(上の写真)は横幅が約2.5mもある大作で1番に目を引いた。山並みが重なり合うことで画面に奥行きが生まれ、その麓に立ち並ぶ家並みからは人々の息づかいさえ感じられた。

  

 国指定重要文化財の西日本工業倶楽部(旧松本家住宅、写真㊧)や旧戸畑区役所(㊥)、旧古河鉱業若松ビルなどの名建築も壁面を飾る。若松出身の芥川賞作家・火野葦平の詩集「山上軍艦」と高塔山のたいまつ行列から着想を得て制作したという鉄画(㊨)にはどこかメルヘンチックな雰囲気が漂う。

    

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