く~にゃん雑記帳

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<祇園祭> 後祭、復活!「来年は分離巡行」と吉田・山鉾連合会理事長

2013年08月03日 | 祭り

【京都創生推進フォーラムで明言、「20日すぎに発表」】

 京都・祇園祭のハイライト、山鉾巡行が来年、ほぼ半世紀ぶりに前祭(さきのまつり)と後祭(あとのまつり)に分かれて行われることが固まった。祇園祭山鉾連合会の吉田孝次郎理事長(76)は2日、京都市の宮川町歌舞練場で開かれたシンポジウム「京都創生推進フォーラム」で、「来年は(7月)17日と24日に分離巡行する」と明言、「20日すぎには発表したい」と語った。山鉾の巡行は交通規制の関係で1966年から7月17日に一本化し、前祭と後祭の山鉾が合同巡行してきた。

  

 吉田理事長の発言は「京の美と技~時を超え世界から、そして世界へ」と題したパネルディスカッションの最後に飛び出した。吉田理事長は「かつての山鉾風流の巡行を復活したい。それが再生につながる。私より1世代若い2人の副理事長も熱心なので、分離巡行が実現する」と語った。さらに「地域住民の8割はマンション住まい。この祭りを維持してもらうために若い世代に伝えていくのが私の責務」と話した。

 山鉾巡行は48年前まで八坂神社の神幸祭に合わせて7月17日に前祭、還幸祭に合わせ24日に後祭がそれぞれ行われていた。合同巡行になってからは前祭の山鉾に続いて後祭の曳山が続いており、今年も17日に後祭の10基を含め全33基が列を成して都大路を巡行した。

 後祭の復活には交通規制や巡行コースなどの問題に加え、連合会内部でも様々な意見が出ていた。見物客の分散によるにぎわいの低下を懸念する声や、後祭関係者からは「山鉾の数を前祭と後祭で半数ずつに分けるべきだ」といった声も上がっていた。吉田理事長のこの日の発言はこれらの諸問題についてほぼ調整のめどがついたということだろう。

  

 フォーラムは宮川町の芸舞妓による「祇園小唄」などの舞の披露、京都創生の取り組み報告に続いてパネルディスカッションが行われた。パネラーは吉田理事長のほか京料理「木乃婦」若主人の橋拓児氏、染色画家の鳥羽美花さん。コーディネーターは「古典の日推進委員会」ゼネラルプロデューサーの山本壮太氏が務めた。(上の写真はベトナムの町の風景を型染め技法で描いた鳥羽美花さんの作品「かげろうⅠ(2002年)」の一部)

 橋氏は「日本料理の世界遺産登録を目指す運動には日本の人にもっと日本料理、京料理を知ってほしいという思いもある」と語った。鳥羽さんは日本独自の染色技法の型染めを絵画の世界に持ち込んだことで注目を集める。建仁寺書院の襖絵16面を制作中で、来年にはパリでの個展も開催予定という。鳥羽さんは「できることなら京町家を買い取って、若い人たちに技術を受け継いでもらう場にし情報の発信源にもしたい」と話した。吉田理事長は京都の景観について「これほど醜い町はない。格調のある町並みをどう取り戻していくか」と力を込めた。

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