言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

暑いなら暑いなりに考えられること

2011-07-15 09:21:13 | 売上アップ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

いやあ昨日も暑かったですね。
さすがに昨日訪問した店でもエアコンを入れていました。
数週間前には、暑くてもエアコンを入れていなかったところでも、昨日の暑さではエアコンを入れないと、お客さんも逃げていきますからね。
今日もまた昨日に負けず劣らずの暑さになるということ。
塩分入りの水だけはしっかり飲まないと、ね。

昨日訪問したあるパン屋さんは、真夏は約1ヶ月間休むそうです。
和菓子同様、暑くなるとパンの売れ行きもがくんと落ちるそうで、都内のパン専門店でも結構そういうように休む店があるということを言ってましたが、私には初めて耳にすることでした。

もちろん原因の一番はお客様の舌の変化で、暑いときにはどうもパンを食べる回数が減るということですが、作る方も、あまり暑いと酵母菌の管理もたいへんらしいです。何でもきちんと管理するには、常に温度管理が大事で、エアコンで温度管理をしていなくてはならないので、夏期はいつも以上に経費がかかってしまうということらしいです。

人を雇ったり、家賃を払って店を運営しているようなところでは、やはりそれは難しいので、何とか営業しているようですが、個人でやっているところでは、その間休み、日頃できなかったパンの勉強をしたり、行けなかったところに出かけたりするそうです。

今まで、そうした個人で営業しているパン屋さんにお目にかからなかったので、知らなかったんですね。いやあびっくりしました。考えてみれば、生き物と自然を相手にしている仕事というのは往々にして、そういうこともありますね。
特に農業などはその典型です。


そういうことがパン屋さんなどでも考えなければならない、ということにあらためて商売の難しさを思い知らされた次第です。

しかし、商売はそうだからといってそのままにしていたら、どうしようもありません。
そこで、じゃあどうしたら、この暑い夏でも、商売をきちんと進めていけるかを考えるのも、商売人の努め、いや特権ではないでしょうか。

通常のパンが売れなければ、夏に売れるパンはないか、夏に売れるパンとは何だろうか、どのようにすれば、みんなの口にすんなりと入るパンになるのか、などなどいろいろと考える余地はあると思いませんか。

和菓子でも同様ですが、和菓子は5月のゴールデンウイークが終わると、ガタンと売り上げが落ちるそうです。やはり暑くなるので、和菓子は口にしづらくなるというのが大方の理由でしょうが、それでは夏に口に入れやすい和菓子を、ということで水ようかんや葛を原料にしたもの、寒天やゼリーを主体にしたものなどを作り、販売しています。

私はつい最近ですが、ある和菓子屋さんには、近くに学校もあるので、和菓子屋さんならではの和風味のアイスキャンデーなんかも試作してみたら、と提案しました。アイスクリームよりもさっぱりとした後味になるアイスキャンデーなら、生徒さんたちにも大いに受けるのではと考えたからです。

その店のお客様の層の主体は、近くに学校があるといっても、ふだんは熟年の方たちです。その方たちにも、アイスキャンデーなら懐かしさでけっこう受けるのではないかと思ったわけです。

そのように考えていくと、パン屋さんでも、何か新しい夏ならではの商品ができるはずだと思います。

いかがでしょうか。


それでは今日はこれで。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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