こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩」(その7)
「医者もサービス業なんです。それもお客様、患者さんですね。お客様から感謝されることが多い、幸せなサービス業ですよ」
本田が続けた。
「そう考えるところから、今回のわたしの提案は出発しています。どうでしょうか、奥さん。いいですか?」
「分かりました。お願いします」
「ありがとうございます。それでは具体的な内容に入りたいと思います。ついでに奥さんにお聞きしたいんですが、奥さんなんかがお店に買物に行って、
この店はいいなあと思うときはどんなときですか?」
「お店、いいお店、ねえーー。そうね、まず一番はきれいなお店だわね。汚いとか、店の中が乱れているような店は、いやだわ」
「そうなんです。誰もがそう思います。その中でも一番気になるところーー奥さんどこですか?」
「そうねえ、売場?」
「もっと気になるところ、ありませんか?」
「…………! そうだ、トイレ!」
「そうなんです。特に女性はトイレを気にしますね。もちろんわたしだって汚いのはいやで堪らないんですが。こちらに最初伺って一番最初に確認させていただいたのがやはりトイレでした」
「いかがでした?」
「きれいでした。安心しました」
「良かったわ、あなた」
「ああ」
「きれいなんで、これなら大丈夫だと。わたしはいつもお店や会社に伺うときには、まずトイレを見ることから始めます。わたしの知り合いの経営者の方も同じことを言ってました。小売業の社長なんですが、その社長が他社の店舗を見学に行ったときに一番最初に、やはりトイレを見るそうです。きれいなトイレだと、その時は売れ行きが落ちていても、まだまだ大丈夫だと思い、逆にトレイが汚いと、近々閉店するなと感じるそうで、だいたいその勘は外れないそうです。まあ一般的に言っても、従業員を見ればだいたい分かりますね」
「そうですね」
田代が答えた。
「トイレがきれいというのは、どこでもまず第一条件です。それからはやはり待合室の清潔さですか。特にこういったいいんではそれが重要な要素になりますね。当たり前ですけど。それだって、お客様が少ない医院の待合室でちょっとどうかなっていうところもありますからね。こちらのような小児科ですと、子どもさんたちがソファーに座らないで、そのまま床に座り込んであちこち触りまくった手を平気で舐めたりしますから。清潔さも人一倍気にしたいものです」
「それは私たちも気にしていますから、毎朝消毒してから患者さんをお迎えしています」
看護師のひとりが言った。
「はい。ですから、この医院のお客様の減少というのはそういった面ではないということが分かります。じゃあそこまで気をつけているのに、どうしてなんでしょう」
「…………」
「皆さんのせいではないんですが、やはりもうひとつどこか足りないところがあるということです。いったいどういうところでしょうか」
「と言われても………」
看護師が首をひねった。
「もちろんそれが分かれば、わたしなんか必要ないことですけどね」
「そりゃそうだ」
田代が言った。
これからやっと具体的な提案になるというところだ。
<8>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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「そう考えるところから、今回のわたしの提案は出発しています。どうでしょうか、奥さん。いいですか?」
「分かりました。お願いします」
「ありがとうございます。それでは具体的な内容に入りたいと思います。ついでに奥さんにお聞きしたいんですが、奥さんなんかがお店に買物に行って、
この店はいいなあと思うときはどんなときですか?」
「お店、いいお店、ねえーー。そうね、まず一番はきれいなお店だわね。汚いとか、店の中が乱れているような店は、いやだわ」
「そうなんです。誰もがそう思います。その中でも一番気になるところーー奥さんどこですか?」
「そうねえ、売場?」
「もっと気になるところ、ありませんか?」
「…………! そうだ、トイレ!」
「そうなんです。特に女性はトイレを気にしますね。もちろんわたしだって汚いのはいやで堪らないんですが。こちらに最初伺って一番最初に確認させていただいたのがやはりトイレでした」
「いかがでした?」
「きれいでした。安心しました」
「良かったわ、あなた」
「ああ」
「きれいなんで、これなら大丈夫だと。わたしはいつもお店や会社に伺うときには、まずトイレを見ることから始めます。わたしの知り合いの経営者の方も同じことを言ってました。小売業の社長なんですが、その社長が他社の店舗を見学に行ったときに一番最初に、やはりトイレを見るそうです。きれいなトイレだと、その時は売れ行きが落ちていても、まだまだ大丈夫だと思い、逆にトレイが汚いと、近々閉店するなと感じるそうで、だいたいその勘は外れないそうです。まあ一般的に言っても、従業員を見ればだいたい分かりますね」
「そうですね」
田代が答えた。
「トイレがきれいというのは、どこでもまず第一条件です。それからはやはり待合室の清潔さですか。特にこういったいいんではそれが重要な要素になりますね。当たり前ですけど。それだって、お客様が少ない医院の待合室でちょっとどうかなっていうところもありますからね。こちらのような小児科ですと、子どもさんたちがソファーに座らないで、そのまま床に座り込んであちこち触りまくった手を平気で舐めたりしますから。清潔さも人一倍気にしたいものです」
「それは私たちも気にしていますから、毎朝消毒してから患者さんをお迎えしています」
看護師のひとりが言った。
「はい。ですから、この医院のお客様の減少というのはそういった面ではないということが分かります。じゃあそこまで気をつけているのに、どうしてなんでしょう」
「…………」
「皆さんのせいではないんですが、やはりもうひとつどこか足りないところがあるということです。いったいどういうところでしょうか」
「と言われても………」
看護師が首をひねった。
「もちろんそれが分かれば、わたしなんか必要ないことですけどね」
「そりゃそうだ」
田代が言った。
これからやっと具体的な提案になるというところだ。
<8>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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