こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、今日のように、基本的にランダム配信です)
「患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩」(その8)
「お客様、患者さんがこの医院にやってきたときに最初に対応するのは受付ですね。まずその様子を見ていると、受付の方は座って対応していますよね。
お客様は立っているのに。これっておかしいと思いませんか。やはり立って応対すべきでしょうし、本当なら受付とお客様との間には、壁なんかあるというのがおかしいんです。
でも医院はそれが昔からそうなっているから、今でもぜんぜんおかしなことと思わないで、ずっと同じようにしているんだとでも思っているのか、受付はどこも小さな窓しかないですよね。おまけに座っている。
お客様はその小さな窓口に、身体を曲げて話をすることになっています。
これだってやはり立って応対するのが普通で、さらには受付もカウンターはあっても、壁はなくしてしまう方がいいでしょうね。
そして最初病状をうかがうときにもお客様にも座ってもらって、ゆっくりと聞くべきだとは思いませんか。
まず最初はその改革からしてほしいなと思いました」
「そうか、なるほど。そんなこと今まで考えたこともなかった。前からずっとそれが当たり前だと思っていたし」
「医者の常識は一般の商売では非常識、ですね。この非常識って、どの業界にも存在している厄介なものなんです。
それに早く気がついて、改革していく企業が繁盛していくんです。
医院だって同じではないでしょうか。相手を患者さんと考えないで、お客様だという認識に改めれば、結構意識も変わってくるんじゃないでしょうか。それから始めましょうよ」
「そうだな。それに気がついてもらってよかった。早速改装の手配をしよう。本田さん、そのときにもちょっと立ち会ってもらいませんか。本田さんがお客様になってもらって、ここはこうというように言ってもらった方が早いと思いますから」
「はいいいですよ。でも好きなこといいますよ」
「え、あまり無茶いわないでくださいよ」
田代と本田はにっこりと微笑んだ。奥さんも少しだが、微笑みを浮かべた。
何とかこれで話は進められそうな気配に変わってきたようだ。
本田は思った。そしてこれから本題に入っていこうと思ったが、急にここでストップしてみようと思った。
「以上です」
「え?」
「何?」
「…………」
本田以外の出席者は、あぜんとしたまま、口をきくこともできないでいた。
しばらく、その顔を微笑みながら見渡していた本田はおもむろにまた口をきき始めた。
「と言うと、皆さんおどろきますよね」
「そ、そりゃそうですよ!」
「何のために相談したか分からないじゃないですか!」
奥さんも怒り気味に言い募った。
本田は微笑みを崩さないまま、言った。
つづく
<9>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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「お客様、患者さんがこの医院にやってきたときに最初に対応するのは受付ですね。まずその様子を見ていると、受付の方は座って対応していますよね。
お客様は立っているのに。これっておかしいと思いませんか。やはり立って応対すべきでしょうし、本当なら受付とお客様との間には、壁なんかあるというのがおかしいんです。
でも医院はそれが昔からそうなっているから、今でもぜんぜんおかしなことと思わないで、ずっと同じようにしているんだとでも思っているのか、受付はどこも小さな窓しかないですよね。おまけに座っている。
お客様はその小さな窓口に、身体を曲げて話をすることになっています。
これだってやはり立って応対するのが普通で、さらには受付もカウンターはあっても、壁はなくしてしまう方がいいでしょうね。
そして最初病状をうかがうときにもお客様にも座ってもらって、ゆっくりと聞くべきだとは思いませんか。
まず最初はその改革からしてほしいなと思いました」
「そうか、なるほど。そんなこと今まで考えたこともなかった。前からずっとそれが当たり前だと思っていたし」
「医者の常識は一般の商売では非常識、ですね。この非常識って、どの業界にも存在している厄介なものなんです。
それに早く気がついて、改革していく企業が繁盛していくんです。
医院だって同じではないでしょうか。相手を患者さんと考えないで、お客様だという認識に改めれば、結構意識も変わってくるんじゃないでしょうか。それから始めましょうよ」
「そうだな。それに気がついてもらってよかった。早速改装の手配をしよう。本田さん、そのときにもちょっと立ち会ってもらいませんか。本田さんがお客様になってもらって、ここはこうというように言ってもらった方が早いと思いますから」
「はいいいですよ。でも好きなこといいますよ」
「え、あまり無茶いわないでくださいよ」
田代と本田はにっこりと微笑んだ。奥さんも少しだが、微笑みを浮かべた。
何とかこれで話は進められそうな気配に変わってきたようだ。
本田は思った。そしてこれから本題に入っていこうと思ったが、急にここでストップしてみようと思った。
「以上です」
「え?」
「何?」
「…………」
本田以外の出席者は、あぜんとしたまま、口をきくこともできないでいた。
しばらく、その顔を微笑みながら見渡していた本田はおもむろにまた口をきき始めた。
「と言うと、皆さんおどろきますよね」
「そ、そりゃそうですよ!」
「何のために相談したか分からないじゃないですか!」
奥さんも怒り気味に言い募った。
本田は微笑みを崩さないまま、言った。
つづく
<9>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
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