言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

「楽しく働く」(その3)ーー有限会社中里スプリング製作所ーー

2012-11-12 11:25:25 | 生き残るということ
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーでは、過去に一度メルマガ「あの社長に会いにいく」で配信したことのある内容を、このブログでも紹介してみようと考えました。従って時期や季節などまちまちで、タイムリーでない内容もあると思いますが、基本的には内容を変えないでそのままにしています。
しかし、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回、月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「楽しく働く」(その3)
   ーー有限会社中里スプリング製作所ーー



セットしたナビの案内通りに、江戸時代の風情を残し、名水百選の雄川が町の中を流れる小幡に入る手前の交差点で国道254号を左折し、5、600mも車で走ると、3階建ての建物の上部に大きく「中里スプリング」と書いた文字が見えてくる。

ここが今回訪問する中里良一さんが普段仕事をしているところだ。

中里スプリング製作所はいわゆる町工場であり、扱い製品はスプリングという小さな部品だ。

県内ではそれほど知られていない。

しかし、知る人ぞ知るという会社だ。

というより、この会社を独自の経営哲学で経営する社長の中里良一さんが、全国的に、特に企業経営者の間でその名を知られているのだ。

中里さんの持論は、「楽しい会社を作ろう」ということだ。

会社運営の基本判断を“好きか嫌いか”で決めるという、そのユニークさで知られている。

それは日本各地から依頼される講演の数でも判る。

調べてみると、昨年(07年)1年だけで64回もある。

5.7日に1回だ。

中里さんは評論家ではない、町工場の社長なのだ。

このインタビューの翌日も福岡で講演するということだ。


「楽しい会社」を作るために彼はどうしたか。

一番ユニークなのは、後で詳しく述べるが、がんばった社員に対する報償として、いやな会社を1社、断る権利か、社内にある材料を好きなだけ使って、好きなものを作っていい、というものがある。

前者は、先ほど述べた“好きか嫌いか”という判断基準からきている。

中里スプリング製作所では損得で判断しない。

後者は、楽しんでものを創るということを実践してもらいたいために、その創造力をのばせるようにしているからだ。

それは中里さんその人も実践している。

通された広い部屋は社長室兼会議室兼夢の展示場だ。

そこに中里さんが作った2mぐらいの鉄人18号が2体もある。

聞けば前期のものと後期のものらしい。

胴体に巻いてある帯の色が違うらしい。

今にも正太郎少年ならぬ良一少年の操縦で、ガオーと大きく腕を上げて動き出しそうである。

その他この展示場には、社員がつくった様々なものが置かれている。

中には東急ハンズで販売されているものもあるそうだ。

言ってみればたかがバネを作っている小さな工場だ。

どこにそんな遊び心があり、きちんと売上げを計上し、利益を出していけるのだろう。


                                  <4>へつづく。

(実際に訪問した際のインタビューを元にしています)


それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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生活経験の必要性

2012-11-12 10:42:34 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。

昨日の午後遅くあたりから降り始めた雨はしっかりとした雨脚で、渇いていた植物たちには恵みの雨になったようです。
今朝もまだ小雨が残っています。この後どうなるんでしょうか。
気温は雨なのにちょっと高め。
その証拠に、掃除をしたらけっこう汗をかいてしまいました。
でも日中もこのぐらいで気温も上がらないでしょうから、結局冷たい感じの一日になってしまいそうですね。


さて、最近わが家では、トイレットペーパーは通常販売されているロールの1.5倍巻きを使っています。
これだと使い終わった芯を取り外す手間が3分の2になるわけです。
なんかこれを使っていると、1ロールがずいぶんと長くもつなあという感じが強くなります。

あるドラッグストアで特売されていたので、一度試しに使ってみようということで買ったわけです。

で、手間がちょっと軽減されたというのがよかったなあという一番の理由ですが、これをストックしておくスペースも小さくて済みます。
1.5倍なので、ロールは通常なら12ロール入っていますが、このパッケージだと8ロールなんですね。

1ロールそのものは1.5倍なのでちょっと大きめになりますが、それはあまり気になりません。
ちょっと気になるのは、ロールを交換するときにペーパーホルダーにちょっとつかえるかなあということだけです。
わが家のペーパーホルダーは2連式なので、手前のものが終わったら、もうひとつの予備を手前につけかえるようにしていますので。

さてここからがビジネスの話です。

ひとつは、これをどうして大手のホームセンターやドラッグで使っていないのかなあってことです。

もしかしたら扱っているのかもしれませんが、わたしには見えていないだけのことかもしれません。
としたら、それはわたしの責任ではなくて、店側の責任ですね。

お客様によく見えるように、よく分かるように陳列していないから、でしょう。

これを手に入れたドラッグストアは、前橋に本部がある、群馬県ではけっこうチェーン店網もある中堅企業です。
ここだけが独占で取り扱うというようなことは、メーカーだったらしないはずですから、大手のHCやドラッグのバイヤーの元には多分持ち込まれているはずだと思うのですが。

なぜ大手では本気で取り扱われていないのかと言えば、わたしが思うのには、バイヤーに結局生活経験の少ない人が多いからではないでしょうか。

一度何でも使ってみるということ、バイヤーにはその資質も絶対に必要です。

逆なことで、何でこんな商品を売っているんだろうというようなばかばかしい、使い物にならないような商品もたまには陳列されていることもあります

これも同じで、バイヤーが使っていないから、ということです。

日用品バイヤーには、わたしが出入りしていたHCでは、若い、それも男がほとんど担当していました。
そういう彼らは、結局問屋やメーカーが持ち込む商品を精査しないで、相手の言うことを鵜呑みにするだけで、良い、悪いを決めてバイイングしているようにも見えることもありました。

たまには親しい人で、わたしにちょっとこれ使ってみてといって渡された新商品などもありましたが。
そんなときには使った後の感想を言うことを求められましたが。

最近気に入っている1.5倍の8ロールトイペの話から、バイイングの話になってしまいました。

なぜ大手でこれを特売に使わないのか不思議なんです。
だって、4ロール分スペースが少なくて済むのですから、倉庫だってその分空くわけです。
そうするとトラックには通常ロールの販売額より約1.3倍(合ってるかな、数学に弱いので)の売上分が詰めるわけですから。

そのドラッグでの特売価格は、12ロールのものと同じ価格でした。

不思議、不思議。
しかしもうすぐこの1.5倍ロールが定番になるような気がします。

さてもうひとつこの1.5倍ロールのビジネスの話がありますが、今度は製造での話です。
しかし長くなるので、この話はまた明日に。


さあ今日もがんばろう!

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