こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーでは、過去に一度メルマガ「あの社長に会いにいく」で配信したことのある内容を、このブログでも紹介してみようと考えました。従って時期や季節などまちまちで、タイムリーでない内容もあると思いますが、基本的には内容を変えないでそのままにしています。
しかし、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回、月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「楽しく働く」(その4)
ーー有限会社中里スプリング製作所ーー
中里社長は2代目である。
勤めていた商社を2年で辞め、父親の会社に入ったときは、下請けかそのまた下請けというような、何の変哲もないバネを製造する町工場だった。
さらに経営状況も思わしくなくーーそういうときだからこそ、2代目でもいちから、いやゼロより下からの、まっさらな状態でやれるのではないかと思った。
世間一般の目は、たとえ小さな町工場であれ、父親の会社に次の社長として入社する息子には冷たい。
苦労もしないでそのまま引き継いでいい気なものだ。
いいね、親が社長で、などと。
実際、そういうことがスタンダードとして、それこそ道ばたに転がっている石ころのように無数の例があるから、世間がそのように見る目は、ある程度は正しいのではないだろうか。
傍目八目という言葉もあながち当たっていないことはない。
しかし中里さんの入社した会社は違った。
倒産寸前とまでは行かないが、それに近い経営状況だった。
そういう出発ではあったが、やはり世間だけではなく、社内の目も冷たかった。
苦労知らずのお坊ちゃんが、親の会社に横滑りで入ってきた。
俺たちが働いたからお坊ちゃんが大学まで行けたのだと、実際に口にする社員もいた。壁は高かった。
さらに職場は暗かった。
当時よくいわれた3K職場の典型だった。
冷たい声を克服するために、入社すると営業に力を入れ、仕事をとってくると、そんなものはできないという言葉が返ってきた。
それではと、中里さんは自分でみんなが帰った後の工場で、家族にも内緒で、黙々と腕を鍛えた。
職人気質の社員にバカにされないために技術を覚えた。
そして自分で営業して受注したバネを自分で作ってみせた。
ベテランが「こんなもん、できゃしねえよ」と突っ張った製品を、その目の前で作ってみせた。
そのときからだ。
社員の中里さんを見る目が変わったのは。
入社してから5年後に社長になった。
<その5>へつづく。
(実際に訪問した際のインタビューを元にしています)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
ご質問も受けています。どんなことでも結構です。
このブログのコメント欄か下記のメールあてにどうぞ!
k1948f@nifty.com
また、経営や販促のご相談は24時間365日いつでも対応しています。
お気軽にお電話ください。
027-261-6617までどうぞ。
また、上記へのご意見やコメント、お問い合わせは下記メールまでお願いします。
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このブログに載せることはありませんので、忌憚のないご意見、感想をお待ちしています。
▼下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。
消費者目線のマーケティング
繁盛店になりたいか!
(都合により休刊中)
「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」
あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
代表 藤田耕平
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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俺たちが働いたからお坊ちゃんが大学まで行けたのだと、実際に口にする社員もいた。壁は高かった。
さらに職場は暗かった。
当時よくいわれた3K職場の典型だった。
冷たい声を克服するために、入社すると営業に力を入れ、仕事をとってくると、そんなものはできないという言葉が返ってきた。
それではと、中里さんは自分でみんなが帰った後の工場で、家族にも内緒で、黙々と腕を鍛えた。
職人気質の社員にバカにされないために技術を覚えた。
そして自分で営業して受注したバネを自分で作ってみせた。
ベテランが「こんなもん、できゃしねえよ」と突っ張った製品を、その目の前で作ってみせた。
そのときからだ。
社員の中里さんを見る目が変わったのは。
入社してから5年後に社長になった。
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