言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

「泣きっ面に蜂の焼肉店物語」(その8)

2012-11-14 10:28:29 | 生き残るということ
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「泣きっ面に蜂の焼肉店物語」(その8)



「さっき私がファミレスのメニューのこと、言いましたよね」

「ええ」

「末尾が全部9という数字になっているところもあると」

「はい」

「同じ数字が並んでいると目にも気持ちがいいというか、まあそんな感じなんですが、その9が並んでいることで、統一感と同時に、リーズナブル感が醸し出されているわけです。なぜ9とか8とか、最近では7を使うところも出てきていますが、その数字を使うことによって安さ感を演出してもいるわけです」

「はい」

「安さ感と統一感。この統一感は安いけれども、きれいに映るわけで、そこでうまさ感も演出しているんです」

「ああ、なるほどねえーーー」

「わかっていただけましたか?」

「ええ、まあだいたい。本田さんの言いたいことは、何となく」

「そうですか。それで翻ってこのメニューを見てみると、どうですか? 統一感がないでしょ?」

「そう言われれば、ねえ」

「ということはおいしさ感もあまり感じられない、ということと同じなんですね。だから末尾を統一してほしいと言ったわけです。このお店は別に安さ感を演出するお店ではないので、末尾はゼロにすべてした方がきれいに整います」

「わかりました。でも、そうなると、値上げすることになるものも出てくるなあ」

「できたらすべて少しずつ下げるのがベターですが、それが無理なら数円上げてもしょうがないんじゃないですか?」

「努力します」

「努力してください。お店のためなんですから」

さてやっとメニューの価格については一応は解決した。
(本当の解決は実際に実践されてからのことだが)

本田は次に言った。




                     <その9>へつづく。

(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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不要な泡をつぶす

2012-11-14 09:53:19 | 生き残るということ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。

昨日は朝は晴れていたのですが、桐生にうかがったあたりから曇ってきました。
ずっと曇りがちな一日でした。
事務所で報告書を綴る指先が冷たく、また上着を羽織っていないとぶるっときました。
ちょっとばかり寒かったです。

今朝は夜明けからよく晴れていますが、冷たいです。
指先だけでなく、手の全体が冷たいんです。
今日は夕方になるとさらに寒くなるということ。
群馬の北の方の山にも、今夜は雪が降るようです。
いよいよ冬、ですか。

昨日、関東経済産業局中小企業支援ネットワークからメールがきまして、来年から所得税が上がると言う連絡でした。
わたしなどではいわゆる源泉徴収分が0.2%ほど上がるんです。
今までは10%だったのですが、それが10.21%になるということなんですね。
厳しいですねえ。
もうすでに変な使い方をされている復興費用に使われるらしいんですが………。
なんか納得のいかないところですが。

さて、今日の話題です。

私などが相談に乗るお店や企業には、さまざまな相談事があり、たったひとつということはありません。
お客様が増えない、いやむしろ減っていく状況を何とかしたいというような相談では、悩みはひとつなんですが、それを追求していくと、その中には様々な要因が、陰に陽に存在していることがだんだんと分かってきます。いや分かってくるというよりは、要因が表面に徐々に現れてくるのです。
まるで白く濁った石鹸水をかき回すと、どんどん泡が出てくるように。
大きな泡、小さな泡、さまざまです。
そして泡のように数限りなく出てくる場合もあります。

その泡をなくす方法にはいくつかありますね。

ひとつひとつ根気よくつぶしていくのと、ごそっとその泡の部分を手で取り払うとか、一番手っ取り早いのはそっくりその水を澄んだ新しい水に換えてしまうことです。
しかしそれは閉店、廃業を意味してしまいます。

通常そういうことはできませんので、一番目立つ大きい泡から順につぶしていきます。
次に小さな泡を………。

しかし水に石けんが残っている限り、ちょっと揺さぶるとまた泡が出てきます。
どんなに繁盛しているお店や企業でも、澄んだ真水でいられるということはありません。
何らかの濁りの元を持っていて、それが揺すぶられるとちょっとずつ出てくるわけです。

ですから、日頃から、自分たちが浸かっている水は、常に何らかの濁りの元を持っているという自覚を持っているということが必要ですね。

で、ちょっと揺すぶった場合に出てくる小さな泡を、そのときにつぶすということが一番いいことではないでしょうか。
たくさん出てきたときには時すでに遅しという場合も無きにしもあらずですから。


わたしなどが伺った際には、ほとんどがたくさんあぶくの元を抱えている時で、なかなか対処両方が難しいので、じっくりと時間をかけて、ちょっとずつ揺すぶって、出てきた泡を順にひとつひとつつぶしていく以外方法はなかなかないですね。

そうしながら少しずつ水を入れ替えていくということですね。


さあ今日もがんばろう!

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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
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