言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

営業先を誤ると………売れないのは当たり前

2014-02-25 10:10:26 | アイデア・事例

こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


薄い雲もありますが、今日も晴れ気分は上々。
昨日よりも少しは気温が上がるような感じで、体感的にも朝から違っています。
ということは近所の道路の脇にうずたかく積まれている雪もそろそろ融け始めるのかな。


さて、本題です。

昨日、オリンピックで2週間ほど中断していたNHK「プロフェッショナル」を見ました。

今回はアイリスオーヤマの社長、大山健太郎さんでした。

紹介された中身は、以前にもいろいろなメディアで紹介されていたものとほぼ同じでした。


この放送の中で、わたしが声を出してしまった場面がありました。
その声とは、「広告代理店を変えよう」ということです。

最近はさまざまな分野にも進出をしているアイリスオーヤマが、今度はお米の販売を始めたということで、その新聞広告について会議をしているシーンがありました。

で、提出されたラフを見てみると、お米の“鮮度”というものに着目してアピールしていこうということでしたが、ヘッドライン(キャッチコピー)はそのまま「鮮度」という言葉を使っていて、ビジュアルはちゃんとは見えなかったのですが、左に炊かれたごはんがあり、右には商品の写真が4点ほど並んでいるというもの。

お米販売の初めての新聞広告にしては、お粗末という以外何もない感じ。

アイリスオーヤマあたりと取引する広告代理店はやはりそれなりの規模があり、クリエイティブ力も持っているはずだとは思いますが、あのつまらないヘッドラインを見せられたときにわたしは「おいおい、まともなコピーライターがいないんかい」と突っ込んでいました。

先ほどの“鮮度”という言葉ですが、その“鮮度”のスタンダードが見えていない、提出されていないのに、簡単に“鮮度”という安易な言葉をヘッドラインに使うということは、きちんとしたコピーライターであればありえないわけです。

せめてプレゼン時にはもっと思い切ったラフ案を出せよ!

ヘッドラインにしてもさあ、せめて

「ごちそうさま。ごはんておいしいんだね、とパン娘が言った。」とか。

ビジュアルのメインは、
ごはんを食べ終えて、数粒ごはんがくっついているお茶碗とその上に乗ったお箸。とか。

ちょっと考えただけでも、これぐらいのものは出るのに。
これぐらい、すぐにクリエイターなら出るんじゃないの?

社長からダメダシを食らうのはごくごく当たり前の話で、その後に社員の方が出した「一膳41円。」というコピーの方がものすごく伝わってきました。


おいおい、素人さんに負けてどうするよ!


さらにわたしが気になったのは、その会議に出席した代理店の数人の中にいた男性が、黒いTシャツのようなものを着て平然と出席していたということです。

その服装だけで、そいつはこのような場に出てくる資格のない、常識のないクリエイターだと思いました。

クライアントの前だけではなく、人とビジネスの話しで折衝する場面に出ていく際には、ネクタイはしなくてもいいけれど、ジャケットとか上着は着るのが常識なんですよ。

たまにテレビで見ていて、クリエイターがTシャツ1枚でクライアントと話している場もよく見ますが、その場合のほとんどは、クリエイターの事務所や会社に仕事を依頼する人たちがやってきている図の場合がほとんどです。

仕事場ではどんな服装でいようが別に構いませんが、相手先に出かける際には上着は当たり前のことです。
なぜなら、出かけていく限りは、自分が社の代表であり、社全体を体現しているわけです。

自分ひとり、個人では絶対にないわけです。

そういった自覚のなさがそのまま現れているということです。

気をつけたいなあ。


さて、話はお米販売に戻りますが、コンサル的には、わたしはアイリスオーヤマの営業方法、というか営業先がはなから間違っていると思いました。

今回は1kgとか、そういった小袋販売がメインです。
スーパーやホームセンターなどといった売場では5kg、10kgがメイン。
少量でも3kg、2kgまでです。

また、スーパーやホームセンターにやってきてお米を購入する消費者も、5kgか10kgを購入することがいちばん多いわけです。

そういったところに小袋がメインのお米を売り込みにいっても、売上ははかばかしくないわけです。
それはごくごく当たり前の話。

1kgという少量販売をメインにするなら、もっと違う小売り先を見つけなければ。

違う小売り先と言っても、もう目の前に、日本中に何万軒というお店がすでに存在しているでしょうに。

分かりますよね、コンビニですよ。
そうして500g袋も試しに販売してみるといった思い切った方法も必要です。

なぜコンビニ商品として一番先に目を付けなかったのか、ベテランの営業のトップなのに、という思いがありました。

それは、今までの成功体験が邪魔をしているわけではないでしょうか。
もしくはホームセンターが今までの最大取引先だから、単純にそこに持っていったということではないかなとも思いました。


岡目八目とは、昔からよく言ったもので。


それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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