言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

いいパスを出すために?

2015-07-30 10:06:44 | スキルアップ

こんにちは。
お店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。




真夜中に少し雨が降りましたが、今朝はもうその気配もなくて、湿気が多くて、暑い。

昨日も今日も暑い。

まあ1年で一番暑い頃ですから、暑いのは当たり前か。

さて本来なら今日木曜日は太田商工会議所へ出掛ける日なんですが、今日は最終週ということで、事務所にいます。
行くのは明日です。



さて、本題です。

もうすぐ、サッカーでは、東アジア大会という、何かみみっちいようなイベントが始まります。

まあ、国際(?)大会にたくさん出ていた方が経験を切磋琢磨させるにもいいわけで、それについては全然異存はなくて、楽しみにしています。

で、今日はサッカーの話を元にちょっと。


サッカーでのフォワードの役目はもちろんゴールを奪うことです。

ですから、味方からパスをもらうために、あちこち動き回ります。

ゴール前から動かないでじっとパスを待っていると、相手ディフェンスも楽でじっとその傍についていればいいのんですが、動き回ることで、相手の動きの先を読まなければならないので、身体の動き以上にディフェンダーは疲れますね。

その虚をついてパスをもらい、ゴールするのがいいフォワードです。

だから動き回らなければ、いいパスも来ないわけです。


ビジネスも同じですね。

クライアント、もしくは消費者がこの場合はフォワードですね。

その見ながら動き、その動きを察して、ああパスを欲しがってるなと感じたらすぐにパスを出すことで、相手も喜ぶわけです。

パスを出してフォワードがそれに応えてゴールをしたときには、パスを出した人も、ゴールをした人以上にそのアシストを讃えられます。

いいパスをすればするほど、パサーは讃えられます。


いいパサーになるためには、じゃあ、いったいどのように日頃していればいいでしょうか?

ただ単にフォワードの動きを見ているだけでは、うまいパスを出したところで、相手方に邪魔をされてしまいます。

そこは市場というか社会的な動きというか、そういったところまで見ていないと、ゴールできるパスは出せないわけで。


あなたは日頃どのように周囲を見渡していますか?


さて、今週の物語『報われなかった社員』は第4回目で、最終回です。

ここからどうぞ。


次の日。

「キャンプファイヤーやバーベキューの燃料に」
というPOPがレッドウッドの樹皮のそばに立てられていた。

もちろんキャンプ用品コーナーにもディスプレイ用の床材にも使われたが。

鉢植えのカバーや玉砂利の代わりといってもたかが知れているし、リピートも期待できない。

しかし、燃料となると、1回使ったら燃えてなくなってしまう。

次のバーベキューにはまた買わなければない。

完全な消耗品になる。

ここにマーケットとしての需要があると、担当者は読んだのだ。

それが当たったのかどうか、その日から少しずつ売れ始めた。

ちょうどバーベキューが一般にも受け入れられ始めた時と、タイミングが重なったのだろう。

商品が商品だから爆発的には売れなかったが、在庫減らしには良かったようだ。


ある店で売れ始めたと聞くと、バイヤーは各店の担当者に燃料としてアピールするよう指示を出した。

そうして全店舗で燃料として販売し、その年のうちに在庫を売り切ってしまった。

しかし最初にバーベキューの燃料にと、売り方の発想を変えてPOPを書いた社員には、それについての報償は何もなかった。

逆に、その年の秋、配置転換で配送センターの主任に回され、それ以上どこにも配置転換されないうちに、ひっそりと辞めていったということだ。

なんでもレッドウッドの樹皮の在庫がなくなったと聞いた社長は、とても喜んだのだが、その売れた内容を聞かされたとたん、こころなしか顔を曇らせたように見えたということだった。

その曇り顔のせいで、担当者が配置転換されたのかどうか、そのとき社長が実際にどう思ったのかは、今では判らない。


その数年後から徐々にそのバークが多くのホームセンターで扱われるようになり、本来の園芸用品として売れ始めたらしい。

新しい範疇の商品が社会に浸透するには時間がかかり、それまで辛抱できたものが、その一番手としての栄誉を手にするが、たいていは、1番手は途中で挫折する。

それほどにも消費者の心のうちというものは読みづらいものであるのか。

わからない。


                      おわり







それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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