言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

ある料亭の再生物語 <第2部>(その1)

2011-07-06 11:56:24 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「ある料亭の再生物語<第2部>(その1)」


まず、第1部で上がった従業員のアイデアをまとめてみよう。
●板長の料理ショー
●クラシックやジャズ、ラテンなどのコンサート
●フラメンコ
●フラダンス
●カラオケ大会
●お茶会・生け花教室などの趣味の会 板長のおいしい料理つき
●着物と宝石の展示会
●芸者さん体験               等

上記には触れられていないが、その他に上がったものもある。
●着物着付け教室
●畳でオセロ大会
●板長のおすすめランチ、料亭でランチ
●1日限定数組のみのディナー
●畳DE夜会
●板長のお料理教室 等があった。

これらの意見をどのように現実にしていくかは、社長と女将、板長と、それに新しく加わった本田にゆだねられることになった。

数日後から、この3人はある1室に集まり、協議を始めた。
「先日はありがとう。みんながあんなに千樹のことを思ってくれているとは、思ってもいなかったんで、びっくりした。嬉しかった」
社長がまずそう言った。
「やっぱり従業員を大事にしてきてよかったと私も思ってるわ」
女将がその後を続けた。
「お客様も大事ですが、接客してお客様に実際に対してくれるのは、何といっても中居さんですし、お料理を気に入っていただけるのは、板場のみなさんがいるからですから」
コンサルタントの本田も、従業員が楽しく働いてくれる職場にしなければ、お客様も楽しくないのだという持論から、賛成した。
「いえ、働いている者たちは、社長や女将さんを信頼していますから」
板長は謙遜して答えた。

「さてと、まあそんなに褒め合っていてもしょうがないから、今日の本題に入ろうか。女将(社長は職場に出ると妻のことをこの職名で呼ぶことにしている。そうすることによって、公私混同をしていないということをみんなに示している)は、昨日も内々で聞いたけど、思っていることをもう一度ここでふたりに話してくれないか」
「そうね。私はみんなに集まってもらう前に考えてたことがあったの。だからみんなにそれを聞こうと思ったんだけど」
「どんな考えなんですか?」本田が聞いた。
「やっぱり今までの千樹のことが頭にあったから、その延長でしか考えてなかったの。だから、もう一度昔の千樹のにぎわいを取り戻したかった。ほらもうすぐ千樹も創業80年じゃない。その創業を記念して、百貨店じゃないけど創業祭というのかしら、そんなものを開いて、今までお世話になったお客様を招待しようと思ったりしていたのよ。それでその場でお客様にもっと愛されるように生まれ変わりますので、いろいろな意見をお客様に聞こうと思っていたの。お客様の意見からいい考えが浮かぶはずという考えがあったの。でもそれじゃ今までの延長線上でしかアイデアが出てこないかもしれないって、この間のみんなの話で判ったわ」
「いや、お客さんも、千樹を本心から思ってくれる人だったら、いいアイデアをくれたかも知れないよ」
社長がなぐさめた。
「まあそれもいいと思いますが、私はお客様にそんなことを聞くのは反対ですね。そりゃお客様のために尽くすというのはサービス業の大本ですが、それとお客様の意見を聞くというのはちょっと違うんじゃないかなあと、私はいつも思っているんですよ」と本田が言い始めた。


                                   つづく


<2>へつづく。
(このストーリーはフィクションです)

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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朝日新聞の取材を受けました

2011-07-06 09:36:52 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は日差しはとても暑いのに、受ける風はさわやかで、車で走っていると、なんだか秋空の下を走っているようなさわやかさでした。梅雨時なのに湿気が少なかったからですね。


さて、昨日は朝日新聞の取材を受けました。

自分の事務所は自宅兼用なので、なかなか人を受け入れることもできない狭さと、あまり人に見せられないものがいっぱい置いてあるので、こちらに来たいという記者の方を断って、先方に伺いました。

1時間半ほど、なぜ一介のコピーライターだった自分が、こうした経営コンサルタントに傾いていったのかを語り、その他現状の商店街のシャッター通り化などについていろいろ話をしました。

この記事は早くて今週の金曜日=8日に群馬版に掲載されるということです。もし群馬県内で朝日新聞をお読みの方は一度読んでやってください。

自分もどんな内容で掲載されるのかワクワクしています。


その話の中で出てきた商店街の衰退は記者の方から出てきた話題で、自分から出したわけではありませんが、記者の方からも出てくるということは、もう末期的症状なのではないのかという懸念もあります。

私は持論通り、時たま行うイベントに頼り、イベントで人が大勢集まったと喜んでいる限りは駄目だろうと話しました。
それよりも個店ひとつひとつが自立していかなければ、先はないということも。

この前、前橋中心商店街で行われた街中の合コン企画は、関係者は成功だと喜んでいるという内容が新聞にも掲載されましたが、それはそのイベントが成功したというだけで、何も商店街に新しいにぎわいをもたらしたというわけではありません。

商店街の方のコメントもありましたね。

「いやあ、何年ぶりだろう。商店街があんなに人で溢れたのは」

この言葉は、既にお客様集めは神頼みだと言っているのと代わりはありません。

「あんなことがないと商店街に人は来ないのか」という自戒の言葉があれば、まだ何とかなるとも思いますが、あれで喜んでいるようじゃ、もう先がありません。

自分たちの努力で、あれほどのお客様がやってくるようにしなければならないのに、他人のお神輿に、自分がその端っこに、一時的に乗せてもらったことを喜んでいるようじゃ、どうにもならないですね。

一介の私ごときの経営コンサルタントにこんなことを言われて悔しかったら、もっとがんばりましょうよ。
私だって、相談されれば、真摯に考えるのに………。
もうそんな気力さえありませんか。

確かにそんな気力がないから、その子どもたちも親の態度を見て、店を継がないで離れていくのではないのですか。
シャッター街の主な原因は、そうした後継者がいないということから発生しているのですから。
後は年金生活で、なんて考えていないで、もうひと踏ん張りしませんか。

それでは今日はこれで。


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「『人』や『もの』を見抜く力」を育てるところから

2011-07-05 09:41:53 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


今日は企業の「人」や新しい「もの」を見抜く力、人財についてちょっと書いてみようと思います。
ちょっと長めで、あちこち飛んだりになりそうですが、よかったら最後まで読んでください。

まずは私事ですが、あるとき、妻が日頃から作っている素朴ですが、おいしいボール型のドーナツをどこかで販売できたらいいなということになり、いろいろな場所を探していたところ、以前に、現在たこ焼きで最大手になっている築地銀ダコの社長である佐瀬さんの話を思い出しました。

佐瀬さんは、最初地元の桐生市内で焼そば屋さんを始め、それからしばらく後に、同じようなドーナツを作り、それを高速道路のサービスエリアの一角で販売したと言うんですね。
今のようにまだサービスエリアが注目されていない時だったので、なんだかすんなり入りこむことができ、そこでは飛ぶように売れた、ということを聞いたことがあったのです。

そこで自分たちも、そうだサービスエリアに一度当たってみようということになり、あるサービスエリアに電話しました。
するとそこで始めて知ったのですが、サービスエリアは高速道路公団(当時)が運営していたのではなく、各サービスエリアごとに様々な企業が一括して運営に当たっていたのです。
ですから、サービスエリアが違うと、運営企業もまったく違うということが分りました。
そこで目星を付けたサービスエリアの運営企業を、何とかインターネットで探り、そこに電話をしてみました。
するとその担当者が言うには、実績も、会社組織にもなっていない、いわゆるどこの馬の骨とも分らないものを、たとえ、臨時的であってもサービスエリアに入れることはできない、と門前払いならぬ、電話口払いでした。

なるほど、単なる思いつきで電話したこちらも悪いとは思いながら、少しばかりは「馬鹿やろう!」という声は出ました。


さて、話はここからです。

この企業だけのことではないと思います。
新参者に対しては、必ず実績を重視します。
「人」ではなく、「味」ではなく、ある意味、過去でしかない“実績”です。
単なる普通の味であっても、実績さえあれば、とりあえずは会ってみるということです。
しかし何もバックにない者には、そこで未来の宝を秘めていようとも、門前払いなんです。
未来の宝を持つものを見極めるのもやはり「人財」の力です。
その企業は「人財」を育ててくることができなかったんですね。

果たしてそれで企業のイノベーションはできるのでしょうか。ふとそんな疑問が湧きました。

実績のない者に対しては、会ってみてその人柄や、持ちこんできた商品を味わおう、試してみようということもせずに追い払う。
そんな人材を揃えている企業の将来は、あまり明るいものではないと思います。

あなたの会社は、新しく人を雇う時は、中途採用が多いですか。
その中途採用ではどういうところを見ますか。
たいていまずは前職の会社を見、前職の実績を見ることでしょう。
そしてその「人」はあまり考慮しないこともしばしばあります。

「あの会社であんな実績を上げた人だ」という過去だけを頼りに、採用していませんか。
その「人となり」だけを見て採用することはないのですか。
その「人となり」を見るということは、採用する人にその「人」の先を見つめる力が必須です。
まず「人」を採用する前に、力のある人財を育てなければならないのではないでしょうか。


あるとき、ある企業が、店舗展開を押し進めるにあたって、大量に人を中途採用したことがあります。
その大半が前職でも同じ業態、同じ企業で働いていた人たちでした。
そして入ってきたとたん、生え抜きで育ってきた人たちの上にポンという感じで配属されました。
過去に実績があったからです。

そこから店舗は短期間に10数店舗、オープンしました。
しかしそのほとんどの店は売り上げが伸びずに、数年後にはほとんどスクラップされ、残ったのは立った3店舗という有様。

そしてそれ以上に、そのときに中途採用した人たちも一人も残らずいなくなっていました。
元の木阿弥、とでも言うんでしょうか。

そのときに中途採用された人たちは、以前にいた会社では不満分子であり、以前の会社では結局役に立つ人材ではなかった、ということを理解したときには、その会社の本部には、荒んだ雰囲気の、淀んだ空気だけが残されていました。



よそからいい人材を入れるのはいいことですが、そこには元からいる生え抜きの方たちにも、充分な配慮が必要です。

また企業に役立つ人財に育て上げるには、長い時間と素晴らしい力を持った上司が必要です。
人材を育てるには、時間がかかります。その時間をおろそかにして、安易によそから人を採用するのも、慎重にしたいなと思います。

いかがでしょうか。

それでは今日はこれで。


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コピーライターになりたいか <17>

2011-07-04 12:07:46 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第17回目です。

17.常識をひっくり返そう


それは常識的だとか、そんなこと知らないのか常識だよ、なんだよそれ、常識じゃない、というように、「常識」という言葉は、だいたいにおいてネガティブな意味、馬鹿にするような形で使われるのがほとんどです。

しかし、常識はバカにできません

それは、長い年月をかけて培われてきたひとつの真実だからです。常識を本当に常識として認めるのは、難しい。難しい数学を解くようなもので、じゃあこの常識は、なぜ常識になったんだ、と聞かれると、なかなかちゃんと答えられる人はいません。多分。

だから常識を常識としてちゃんと認めていないと、ホントに常識はずれなバカなことを言ってしまったり、やってしまったりして、それこそバカっ恥をかくはめになってしまいます。そういう意味では、人はまず常識をよく知っておく必要があります。それが学校教育であって、常識をしっかりと身につけてから社会に出ていくというのが本来の姿です。

それがいつの間にか、学校はひとつ上の学校に行くための機関でしかなくなってから、世の中がおかしくなってきたのです。常識を持たないまま、ただ受験用の知識だけを身につけて社会という荒波に放り出されるから、ニートなどという馬鹿な集団が出現してきたのです。

常識をまずしっかりと持ちましょう。

しかし。しかしです。
それだからこそ、広告宣伝するためには、それを180度転換させて、読む人、見る人を驚かそうとしなければ、新しい発想やそのための知識は出てきません。

最近上記のような例で、新しい時代を切り開いた人がいます。
それがホリエモンです。

たまたま彼は、法律に触れることをやってしまったので、ああいうことになってしまいましたが、彼の、この行き詰まった経済環境に風穴をあけ、コンピュータを駆使して、21世紀の企業つくり、閉塞感の漂っていた経済状況を打破した功績は、はかり知れません。

彼はしかし、常識がなかったのでしょう。だからこそあんなことになってしまったのだと思います。

いいコピーライターになるためには、しっかりと常識を勉強し、よく把握していないとなれないと思います。常識をしっかりと身につけてから、その常識をひっくり返すのです。

快感でしょうね。見事にひっくり返せたら。快感があった時に生まれたコピーは、きっとみんなから支持されるものになると思います。

いい常識を身につけてください。

そして、常識をきれいにひっくり返してみてください。


<18>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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今どき冷房効かせ過ぎ

2011-07-04 09:06:51 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。



▲暑いので、涼しい風景でも提供しましょう。
 真冬の信越線から見た妙高高原です。ちょっと暗いですけど………。


さて、自宅のすぐ近くに、関東を中心に店舗を展開しているある中堅スーパーの店があります。

価格的にも、商品の品揃え的にも、それほどの魅力はない店なんですが(離れたところにあれば、わざわざ行こうという気にはなれないような、ごく普通の、あまり特徴のない店です)、近くなので歩いていける利点もあって、足りないものを中心に買い物に行くという程度です。

さて、何を今日は言いたいのかというと、大したことはないのですが、その店の冷房が強いんです。

短パンとTシャツ1枚で入ると、帰る頃にはむき出しの腕に鳥肌が立つ時もあるぐらいで、外の熱気でほっとする時もあるほど。これはちょっと効かせ過ぎ

この冷房のきかせ過ぎ、店長以下、従業員の人たちはみなそのことに気づかないのでしょうか。
店長はなるほどちょっと太っちょめです。
でも某食いしん坊タレントさんほどでもない、ちょっと、というぐらい体型。
店内にいると分らないものなんでしょうか。

折から、政府主導で節電を訴えていますが、それに関係なく、このスーパーも、店内の温度をもう少し上げてもいいんじゃないかなあ、と思う次第です。

政府主導の28℃設定は、ちょっと疑問のある温度ですが、このスーパーの店内温度もちょっとねえ――。

ちょっと話はそれますが、28℃設定、あなたはどう思いますか。
私は、これは逆に、余計に電力を使わせてしまう温度設定じゃないかと思うこともあります。

温度を28℃にして扇風機を一緒に使いましょうって言ってますけど、家庭ではそれでいいですけど、オフィスのことを例にとってみると、28℃設定で増えたのが各自の机に置かれたパーソナル扇風機の数です。これ全員で使った場合と、エアコンの設定温度を1℃下げるのと、どちらが節電になるのでしょうか。私は専門家ではないので、具体的な数字は分りませんが、全体を1℃下げた方が気分的にもいいんじゃないでしょうか。

さらに、その見た目もどうでしょうか。
たくさんの扇風機が、机の上や床で動いている光景。
なんだか想像するだけも暑くなってきそうです。

28℃に温度設定を上げることが即節電につながるんだ、という安易な考え方はやめて、人間の気分という微妙な点も考慮にいれたいものです。

道路の水まきも節電の効果は全然ない、ということを言っている馬鹿な専門家がいるそうですが、節電と水まきを同一レベルで考えること自体がおかしいんです。

水まきは人間の情緒=五感に訴える涼しさなんです。
風鈴のあのチリンという音からでも、人は涼しさを感じることができるんです。
そういう情緒を無視したそんな議論は、元から“話が違う”んです。

冷房は単に温度を下げるだけ。


さて、話は元にスーパーの話に戻りますが、節電というキーワードを無視するとしても、これほど冷房を効かせると、電気代も相当かかるんじゃないかと思うんです。
入店されたお客様に快適に過ごしていただく、ということは一番大事なことですが、この冷房の効き具合は、ちょっとばかりすごいなと感じます。

何か節電に対して、対抗心を燃やしてでもいるみたいな、そんなかたくななさで毎日強い冷房で店内を冷やし続けていますが、何か特別のわけでもあるんでしょうか。
それによって店内の商品の日持ちを長引かせよう………とでも?
昼間でも値引きシールの貼っている商品も目につきますけどね。

汗をかきかき中に入ると、ちょっとした冷気でゆっくりと汗が引いていく感じが一番いい冷房です。
それが、ちょっと涼みに入ろうと店内に入ったとたんに、さあ~という感じで身体のほてりがおさまっていくのは心地いいけど、何か身体に悪そうな気もします。

冷房の効き具合もほどほどにしないと、お年寄りもさることながら、店内で働く女性の方にも悪い影響が出るのではないか、と他人事ながら案じています。

それでは今日はこれで。


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デスティネーション・キャンペーンって?

2011-07-03 09:43:49 | 観光
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

先週に引き続いて今週末も、デパートに行ってきました。
朝の内にと思って10時開店に合わせるように行きました。
バーゲンが始まったので、先週聞いていたあるブランドのバッグのバーゲンもあると聞いていたので。
人気のあるブランドなので、早く行かないと、望んでいるような商品がなくなってしますだろうと思ったからです。
(でも考えてみたら、この「商品」という言い方、購買者がいう言葉ではないような気がしませんか? あくまで「商う品」ですから、販売する方の言葉ですよね。購買者の方からでは何と言えばいいのだろう?)


途中線路の下をくぐっていく道路があるんですが、その近くの線路際に大勢の人がカメラを構えています。
そうして聴こえてきました、蒸気機関車のあの独特の蒸気を排出する時の音が。いい音ですねえ。アナログのあの感じ。

そうなんです。そこは高崎駅に近い線路上。

7月1日から群馬デスティネーション・キャンペーンが始まり、この日は蒸気機関車が重連で走るということで、みんなカメラを構えていたのですね。道路幅も狭いところなので、端に駐車してその素晴らしい姿を見ることは、残念ながらできませんでしたが、音を聞けただけでも良かったなあと思いました。

そのときの写真を、ヤフーニュースから拝借してしまいました。すみません。
▼これです。



いやあ、これだけのものなら駐車違反を覚悟で(というのは嘘)見てみたかったですね。

9月までキャンペーンは続きますので、そのうちどこかに出かけたついでに見ることもできるでしょう。だから必ずデジカメだけはケイタイしていこうかなと思っています。


しかしこの「デスティネーション」という言葉。あまり耳慣れた言葉ではありません。はっきり言ってこのキャンペーンがあるまで知りませんでした。(ディスティニイなら知っていますが。最初聞いた時は“運命”キャンペーン? 観光のキャンペーンなのみなんで運命?なんて思いましたが)
そういえば、ホラー映画でシリーズ化されたものがありましたね。「ファイナル・デスティネーション」。これもデスティネーションだったんですね。今の今まで“最後の運命”だとばかり思っていたのですが。

デスティネーション、ネットで調べました。目的地というような意味なんですね。
それにしては何となく重いニュアンスというか発音というか、そんな気がしませんか?

「目的地キャンペーン」か、なるほどね。
JR各社がバックアップして、毎年一定期間、ひとつの県や地域の観光を後押しするというのが主旨らしいです。

しかしこれは私的な感想ですが、ほとんどの人はあまり感心がないようで、熱中しているのは、観光地の人たちだけのようです。
特に私が毎週伺っている太田市にはJRの路線がないので(東武だけです)、全然盛り上がっていません。

県はそれなのに、これに相当の予算をつぎこんでキャンペーンを押し進めています。
年4回出す冊子は合計で約700万円ぐらいかかっています。これは私がこのキャンペーンの企画提出で関わったときに提示されていた予算です。どれだけJR東日本から補助があるのかは知りませんが。
それだけの予算がたったひとつの企業(印刷会社)に流れています。

まあ何はさておき、今回のキャンペーンはタイミングも悪く(東日本大震災)、仄聞ですが、大した成果もあげられないだろうともいわれています。
いくら高所から旗を振っても、当の観光地そのものが、訪れた観光客を楽しくおもてなしできない限り、上っ面だけのもので終わってしまいます。

おもてなしをするために、どれだけの努力をしてきたのでしょうか。
各地域で出す旅館の料理だって、どんな山奥に行ったってマグロの刺身が出てくることほど寂しいことはありませんが、それを平然と行っている旅館もまだまだ数多く存在しているのも事実です。

いくらおもてなしするのだと言って豪華な料理を出しても、それじゃそこへ行った価値は旅人にはありません。
そこにしかない旅の価値、それを極めなければ、こんなキャンペーンなんて意味がないのではないでしょうか。

「目的地」という名のキャンペーン。
果たしてこの目的地には、よそからやってきた旅人を、その地域ならではの形でおもてなしできるのでしょうか。
またこのキャンペーン、県内では盛り上げようとやっきになっていますが、果たして県外ではどうでしょうか。
新潟でも一昨年、信州でも昨年行われたそうですが、私の情報不足でしょうか、そんなことは聞いたこともありませんでした。
お隣の県のことなのに知らなかったんですよ。
一般の人々が知らない観光キャンペーンって、いったい何なのでしょうか。

そんなことより、もっと草の根で観光を後押しした方がいいんじゃないでしょうか。
そう思います。


それでは今日はこれで。


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3人の方に感心させられました

2011-07-02 08:15:55 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は群馬県庁へ、「今年の漢字」をプロデュースしたことで有名な殿村美樹さんという方の「心にひびくPR戦略」という題の講演を聴きにいってきました。

面白い事例ばかりがたくさん飛び出し、目のつけどころの違いがPRのつぼだなあ、とあらためて考える機会をいただきました。ありがとうございました。

早速アマゾンで著書「テレビが飛びつくPR―予算9万円で国民的ブームを起こす方法」を購入しました。▼



勉強させてもらいます。

講演会場には定員いっぱいの100人が入り、その熱気と節電のエアコン控えめで暑くて暑くて、と思っているときに、タイミング良く誰かが思いついたのか、予定の行動だったのか、「7月3には知事選です」と書いた団扇が全員に配られました。

講師の方はそれでもジャケットとを着られたまま1時間半、たいへんだったでしょうね。
お察しいたします。

さてその会場で、講演も終わり、席を立って帰ろうとしたら、太田商工会議所のK部長にお会いしました。
Kさんはその後の懇親会にも出るということで、エレベーターで別れましたが、さすがに商業支援関係のトップにいる人は違うなあと感心しましました。

さてその前に、私が県庁に出かけようと着替えをしようと思ったとき、突然玄関からピンポ~ン!と来客の合図。
インターホンに出てみると、広告制作会社のA企画というところのMという方でした。
聞くと、何でも昨日の群馬経済新聞の私の記事を見たとかで、何かコラボできることがあたら、という思いで早速訪問してくださったということです。
いやはや思い立ったら即行動の見本のような方で、驚きました。
こういうバイタリティと機敏性が企業を繁盛に結びつけるのかなあと、感心しました。

しかしなにぶんすぐに県庁へ行かなければならないので、玄関先の名刺交換だけで失礼させていただきました。
せっかくお訪ねいただいたのに、上がってもらいもせず、コーヒーのいっぱいもお出ししないままになってしまいました。すみませんでした。

今度は、こちらからびっくり訪問してみようかなと思います。

昨日は3人の方に感心させられましたね。

今度はいいアドバイスをして、私の方がクライアントから感心してもらう方にならなければ………。

それでは今日はこれで。


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「お店検診」コンサルティングパックが紹介されました

2011-07-01 09:37:05 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


昨日発行の群馬経済新聞流通欄に、私が今進めている「お店検診」が大きく紹介されました。
うれしい限りです。
群馬経済新聞

今までたくさんの経営者の方にお会いして、きちんと経営コンサルティングを受ければよくなるのは分っていても、コンサルティング料金の高さや、それに費やされる時間等を考えると、二の足を踏んでしまう経営者の方も多く、一番の問題はその料金の高さがネックとなって、三の足まで踏んでいらっしゃる方が非常に多いという実感がありました。

反面、売上高などを聞いてみますと、やはり本格的なコンサルティングを受けるには難しいということも感じます。

そういう方が一番最初に相談に行くのが、商工会議所や商工会です。
そこで指導を受けるだけで何とかなるお店もある一方で、もっと専門的な指導も必要と感じても、それ以上になると、予算がかかってくるのでそこで断念するということがあります。そこが一番のネックでした。

そこで私は、小さなお店でも、気軽にコンサルティングを受けられるシステムが必要と感じ、販売促進という、自分が一番得意としている分野に限定したコンサルティングを、ひとつのパッケージングとして発表したわけです。

現在週1回ですが、太田市で商工会議所様より委嘱を受け、店舗改善支援を行っています。

そこでもアドバイスを行うたびに思うことですが、やはり基本的に必要なことよりも、イベントやセール、販売テクニックなどに力を入れ、お客様を増やそうと考えている経営者が多いという印象があります。
お店を運営していくというのは、もちろんそういったことも必要ですが、その前にやはりやらなければならないことがあります。

一番基本的なことから始めようというコンセプトで、料金プランも税込で2万円という設定です。

そこでは2回の聞き取りと店舗調査、その後のアドバイスとレポート提出というパッケージングです。
これを通常でやらせていただくと、5万円以上はかかるものですが、そこは販促という面に特化していますので、まあなんとかその料金でおさまるということから始めました。もちろん特別価格です。アドバイスも販促面だけではなく、気がついた接客や運営などについても、レポートのなかには踏み込んでいます。

このブログからでもお申込みいただけますので、下記のメールで資料をご請求ください。
(群馬県内と埼玉北部、栃木南部は交通費などは無料ですが、その他は申しわけありませんが、交通費のみ別途いただきます。)

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またお知り合いでお店や会社経営でお困りの方がいらっしゃいましたら、一度ご相談ください。どこへでもお伺いします。

すみません、今回はなんだか自分の宣伝だけになってしまいましたが、小さなお店だからこそできること、伸ばせることことがたくさんあります。
少しでも早くご相談ください。

それでは今日はこれで。


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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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