ごっとさんのブログ

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ガンの再発を予防する「簡単なこと」

2024-02-15 10:36:46 | 健康・医療
健康のため運動が重要とよくいわれますが、私はこれを若干疑っています。

ひとつは私の母のことで、母は小児まひで右足が麻痺していました。歩くには松葉づえが必須で、若いころはそれなりに出ていましたが、歳をとってからは全く出掛けなくなり家でじっとしていました。

当然運動など全くやっていないのですが、89歳というまあまあの長寿を全うしました。さて筋肉は年齢とともに衰え、そのことが原因で免疫力が下がったり、生活習慣病を引き起こしたりすると言われています。

運動がガン予防に効果的であると言われ、既にガンを患った人の生活の質を改善することも報告されています。

ある研究グループが、ガンを患って手術・化学療法の治療が一応終了した20名(女性18名、男性2名、年齢30〜70歳)を対象に、6カ月間のインターバル速歩トレーニングを実施し、その前後で体力測定やQOLに関するアンケート調査を行いました。

その結果トレーニングの実施率は50%で2日に1回と非常に高く、6か月後には最高酸素消費量が18%、膝の進展筋力が14%向上し、血中総コレステロールが5%低下しました。

さらにアンケート調査によれば、ガン発症前の生活習慣について、全く運動をしなかったあるいは少し運動をしていた程度の人が全体の90%以上でした。

また仕事が多忙で生活にストレスを感じて睡眠不足だったと答えた人が全体の80%もいましたが、インターバル速歩によって70%以上の人が睡眠が深くなった、体長が良くなったと答えています。

通常患者ががんの再発を予防するために何か自らできることはないかと医師に尋ねると、大抵の医師はとりあえず何もない、定期検診に来て後は任せてくださいと答えるそうです。

その結果自分の人生を医師に握られてしまったという印象を持ち、いつもがんの再発を気にして、積極的に自分の人生を切り開く意欲をなくしてしまうことが多いようです。

運動によってガンの再発リスクを下げることができるという研究結果は、患者がガンと闘える大きな武器を手に入れたと感じるようです。そしてガン患者同士お互い励まし合いながら運動をするという行為は連帯感を生み、社会からの孤立感を和らげることになり、生活の質が大いに改善するとしています。

こういった運動ががんの再発を予防できるかの科学的証明ができているとは言い難いようですが、患者の精神的よりどころになることは確かかもしれません。

私は基本的歩くのは嫌いですので、下手なテニスでもして少し運動するという事になるのかもしれません。