ごっとさんのブログ

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   薬と猫と時々時事

全米オープン開幕 日本人選手大活躍

2017-08-31 10:44:58 | テニス
今年最後のグランドスラムである全米オープンテニスが始まりました。

この大会は錦織は負傷で欠場しているものの、多くの日本人選手が出場できました。グランドスラム本選というのは出場するだけでもなかなか難しいのですが、男子は期待の杉田祐一のほかダニエル太郎も出場を果たしました。また女子も19歳の大坂なおみを筆頭に、土居美咲、日比野菜緒、奈良くるみ、尾崎里紗、江口実沙の6人が出場しました。

この大会はWOWOWが夜0時の開始から昼の3時までライブ中継しており、日本人選手の試合中心となっていますので、多くの試合を録画して見ることができます。全米オープンはセンターコートのみ屋根がありますが、なにしろ試合数が多いので雨が降るとスケジュールがめちゃめちゃになってしまいます。

杉田は1回戦が2日目で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のフランスの19歳ブランカノとの対戦となりました。このクラスですと杉田の安定感が勝り、序盤からリードする展開となり、1セット6-2、2セット6-2と完ぺきな形で進んでいきました。しかしここで雨が降り出し、次の日に順延となってしまいました。

こういった途中で休む形になると、勝っている方は嫌なもののようですが、杉田の場合は明らかに実力差がありますので問題はないようです。次の日の第一試合で続きが始まりましたが、杉田が圧倒的な強さを見せつけ6-0でとり完勝しました。

またダニエル太郎もアメリカのポールを相手に6-1、4-6、4-6、6-2、6-2とフルセットの戦いの末逆転勝利しました。この試合は見ていませんでしたが、かなり頑張ったようです。

さて女子は19歳の大坂なおみに期待していたのですが、1回戦の相手がなんと元女王で昨年度のこの大会の覇者ドイツのケルバーとなってしまったのです。ケルバーはこのところやや調子が悪く第6シードとなっていましたが、トップ10としての強さを見せていました。

ところが試合が始まると大坂が鋭い攻めで、ミスも少なくゲームを主導しているのです。まさかのケルバーのサーブを先にブレークしリードしたのです。これは後から出た記録ですが、大坂のサーブはケルバーに比較して平均が20キロも上回っていました。この高速サーブを武器にリードを保ち6-3で1セットを取ったのです。

2セットはケルバーの巻き返しを心配していたのですが、どうも元気がありません。大坂の鋭いショットに振り回され防戦一方の感じでした。こうなると大坂の良さが出てなんと6-1で2セットも取り大金星を挙げたのです。

大坂は全米のセンターコートで勝つことが夢だといっていましたので、見事夢がかなったわけです。これで2回戦以後が楽しみになりました。

試合を見ていないのですが、江口実沙と土居美咲は1回戦敗退となりましたが、日比野菜緒と奈良くるみ、尾崎里紗が1回戦を突破しました。日本人選手大活躍と言えるでしょう。


新発見 ユニークな命名

2017-08-30 10:13:51 | 化学
先日新聞に新発見をしたときの化合物に、日本ならではのユニークな名前が付いているという記事が出ていました。

最初に取り上げたのは1991年に合成された、新しいシクロデキストリンに「シクロアワオドリン」と命名したことでした。我々化学者は、新しく発見した化合物や新規に合成した化合物の命名権を持っています。最近では日本人が発見した元素に「ニホニウム」と命名したことをこのブログでも書いています。

ここではユニークな名前を紹介していますが、なかなか面白いものも多いようです。例えば受精に必要なタンパク質は縁結びの出雲神社にちなんで「イズモ1」と命名されています。また網膜にある視覚に関わるタンパク質は、電撃を放つポケットモンスターにちなんで「ピカチュリン」などがあるようです。

ここで化合物の名前について触れておきますが、正式名は国際純正・応用化学連合(IUPAC)というところで世界的に統一されています。しかしこの規則は非常に難しく、「化合物命名法」という本がかなり厚くて2冊も出ているほどです。

この正式名は特許などでは記載することもありますが、非常に長くなり少し複雑になると数行から十数行にもなってしまいます。そのため発見者が一般名を付けることになるわけです。私のような企業研究の場合は、命名するということは市販するが前提になりますので、あまりユニークな名前は付けられません。

またこの名前は商標登録するのですが、誰かが先に登録してあると当然使うことができません。そこで私が勤務していた会社では、何年かに一度社員から薬の名前にふさわしそうな名称を募集し、その中から良いものを先に商標登録してしまうわけです。

また企業の場合はその薬を発売するときに商品名を付けるわけですが、これは医者や消費者に覚えてもらえるような名前となります。この時一般名の一部を使ったり、全く違う名前にするとか色々ですが、この名前の付け方で企業のセンスが問われますのでかなり難しくなっています。

この記事には名前が変わってしまったものとして、オリザニンからビタミンB1などが紹介されています。また副腎皮質ホルモンのアドレナリンというのは日本ではなじみの名前ですが、米国ではエピネフィリンと呼ばれているようです。

この記事は取り上げていませんが、日本の命名で一番古いのは、酒麹の中に含まれる酸をコージ酸であろうと思っています。その他そのものずばりで、マツタケのあの独特の香り物質をマツタケオールとしたのも日本人です。

このように化合物命名には面白い由来も多いので、また思い出したらかくかもしれません。


書店ゼロの街 2割

2017-08-29 10:41:44 | 時事
書店が地域に1店舗もない書店ゼロの自治体が増加し、全国の自治体行政区の2割強を占めています。

本当に書店が知識や教養を養う文化拠点としての役割を果たしているのか、やや疑問のところもありますが、残していく必要はあるような気もします。私の住んでいる地域は学生街ですので、書店があるのは当然で大小合わせて4店舗ぐらいありますが、最近行ったことがありません。

現在全国の書店数は12,526店で2000年の21,654店から40%以上減少しているようです。こういった減少の理由は書店といえども大型化の波があり、中小書店は減少したものの大型店は増加しているようです。もちろん人口減や活字離れがあるほか、書店の売り上げの6割以上を占める雑誌の市場規模も10年前の6割に縮小しているためと言われています。

こういった書店減少は人口が減り続けている地方都市ではわかるのですが、首都圏などの大都市圏でも起きているようです。これは新聞の特集記事ですが、ここでは取り上げていませんが、各地の図書館の充実も本屋離れの一因ではないかと思っています。

私の住んでいる市には何カ所か図書館がありますが、中央図書館の蔵書数は非常にしっかりしており、新刊書から雑誌までそろっていました。しいて言えば漫画が少ないのが欠点だったかもしれません。私も子供が小さかったころは2週間に一度ぐらい図書館に行き、数冊の本とCDを借りてきていました。この辺りから図書館の運営方針?がより住民に密着する形に変わってきたような気がします。

私が子供のころ(半世紀も前ですが)、学校帰りになじみの本屋さんに行き色々立ち読みしたりすることが多かったような気がします。本屋のおじさんから面白そうな本や雑誌の情報を仕入れたりしていましたので、このころは本当に書店が文化の拠点としての役割を果たしていたような気がします。しかしこれは時間がゆっくり流れていた古き良き時代だからできたことのような気がします。

最近本屋にも図書館にも行かなくなったのは、やはりネットの影響と、本自体が電子書籍になったことが大きいと思います。蔵書としてとっておきたい本は、ネットから買ってしまうし、ちょっと読んでみたいなと思うとタブレットに電子版を落とすことがほとんどです。

現在は新刊書が出るとほぼ同時に電子化されていますので、通常の書籍であればタブレットで購入できます。これは一つには老眼が進み、文庫本などを電車の中などで読むのが難しくなったこともあります。タブレットもそれなりに重いのですが、重くかさ張る本を持たなくても良いという利点もあり、最近の読書はもっぱらタブレットになっています。

こういったことも書店減少につながっている気もしますが、やはり最近の書店は文化の拠点となっていないような気もします。

抗ガン剤で白髪が黒髪に

2017-08-28 10:40:50 | 健康・医療
新薬の治験を受けたガン患者の白髪が思いがけず若々しい茶色や黒によみがえり、医師らを驚かせているようです。

抗ガン剤を使った化学療法は髪が抜ける副作用で知られていますが、今回髪色が濃くなった14人のガン患者は全員が新しい免疫治療薬の治験中でした。

新薬の効き方や副作用はそれぞれ異なっていますが、スペインの研究チームによると、少なくとも肺がん患者に対しては、毛髪の色素を復活させる効果が含まれる可能性が高いと判断しているようです。

バルセロナ自治大学の研究チームは、「最初の患者については、特殊な事例だろうと思った」と語っています。その後他の患者にも治療前の写真を見せてもらい、同じ現象を確認できたとしています。

今回髪色がよみがえった14人の患者の事例は、新薬「キイトルーダ」「オプジーボ」「テセントリク」について何か好ましくない副作用が出ないかどうかを52人の肺がん患者を対象に追跡調査していた中で確認されたものです。

大半の患者の毛髪に色の変化はでませんでしたが、14人もの患者に変化が生じたことは、これが特殊な事例ではないことを示唆しています。14人のうち13人の患者は髪全体が濃い茶色や黒によみがえり、1人は一部の白髪が黒くなりました。

ここで使用された新薬は、いずれも免疫チェックポイント阻害剤という免疫力によりガン細胞を殺すというタイプの薬です。分かりにくい名称ですが、チェックポイントというのはいわゆる検問所という意味で、免疫の過剰発現を抑えるのという意味です。

ガン細胞はこのブレーキ機能を使って、免疫細胞からの攻撃を免れているわけです。そこでガン細胞のブレーキ機能を阻害し、自分自身の免疫系によってガンを殺すようにするのがこれらの薬剤です。

こういった薬剤が毛母細胞に何らかの作用をしているようですが、そのメカニズムは全く分かっていません。もう1つ不思議なことには、これらの新薬ではこれまで、皮膚がんの一種であるメラノーマ(悪性黒色腫)の患者については、髪が脱色する副作用が確認されています。

研究チームによると、治験中、14人の患者のうち1人を除く全員は少なくとも安定した病状が保たれ、他の患者よりも高い治療効果が認められたとしています。彼らの髪色が濃くなったことは、薬が効いている兆候とも考えられるようです。

皮膚科の専門家は、今回の結果についてはさらに深く調べる必要があると指摘し、一方で「これが白髪の新しい治療法につながると考えるのは早計だ」とも警告しています。ただし毛髪の色を変える効果が確認されれば、白髪治療のための別の薬が新たに開発される可能性があると考えられるようです。


8月度2度目の麻雀

2017-08-27 10:41:39 | ギャンブル
昨日いつものH君の代わりにSTさんを入れて2度目の麻雀を行いました。

土曜日だったこともありこのところいつも行っている雀荘に電話したところ、満卓でしたので前に使ったことのある駅前の雀荘が空いており、そこで無事開催しました。

ここはシルバー料金があり少し安いのですが、ビールが生ビールではなく瓶ビールというやや面倒なところです。集合場所で話していたオレオレ詐欺の話などしながら始めましたが、東の1局はリーチをかけるというのが恒例ですが、何とか中盤に聴牌し運試しリーチをかけました。

ところがすぐに親に追いかけられ、何と一巡で満貫を振り込んでしまいました。最悪の出だしで、これは気を付けないといけないと思って進めましたが、こういったついていないときは何気なく自摸切りした牌が当たるとか手の打ちようがないほどひどい状況でした。何と東の3局でハコテンとなりトンでしまいました。

次の半荘からは振り込まないように注意を払っていましたので、当然上がるチャンスが減ってしまいます。ついていない典型が、5巡で字牌と端牌しか切ってないのに聴牌しました。これだけ早ければ何とかなるだろうとリーチをかけましたが、皆安全牌がなく勝負してくるのですが微妙に当たり牌が出ませんし私も自模れないのです。

これでも流れるのかと思っていたのですが、私が海底牌を切ったところこれが親に当たって満貫でした。ここはハコテンにはなりませんでしたが、当然ビリとなりました。こういう感じで次の半荘も我慢の麻雀でそれほど沈まなかったのに、またビリになってしまいました。3回連続ビリというのは私はもちろん、他の人も含めてめったにないことです。

それでも4回目はあまり良い手ができるというわけではなかったのですが、親の時にチイトイドラ2とタンヤオドラ3という手を上がれて、何とかトップを取ることができやや安心しました。

ついていない時というのはどうしようもないもので、配牌で白、発が対子で中が一枚という手が来ました。序盤に白が暗刻になり待望の中も対子になりました。これだけ字牌が多いと自然とホンイツになるのですが、発も中も出ないのです。その内発と中待ちで聴牌してしまいました。しかしこの段階で3元牌が一つも出ていないのです。結局流れてしまいましたが、何と上家と下家がそれぞれ対子になっていたのです。

この半荘は2位で終わり最後に巻き返しを図りましたが、また裏目に出てしまいました。こういう日は何をやってもだめだなと思っていると、たぶんこの日の最高手ですがSKさんが役牌2つのホンイツトイトイのドラ単騎というのを自模って倍満になったのです。この時私は親でなんと本日2回目のハコテンとなってしまいました。

このところずっと勝っていましたので、平均化が図れたと思っていましたが、本当にひどい一日でした。