ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

シャッター商店街の増加

2017-05-31 10:43:46 | 時事
現在地方都市の商店街が、空き店舗の並ぶシャッター商店街となっているのが問題のようです。

この原因として挙げられるのが、郊外型大型店との競争に敗れたことと、旧態依然の品ぞろえが顧客ニーズと合わず、コンビニや専門量販店に負けてしまったことが上げられます。これはかなり前から始まり、私も10年以上前にある地方の県庁所在地の市のJR駅前の商店街が、ほとんどシャッターが閉まっていることで驚いたことがあります。

身近なところでは、私の住んでいる隣の市のいわば旧商店街が完全にシャッター街となっています。これも10年以上前からですが、ここは若干地理上の問題もあり、私鉄の駅からかなり離れているのです。

なぜこんな地の利の悪いところに商店街ができたのか、歴史的なことはよく分かりませんが、現在は駅周辺に商店街の再開発が行われていますので、このシャッター街はこのまま放置されてしまうのかもしれません。

実は私の最寄り駅の商店街も最近シャッターが目立つようになってきました。本来私の家の周りは新興住宅地ですので、商店街も十分やっていけるはずですが、やはり問題はあるようです。

これは以前いっていた床屋でマスターから聞いた話ですが、この床屋も閉店してしまいました。この閉店の理由には、家族経営化した多くの店が子供に不安定な商店を継がせるよりはサラリーマンになった方が良いということで、後継者不足に陥ったということもあります。

この床屋も昔ながらのスタイルを続けていたのですが、客がどんどん高齢化し来店間隔が長くなり客不足になってきたということもあるようです。駅ビルの中にカットだけの1000円床屋が開業したので、私も時間と金額からそちらに行きはじめました。

ここは大学の近くの学生街でもあるのですが、そのための問題もあるようです。こういった商店街にはいかにに人を集めるかが大きな課題となっていますが、ここでは商店街の規模の割には多くの人が存在します。しかし学生というのは3分の1以上休みのため、この間の安定した売り上げを維持するのが難しいようです。

そのため空き家となったところになかなか次が入らず、シャッター化してしまうようです。現在7,8件のシャッターが閉まった店がありますが、この周辺ではまだまだ新しい家が建っていますので、この辺りの人は増えているはずで、これは一時的な現象なのかもしれません。

地方商店街の問題点を書くつもりでしたが、自宅周辺の話になってしまいました。全国的にはかなり深刻な問題ですので、また取り上げるかもしれません。

車のリコールによる交換・修理

2017-05-30 10:23:27 | 
先月私の車のディーラーからリコールの連絡が来ました。

車のリコールというのはたまにきますが、内容がどうでもよいようなときは気にせずにいることが多かったような気がします。

今回はディーラーだけでなく国土交通省との連名での連絡でした。内容は私の車のエアバッグがタカタ製のため、エアバッグが作動する際に、内部の部品が損傷してその破片が飛び散り、それによって乗員が怪我をしたり、出火したりする恐れがあるというものでした。これは国土交通省の文章であり、ディーラーからは破損した写真などまで入っていました。

このタカタ製のエアバッグの事故というのは、ずいぶん前アメリカなどで起きて死亡者も出たように記憶しています。なんで今頃になってという気もしましたが、さすがにこの問題をそのままにするというのは気持ちが悪いので、電話して昨日行ってきました。

ついでにあまり問題ではなさそうですが、若干不具合がありましたのでそれも見てもらうことにしました。車はエンジンのスイッチを入れると、色々な警告糖類が点灯し、エンジンがかかると消灯するが一般ですが、私の車はそのうちのAFCという文字がエンジンをかけても黄色に点滅するようになったのです。

これは一度ディーラーに電話したのですが、電話で告げられた対処法では消すことができませんでした。ただそれほど大きな問題ではないようなので、そのままになっていました。

ところが先週、かみさんが買い物をするというので、わたしは駐車場の車の中で待っていました。すると突然車のロックがかかったのですが、カギは触っていないのになぜかなと思っていると、本当にいきなりセキュリティーが誤作動を起こしたのです。

かなり大きな音でクラクションがなったりやんだりしはじめ、ランプ類も点滅を始めました。かなり慌てましたが、とにかく何か操作するためにはエンジンをかける必要があると思い、エンジンをかけました。するとこれだけで大きな音や点滅は止めることができたのです。

そこでいろいろチェックして見たのですが、これといった異常は見つかりませんでした。ところが点滅しているはずのAFCという文字も消えてしまったのです。その後この点滅は全く起きなくなったのですが、昨日ディーラーにもっていったとき、この間の事情を説明し点検してもらうよう依頼しました。

この車のように非常に多くのセンサーが入っていると、何かが起きていても分かりませんのでやや気持ちが悪い部分があります。エアバッグの交換が終わり、車もきれいに洗車してくれたのですが、色々なところをリセットしてたぶん問題はないだろうとのことでした。

結局昨日は半日これにかかってしまいましたが、今のところ問題は出ていないようですが、すべてコンピュータ制御で動くようになると、素人では全く何もできないものです。

分子のコントロールに向けての大きな一歩

2017-05-29 10:41:46 | 化学
分子一つひとつの動きをコントロールするのは難しいが、分子の制御に向けて一歩ずつ科学者たちは歩みを進めているという記事が出ていました。

ところがこの記事は、アメリカの国立標準技術研究所(NIST)の科学者たちが、単一の分子を制御するための初期の課題を解決したという文章があるだけで、その内容は全く出ていません。たぶん量子化学などのやさしく書くことが非常に難しい分野で、説明のしようがなかったのかもしれません。

しかしこの記事にはなかなか面白い文章が入っていましたので、そのまま転載します。
「元素周期表や難解な専門用語、球状の発泡スチロールとエンピツで作られた模型_。それらに慣れ親しんでいるにもかかわらず、実際のところ化学者たちは分子について何もわかっていないに等しい。」これは我々の現状をうまく言い表しています。

若干補足しますと、分子模型は発泡スチロールなどではなく、ちゃんとその原子の形状を表した玉と、エンピツではなく原子間距離を表したスティックで分子模型を作っています。私もこの分子模型セットは持っていますが、平面に書かれた構造式を立体的な模型にすることによって、分子が分かったような気になっていただけかもしれません。

この分子を制御するということが具体的にはどういうことなのか、この記事を読んでもわかりませんでした。

実際の化学反応というのは、分子同士の衝突(接触の方が良いかもしれませんが)によって起こります。通常の反応液という溶媒に溶けた状態の化合物は、それ自身が比較的激しい運動をしています。

さらにこの分子運動を活発にして衝突しやすくするために、撹拌という物理的力を加えています。この撹拌するという操作は、分子を動かすというより反応系内を均一にしておく意味の方が大きいかもしれません。

分子運動というのは温度に比例しますので、場合によっては加熱したり、逆に反応が生じることによって発熱する場合は、水や氷、ドライアイスなどで冷却することもあります。化学者はこの程度のことで、分子をコントロールしている気になっていたのかもしれません。

有機合成反応というと難しいことをやっていると感じるかもしれませんが、実際はかなり簡単な操作をしているだけです。また色々な条件も「大体」というのが基本であり、例えば反応温度も室温というのが多いのですが、エアコンがあるとはいえ夏と冬ではかなり異なりますが、あまり気にしたことは有りません。

分子制御からずれてしまいましたが、私の専門の有機化学的なことは初めて書いた気もします。少し有機化学の紹介的な内容を入れてみようかとも思っています。


ジュネーブオープン ワウリンカ連覇

2017-05-28 10:39:58 | テニス
ジュネーブオープン(ATP250)については、錦織が準決勝進出したところまで書きました。

本来錦織はこの大会に参加する予定はなく、もう出場者の締切りが過ぎていたのですが、トップ10選手の力か人を呼べる選手のためか第2シードで出場が決まったものです。ここまで錦織の試合は順調ではなく、特に準々決勝は本人も半分敗けていたという試合を何とか勝ち上がりました。

準決勝の相手はドイツのズベレフでしたが、これは前回ジョコビッチを破った相手ではなく、兄さんの方でランキングも33位で29歳の選手でした。しかしこのズベレフ兄もマレーを破ったことがあり、その試合ではとにかく前に出るというテニススタイルでした。

やや変則的ですので、錦織も戸惑うかと思ったのですが、実力はかなり上のはずで、負けることは無いと思っていました。ところが試合が始まると、ズベレフは後ろに下がったままストローク戦を挑んできたのです。これならば錦織のペースと思っていたのですが、錦織のテニスがおかしいのです。

ズベレフ兄は左ですので、やややりにくさはあるのかもしれませんが、錦織らしい鋭いショットが全くでないのです。相手と同じようなスピードで、返しているだけというテニスになっていました。しかもロングになったりネットにかけたりというミスも多く、1セットは4-6で取られてしまいました。

ズベレフ兄はサーブも180キロ程度なのに、あまり良いリターンもできていませんでした。2セットに入っても錦織のプレーは変わらなかったのですが、最初の相手のサービスゲームでやや鋭いショットも出で、ブレークしリードしました。

ところがその後はまた1セットと同じように、ただ返すだけのストロークに戻ってしまいました。そのためストローク戦で錦織にミスが出るという、悪いパターンがありやっとのことでサービスをキープし、何とか最初のリードを保って6-3で取り返しました。

それほど疲れている感じもないのですが、動きも悪いようでした。ファイナルセットに入っても得意のドロップショットやネットに出ることもなく、勝とうとしている意志を感じませんでした。結局このセットも3-6で取られ負けてしまいました。

うがった見方をすると本当に勝にいかなかったのかもしれません。決勝の次の日にはグランドスラムである全仏オープンが始まるため、体力を温存したのかもしれません。こんなテニスをしていたら、全仏オープンも早期敗退しそうですので、1回戦を注目したいと思っています。

さて決勝の一方は昨年優勝の第1シードワウリンカが出てきました。決勝戦は緊迫した良い試合になり、1セットは6-4でズベレフが取ったものの、ワウリンカの底力が勝り6-3,6-3と逆転優勝しました。


「良い睡眠」と体内時計

2017-05-27 10:41:11 | 自然
良い睡眠のために朝食で体内時計をリセットするという記事が出ていました。

私は若いころから健康は睡眠と食事にあると考えていたことは、このブログでも少し触れたことがあります。しかし勤務していたころは、研究という仕事上やむを得ないのですが、帰宅が遅くなる(終業後麻雀で遅くなることも多かったのですが)ことも多く、日常的に睡眠不足になっていました。

そのため休日は昼まで寝て、睡眠不足を補うという生活が主でした。ただこれは私がそう思っているだけで、本当に睡眠不足になっていたかは怪しい気もします。休日に朝寝坊できなくとも特に昼眠くなることもなく、睡眠は足りていたのかもしれません。私の知人で一日4時間程度の睡眠で十分という人いましたので、必要睡眠時間というのも個人差は大きいようです。

規則正しい食事というのもなかなかできていませんでした。必ず朝食は摂って出ていましたし、昼食は12時からと決まっていたので、朝昼は同じ時間でしたが、夕食は非常に異なっていました。

6時前に会社の食堂で食べてしまうこともあれば、遅く帰宅して10時ごろになることもありました。私は基本的に間食をしなかったのですが、特に意識して食べないわけではなく、あまり食べたいという気にならないでそういう習慣ができていました。このように睡眠と食事を重視していた割には、不規則な生活を送っていたようです。

さてこの記事は時間栄養学という観点から、睡眠と食事に触れています。人間の体は一定のリズムを持っており、体内時計でこれを制御しています。これは主なものが脳の視交叉上核にありますが、これは24時間よりやや長く、朝起きて光を浴び目から入る光の刺激でリセットされるようです。

その他全身の臓器にも体内時計が働いています。この体内時計に食や栄養が制御され、逆に食事も体内時計を制御することが分かってきました。リズムを整えるためには朝食が大切で、食事をすることでインスリンが分泌され時計遺伝子が発現して体内時計がリセットされるようです。

この朝食をしっかりとることで良いリズムが生まれ、質のいい睡眠につながるとしています。通常夕食に重きを置きますので、朝食は軽めになります。調査結果では朝食:昼食:夕食は2:3:5となるそうですが、これを3:3:4ぐらいにするのが理想のようです。

データでは朝食の比率が低い人は太りがちで、夜型のリズムに傾くため睡眠時間が少なくなるようです。その他カフェイン類は体内時計を遅らせるとか、色々食事と睡眠との関連が述べられていました。

どうも私はここに書かれている悪いとされる生活ですが、一旦眠るとぐっすり寝られますので、それなりに質のいい睡眠にはなっているようです。