ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

車検制度は今でも必要か

2015-07-31 10:30:33 | 時事
車検が来月中旬までということで、購入した中古車店に車を持っていきました。2,3日で終わるといことで、マツダの小型車を代車として出してもらい帰ってきました。

この車検制度は、いつごろから始まったのか分かりませんが、私が車を乗りだしたころには既に存在し、少なくとも50年以上同じような形で続いているようです。確かに昔の車は、整備不良の部分がいろいろあり、定期的に点検しないと危険なことがあったのかもしれません。しかしここ10年ぐらいで、車の進歩は目覚ましいものがあります。たぶんガソリンスタンドなどで、エンジンオイルの交換などする以外は、ボンネットを開けることすらなくなったような気がします。

確かに車検制度も、新車からの1回目が3年になり、10年を超えると毎年であったものが2年になったりと、若干は変わっているようですが、相変わらず2年ごとに検査を行っています。車の各部品の精度が格段に良くなっている現在は、車の安全性という観点からは、ほとんど意味のない制度になっているような気がします。実際今回の車検の見積もりを見ても、約10万かかるようですが、検査費用や登録代金が4万で、自賠責保険が3万、自動車重量税が3万という内訳になっていました。

このうち自賠責保険はやむを得ないような気もします。現在任意保険の加入率がどのくらいなのかわかりませんが、これはあくまで任意ですので、入らずに運転する人もいるのでしょう。万が一のためある程度の対人保険はあった方がよいのかもしれません。しかしこの保険は強制的に加入させる以上、どの程度必要なのか、内訳を公表する義務があるような気もしますが、赤字なのか黒字なのか見たこともありません。もし黒字だとして、その利益はどこに入っているかなどすべて闇の中のような気がします。

自動車重量税というのもよくわかりません。本来毎年自動車税を払っているのですから、いわば2重課税のような気もします。結局この車検制度は、一部の自動車整備工場と保険会社の優遇と徴税のための制度のような気がします。簡単に検査が終わったようで、今回はエンジンオイルのフィルターを交換するぐらいで、ほとんど問題はないようです。2回目の車検ですので、まだ交換の必要などはないのかもしれませんが、タクシーなどの商用車のように長距離走る場合でも、それほど消耗部品の交換が必要になるとも思われません。

結局現在の車検制度は、本来の車の安全性を高めるという目的はほとんど果たしていないようです。たぶん車の整備不良が原因の事故などほとんどない状況では、この車検制度は、もっと間隔をあけるとか、見直しが必要な時期に来ているような気がします。

アルコールの話し 続

2015-07-30 10:28:39 | 化学
前回アルコール、特にエタノールについて性質や製造法などを書いてみました。ここではエタノールを摂取した場合の、人間での作用など、まあ簡単に言えば酒の話を書いてみます。

アルコールを飲むと、胃及び腸管で速やかに吸収され、血液中に入り全身にいきわたります。その作用は、主に中枢神経系に働き、様々な症状を引き起こします。このあたりは酒を飲んだ後の状態ですので、大体わかると思いますが、どこにどんな作用が強いかは人によって大きく異なるようです。
体内に入ったアルコールは、アルコールデヒドロゲナーゼ(アルコール脱水素酵素)という酵素によって、比較的早く分解されアセトアルデヒドとなります。酒に強い、弱いはこの酵素をどのくらい持っているかによって決まるようです。一般に欧米系の人種はこの酵素が多く、日本人は少ないとされていますが、日本人でも大酒のみはいますので、これも個人差が大きいようです。

私の友人にもこの酵素が欠損しているのではないかという人がいますが、彼はコップ半分ぐらいのビールで真っ赤になり寝てしまいます。この酵素は誘導酵素といわれ、基質となる物質この場合はエタノールですが、これが体内に入ってくると作り出されるという性質を持っています。ですから酒を飲めば飲むほど多く作られ、どんどん強くなるわけです。余談ですが、私は若いころほとんど酒が飲めず、缶ビール1本で気分が悪くなっていました。それが多分40歳を過ぎたころ、接待などで酒の席が増えるに従い、急に飲めるようになりました。このあたりで酵素の誘導能が上がったようです。

エタノールは分解されて(酸化されて)アセトアルデヒドになりますが、これは人間にとってかなり有害物質です。酒に酔うという症状は、エタノールだけでなく、このアセトアルデヒドの作用も加わって悪酔いとなるわけです。酒飲んだ後の酒臭いにおいは、ほとんどがアセトアルデヒドのにおいであり、二日酔いの原因物質もアセトアルデヒドとなります。実際にはこれもすぐにさらに酸化され、無害の酢酸となって排出されます。エタノールは酵素によって2段階の酸化を受けるわけですが、いくら飲んでも変わらないという人は、特に2段階目の酵素が強く、速やかに酢酸まで代謝してしまう人といえます。

こういった一連の代謝は、主に肝臓で起きますので、飲みすぎると肝臓に負担がかかるといわれています。ただ私の感じでは、肝機能は非常にしっかりしており、特に肝臓が悪い人でなければ、あまり問題にならないような気がします。アルコール中毒の問題などありますが、ほどほどに楽しく飲めれば、酒は悪いものではないと思っています。エタノールを科学的に説明するつもりが、酒の話になりましたが、飲酒関連はもう少し書くかもしれません。

合区制選挙制度

2015-07-29 10:36:57 | 時事
先日かみさんが夕食の支度を始めたころ、ニュースで土曜の丑の日であることをやっていました。それならばウナギを食べないといけないということで、近くの弁当屋に鰻重を買いに行きました。この弁当屋は良心的?で、国産ウナギと中国産ウナギが分けてあり、値段が倍ぐらい違っていました。かみさんが中国産は気持ちが悪いということで、高い国産を買ってきましたが、身もやわらかくおいしいウナギでした。それにしても本当に高くなっており、これからは弁当屋の鰻重も食べられなくなるのでしょうか。

さて本論ですが、国会で参議院の選挙制度改革案が可決されました。1票の格差を小さくするために、ついに合区が採用されてしまいました。半年以上前ですが、選挙後このブログでも1票の格差問題を取り上げ、たいした問題ではないというようなことを書きました。1票の格差とは、議員一人当たりの有権者数を問題にしていますが、何となくぴんと来ない数値のような気がします。新聞には、最も少ない鳥取では48万人に一人の議員がいるのに、最も多い北海道では230万人と5倍近い格差があるとしています。

つまり1票の重みが鳥取を1とすると、北海道では0.2しかないから平等ではなく、憲法違反であるという理論のようです。たぶん私が住んでいる神奈川もかなり軽い方になっていると思いますが、それで損をしたという感じは全くありません。
この1票の格差問題では、アメリカが引き合いに出されます。ざっと調べた結果では、アメリカの下院議員選挙は、完全に人口比率での定数になっているようで、1票の格差は全くないようです。しかし上院議員は各州の代表として2名が選出されていますので、人口の多い州と少ない州では何十倍もの格差が生じているはずです。つまり国民が納得していれば、一概に違憲だとか言って騒ぐ問題ではないような気がします。

今回の改革では、鳥取と島根、高知と徳島が一つになってしまったようです。参議院議員が、各県の代表的意味合いがあることも確かです。日本の地方自治を考えると、都道府県単位でかなり独立した政策を行ってきました。かみさんは鳥取出身なので、島根と一緒にするのは鳥取の県民感情を無視していると、大いに怒っています。確かに県単位で選挙をし、地方の声を国政に届けるといった流れが、大きく変わってしまうような気もします。これからも少子高齢化や過疎化が進む以上、1票の格差は拡大する方向に進むでしょう。この問題は参議院の存在意義などにもかかわってきますが、小手先だけの改革で県民感情を無視するようでは、ますます投票率が下がってくるような気がします。

コスモス畑は失敗しました

2015-07-28 10:27:31 | 自然
先月初めに、コスモスの苗床を作ったことを書きましたが、その苗を庭に植えてコスモス畑を作ろうとしたのですが、見事に失敗しました。

写真は何本か残った苗に咲いた小さな花です。地面から10 cmほどのところに、直径1.5 cmほどの花が咲いていますが、細い茎が20 cmほど伸びています。実はこれは植え替えの時期が遅くなってしまいました。苗床からヒョロヒョロの苗が伸びだしたので、庭に植え替えようとしたのですが、ちょうどこの時期小雨が続いており、1週間ほどできませんでした。その間細いままどんどん伸び、根から葉の間がずいぶん空いてしまい、まっすぐ上に伸びることができなくなっていました。

苗床から出してみると、本当に貧弱な根があるだけで、これ植え替えて育つのかやや不安でしたが、庭を掘り返し軟らかい部分を作って、細長い穴を作り1本ずつ植えていきました。その後急激に暑くなり、当然毎朝水をやっており、順調に育つかという感じになりました。今回は普通のコスモスとキバナコスモスを適当に混ぜて植えたのですが、どうもキバナコスモスが強いようで、普通のコスモスがなかなか上を向かないと思っていました。植え替えて1週間ほどで化成肥料などもやり、なんとか育ち始めたような感じになりました。

ところがこの場所には水やりをして、地面が冷たくなっているためか、猫がその上に寝そべってしまうのです。すべての草がつぶれて横になってしまい、小さな添え木など作ったりもしたのですが、なんとそこが猫のトイレになったようです。それ以来全く伸びなくなってしまいました。わずかに残った小さな苗のようなコスモスに、ある程度は水をやったりしたのですが、ほとんどあきらめてしまいました。しばらくして見てみると、なんと非常に小さな蕾がついているのです。それが2,3日前から花が開いたのです。ほんとに小さな花で、コスモスであることを知らなければ、何の花かわからないほどですが、よく見るとしっかりコスモスの格好をしています。よく見ると葉も白っぽくなっており、何かの病気になったのかもしれません。

それにしても自然というのは面白いものです。自分がもう育たないとわかると、子孫を残すために花を咲かせたのでしょうか。花弁は非常に小さいのですが、雄蕊やめしべは大きいような気もします。たぶんこの後すべて枯れてしまいそうな気がしますので、今年もまたコスモスの時期になったら、鉢植えを買ってきて植え替えることになりそうです。来年に向けて少し植物について勉強してみます。

音楽教室の発表会

2015-07-27 10:35:26 | 音楽
予告しましたように、昨日は音楽教室の発表会に行ってきました。これはかなり大きな楽器店が、神奈川中部を中心に約20校ほど音楽教室をやっています。この発表会を7月初めから8月にかけて、毎週日曜日に6日ほど開催しているうちの一つでした。

昨日は「大人のティーパーティー」と題して、ジャズ&ポップスの発表会でした。教室の先生が、ピアノ、ベース、ドラムとバックを務めてくれるので、それほどうまくなくてもそれなりの音楽になっています。もちろん初心者からベテランまでいますので、玉石混交なのですが、それなりに楽しめました。年齢は高校生ぐらいから年寄りまでと幅広いのですが、名前通り大人が音楽を楽しむ会となっていました。

今年は初めてドラム教室から、ドラムのデュエット?が3組ありました。バックには何の音楽もなく、ドラムのリズムだけでしたが、それなりに面白い発表でした。たぶん皆が感じたことですが、高校生のピアノは素晴らしいものでした。ジャズのスタンダードを2曲演奏しましたが、単にピアノがうまいだけではなく、非常にうまくリズムに乗っており、ピアノのタッチから強弱まで申し分のない演奏でした。この若さでここまで弾ければと、かみさんと感心していました。ついでにかみさんの演奏でしたが、やはり本番は緊張しているようで、少しミスが出てしきりに口惜しがっていましたが、まあこんなものかもしれません。

生徒の発表が終わって最後に、先生方の演奏が披露されました。アルト3本、テナーとバリトン、それのトランペットという編成でしたが、さすがにプロに近い人たちですので、迫力のある演奏となっていました。

4時過ぎに発表会が終わり、サックスの生徒がいつものように飲みに行きました。私のような付き添いが2人と生徒6人、やや遅れて先生とかなり多くなりましたが、こういった趣味の一致する人たちとの飲み会もなかなか面白いものです。もうみなさん今日の演奏には触れず、これからどんな音楽をやっていこうかというような、話題が多くなっていました。若い女性の先生ですが、現在30人近い生徒に教えているようでも、これだけで食べてはいけないと、音楽などを職業にするのはかなり難しいようです。

結局この居酒屋で、7時過ぎまで飲んで、まだまだ暑い中を帰ってきました。こういう音楽を聴いたり、演奏仲間と話したりすると、私も何か楽器を始めようという気が強くなります。やってみようと思っている楽器は決まっていますので、この音楽教室に連絡してみるつもりです。