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千葉県:船橋市某所にて、全自動洗濯機 給水不良点検手直し

2023年05月30日 | その他電気工事
5月某日分

今日は、いつもと違う内容をお届け致します。

その内容は、簡単に言うと「修理」についてです。

長年使用している全自動洗濯機の具合が悪くなり、スタート後の給水がチョロチョロとしか出てこなくなり、洗濯が進まないとの事。

以前はその様な事は無かったそうですが、年数が経てばやむを得ない事かもしれませんね。

なので洗濯が終るのは2時間位掛かるそうで、それは我慢できませんね。

通常弊社では、この手の修理は行いませんが、今回は特別に対応させて頂きました。

まずは状況を確認します。

全自動洗濯機は、およそ18年経過した三菱電機製でした。


このホースで給水するようになっています。

ストレーナーなどの詰まりも無いので、この先に問題がありそうです。

たまにこの様なエラー表示も出ます。

こちらは給水不良と取説にありました。

この症状から、ホースの先にある部品「給水電磁弁」の不良である事が想像できます。

この部品が入手できれば簡単に直りそうですが、メーカーサービスに問い合わせた結果、

該当の部品は既に廃番となっていて入手は不可能との事。

そりゃーそうですよね。18年も経過していれば、補修部品が無いのも無理はありません。

じゃーどうしますか?

一番簡単なのは、新しい洗濯機に交換すれば済む事なのですが・・・

それでは面白くないので、何とかならないかとあの手この手を考えてみました。

それにはこの部品の構造を知る必要があります。

ホースを外して、部品単体にします。

手前側が電磁弁のようです。

これを固定しているネジ6本を外すと、


この様な「弁体」が現れます。

一見すると何でもないようですが、少し動かすとこの様に破れてしまいました。

かなり劣化が進んでいたようです。18年ですから。

いろいろと調べた結果、この弁体はどの洗濯機でもほぼ同じ大きさであるという事が分かりました。

ならばと、この弁体のみを購入しこの様にセットしてみました。

するとこれがピッタリ!!ビンゴでした。

あとは元通りに戻して試運転。

無事給水するようになりました

今までにも増して、給水の勢いが良くなったとの事。

たったこれだけの事ですが、予想を大きく上回る結果となりました。

ただ今回の結果は、あくまでイレギラーな手法ですので、大きな声でお勧めはできません。

基本的には、メーカーサービス経由での修理を推奨致します。

ご自身で行う場合には、「自己責任」であるという事を肝に銘じて行ってください。

弊社でも、この様な案件があるという事をお伝えしたかっただけで、この修理をお受けするという事では御座いません。

但し、お困りの時にはご相談には応じます。お問い合わせください。

それではまた。