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<素晴らしい建物を残してくれた岩本栄之助氏に感謝です。
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大阪市中央公会堂(旧中之島公会堂)は、1911年(明治44年)に株式仲買人である
岩本栄之助氏が、父の遺産と私財をあわせた当時の100万円を寄付して建設計画が始まり
蔵屋敷の廃止後衰退し再生を模索していた中之島に公会堂を建設することが決まりました。
竣工は大正7年(1918)建設費の100万円(現在の50億円)は、「北浜の風雲児」と呼ばれた
相場師の 岩本栄之助氏 の寄付によって、大阪市中央公会堂が建てられました。
その後に、岩本栄之助氏が相場で大損失を被って、大正5年(1916年)10月22日に
岩本商店の全ての使用人と家族を宇治の松茸狩りに出したあと、自宅の離れ屋敷で
陸軍将校時代に入手した短銃で咽喉部を斜めに打ち抜いて自殺を図ったそうです。
この話しは学生の頃に聞いて、とてもショックだった事を思い出しました・・・。
そして中央公会堂の素晴らしい建物を見る度に 「岩本栄之助氏」 のことが思い出されます。