蘇民将来は、病気から身を守るものとして、身につけたり、家の神棚に祀り
自身の健康と家族の幸せを願ったそうです。
「備後国風土記」 の逸文には
八坂神社の祭神、素戔嗚尊 (すさのをのみこと) (牛頭天王) が南海に赴く
途中に日が暮れて宿を探していたとき、兄の蘇民将来 (そんみんしょうらい) と
弟の巨旦将来 (こたんしょうらい) がいました。
貧しい兄の蘇民将来は、粗末ながらも “ひえ” の食事と、わらのお布団で
素戔嗚尊を温かくもてなしましたが、裕福な弟の巨旦将来は宿泊を拒みました。
後日、疫病が流行り多くの死者が出たときに、素戔嗚尊が「八柱の御子」を
連れて再び来訪し、先般のお礼として、今後、蘇民将来の子孫を疫病から
守ることを約束され、その目印に、腰に蘇民将来の子孫であることを記した
茅の輪 (夏越祓 なごしのはらい) をつけさせたといわれています。
∽∽∽∽∽∽∽ ひとりごと ∽∽∽∽∽∽∽
御上神社で6月(水無月)に行われる 夏越大祓式 (なごしおおはらえしき)
に行ったことがありましたが、病気から身を守るために、身につけたり神棚で
お祀りもしていたのですね。
~~~~~~~ 今日の誕生花 日比谷花壇より ~~~~~~~
花名 : クリスマスローズ 花言葉 : 大切な人
花がクリスマスの頃に咲くため名づけられました。 日本ではレンテンローズと
混同されることが多いのですが、本来のクリスマスローズは白花です。