上画像は、毎日新聞2月20日(月) の夕刊に掲載されていた記事
「探訪 ノスタルジア 3回目」 広島県竹原市の大久野島 (おおくのじま) の
写真の1枚で、毒ガス工場に電気を供給していた発電場の建物です。
「大久野島」 の記事 (文・写真) を掲載された、和泉かよ子さんが
この発電場の建物のことを、下記のように書かれていました。
一週3キロの遊歩道が島の南東部にある桟橋跡に差し掛かった時、毒ガス
工場に電気を供給していた発電場の建物が現れた。 既に発電設備はなく
中は体育館のように がらんどう で枯れ葉がたまっている。 むき出しの
コンクリートの壁や壊れて外れた扉が、なぜか絵画のように美しかった。
大久野島は、約300匹の兎が生息する 「ウサギ島」 のかわいい名称で
知られ、瀬戸内海国立公園に指定されていますが、1929年から終戦まで
陸軍の毒ガス製造基地だったのです。
毒ガス製造工場は終戦後、徐毒して壁を火災放射器で焼いて解体されました。
いま残っているのは貯蔵庫など汚染レベルの低かった建物で、島の北西部の
「長浦毒ガス貯蔵庫跡」 は、ぽっかりとドーム状に空いてかつての入口から
六つに仕切られた部屋が 「寒風に咳染む壁の切なき美」 に見えたそうです。
∽∽∽∽∽∽∽ ひとりごと ∽∽∽∽∽∽∽
大久野島の写真を見たときに思い出したのが、昨年の夏に瀬戸内海に
浮かぶ島々めぐりで行った 精錬所跡のある「犬島」 のことでした。
精錬所跡の美しい野外ステージ跡のような発電所跡も、絵画のようでした。
瀬戸内海には知られていない歴史を残す島が、たくさん残っているのですね。
和泉かよ子記者の 「探訪 ノスタルジア 4回目」が楽しみです。
最近、写真のように見える絵が取り上げられていましたが・・・
これは絵画のように見える美しい建物の写真でした。(^^ゞ
~~~~~~~ 今日の誕生花 日比谷花壇より ~~~~~~~
花名 : ビオラ 花言葉 : 誠実
タフテッドパンジーと呼ばれている品種をベースに作られた交配種の中でも
原種に近いものがビオラです。