kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

京都国立博物館 「特別展覧会  狩野山楽・山雪」

2013年04月26日 | 美術館・博物館
特別展覧会 狩野山楽・山雪 に行ってきました。


狩野山楽と山雪は、桃山時代から江戸初期の京都で活躍した画家です。
京都国立博物館   開催:平成25年3月30日(土)~5月12日(日)
4月25日(木) 撮

狩野山楽
永徳の豪壮な画風を受け継いだ弟子で、永徳が亡くなったあと豊臣家の
画字を一手に引き受けていたことから豊臣残党狩りの標的になるが非凡
な画才で命を繋ぎその画風を山雪に伝えます。

狩野山雪
義父の山楽に従って京の地で自分自身の絵画世界を追求し続けた絵師で
江戸狩野とは距離を置き、伊藤若冲らに影響をおよぼします。

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山楽と山雪の違いを楽しみにして行ったのですが、それは期待通りでした。
『龍虎図屏風』 では、山楽の力強い龍と虎の表現に対して、山雪の龍は困り
顔で虎の上目遣いの表情も、今までに見たことのない愛嬌のあるものでした。

山楽の玄宗と楊貴妃の悲恋を描いた「長恨歌図巻」という長い長い絵巻物
は素晴らしいもので、海外からの帰国作品も多く、山楽・山雪合作の襖絵に
金箔貼りの襖絵が多い中 「春冬山水図」 「松梟図」 の素朴な水墨画もあり

山楽の命を救ったと言われる作品、公家の九条家の婚礼のために描かれた
「車争図屏風」には、馬にまたがった源氏物語の光源氏が描かれてました。

2007年11月09日に 狩野永徳展 にも行きましたが
あれから、もう6年も経っていたのですね。
コメント
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