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大阪中之島美術館・佐伯祐三 自画像としての風景「第1章 大阪と東京」

2023年07月04日 | 美術館・博物館


〈立てる自画像〉 1924年 大阪中之島美術館所蔵

1924年に渡航先のパリで描いた『立てる自画像』は、顔の部分が削られています。そしてカンヴァスとして再利用されて裏には別の絵が描かれていました。

1924年、里見勝蔵に紹介されたフォーヴィスムの巨匠ヴラマンクに「アカデミック!」と一喝され作風を模索する。


●第1章 大阪と東京
〈下落合風景〉1926年頃 和歌山県立近代美術館所蔵

1926年に一時帰国する。
パリとは異なる風景に向き合う中で・・・


〈滞船〉 1926年頃   ENEOS株式会社所蔵

電柱や帆柱など、中空に伸びる線を見出していきます。


〈汽船〉 1926年頃  大阪中之島美術館所蔵

約1年半の一時帰国時代です。


〈河内打上附近〉1923年 大阪中之島美術館所蔵(浅見家寄贈)



〈自画像〉 1919年頃 東京都現代美術館所蔵



〈自画像〉 1920~23年頃 三重県立美術館所蔵



〈パレットをもつ自画像〉1924年 ENEOS株式会社所蔵



〈自画像〉 1923年 東京藝術大学所蔵


〈勝浦風景〉1918~19年頃 

美術学校での写生


〈下落合風景〉 1926年頃

アトリエから徒歩1分のところ


〈下落合風景 テニス〉1926年頃 新宿区(落合第一小学校)所蔵



〈戸山ヶ原風景〉1920年 大阪中之島美術館所蔵



〈白い壁の家〉1926年頃 瀬戸内市立美術館所蔵



〈ガード風景〉1926~27年頃

新橋のガード下をくぐった先の四角い開口部から見える街の賑わいと、煉瓦と石でできたガードはパリの風景に似た作品です。

ほとんどの作品が写真OKなのでいっぱい撮りました!
第2章パリ〈ガス灯と広告〉・・・へと続きます。

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