令和3年、ソトガイチの新倉庫がほぼ完成した。
父は、ことあるたびに私を呼び、新倉庫への思いやこれからの構想を語ってくれた。
「この倉庫なら、これから50年はもつ。しかも使いやすいはず。
おまえは、どう思う?」
私との大きな共通点は、「持続可能性」。
農業の魅力や大切さを、将来にわたり見つめていくということ。
今だからまだ聞くことができる、話すことができる80歳を超えた父との会話。
それをお互い、楽しんでいる。
これでもプレハブか、というくらいしっかりとしたもの。
県道との側壁は、もとの石垣を残した。
進入路をコンクリートで舗装し、大型トラックでも出入りや車の方向転換もしやすい。
今年の収穫物は、この倉庫が使われた。
数カ月がたち、新たに少しずつ整備。
県道に面した倉庫表は、コンテナや消毒タンクを置くスペースとして使われている。
倉庫裏には、のり面との間に屋根をかけ、物が置けるような大きな空間ができた。
進入口の砂利スペースの利用については、おもしろい使い道を考えている。
旧倉庫の増設部分の木造資材を使い、新たなものにリノベーション(作り変える)予定。
事務所プラスαとして。2階建てで。
この考えには、父も賛成。というよりも父の方がやる気満々。
80歳を過ぎた歳だが、考え方が新しい。
地域の未来を、農業の未来を、そして我が家の未来を考えている。
未来が楽しみ。
今、足りないのは経費だけ。
何とかならないものだろうか。
誰かの力を借りたいものだ。
岬人(はなんちゅう)
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