喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

立春  少年式 ~14歳の決意~

2015-02-04 | ブログ
 今日2月4日は、立春。
まだまだ寒さはあるが、三崎中学校の梅の蕾も少しずつふくらんでいる。
自然から季節の移ろいを感じられることは、田舎ならではの豊かな暮らし。



そんな中、四国最西端の三崎中学校2年生34名の少年式が行われた。
「自覚・立志・健康」をテーマに、力強い声で宣言された14歳の決意。
ふるさとの若者たちをとてもたのもしく感じた。

 その後、毎年恒例の記念ウォーク。  
今年は、伊方町役場前を出発し、学校に帰ってくるという31㎞のコース。

 午前11時にスタートし、1番早い班で午後5:30着。6時には全ての班が無事到着し、お互いがんばりをたたえ合っていた。
がんばった後には、保護者が作ってくれたおいしい豚汁。 
 心もお腹も満たされ、笑顔がキラリ。
忘れられない思い出になったことだろう。

 14歳といえば、もう子どもじゃない。
でも大人とも言えない。
 悩みも抱えながら、自分らしく生きていく。

 迷ったら、ふるさとで生きる私たち大人の姿を見てほしい。
そして声を聞かせてほしい。
きっとまた前に向いて歩けるだろう。

                岬人(はなんちゅう)

ふるさと平礒の節分

2015-02-04 | ブログ
 昨夜、8時過ぎに帰宅し、我が家に帰る前に、いつものように母家に顔を出す。
何やら、こげのある臭いが鼻につく。

 そうだ、今日2月3日は、節分。
平礒では、トベラの葉を火にあぶって、バリバリと大きな音をはじけさせる。
すると臭いが強烈になり、それを「鬼の金棒」と呼んでいたタラノキに結わえて軒下に。
「バリバリ音+強烈な臭い+トゲトゲ」のトリプル効果で鬼退治。

 父が「神様にお光りをあげたので、拝めよ。」
と言うので、子どもたちも呼んで、拝む。

 歳神さま以外の神様に、お光りがあげられているので、全ての神様と仏様を拝む。











                            「写真は、正月のもの」
 神様だけでも5つ。仏様が3つ。
毎年、変わらない光景。
  
 その後、「福は内~!!鬼は外~!!」のかけ声で豆まき。

 最後に、自分の歳と同じ数の豆を食べて健康を祈った。
未来に残したい音と香りのある風景。

                 岬人(はなんちゅう)

             

ひと雨ごとに近づく春

2015-02-01 | ブログ
 先週までは、大寒といってもあまり寒くなかった佐田岬。
ところが週末あたりから、強い北西風と気温の低下により、寒さが厳しくなってきた。

 また、最近雨も多くなり、柑橘収穫の最盛期を迎えているふるさとでは、
作業がなかなか進まない。



 雨が多くなってきたということは、冬の終わりが近づいているということ。
春が少しずつ近づいている。

 田舎で暮らしていると、日々の季節の変化が感じやすい。
それは、風や雲、波、木々、草花、鳥、香りなど。
 現代の人たちは、不自然な生活をしていることが多いので、
自然を感じる感覚は、昔に比べ格段に鈍くなっているだろう。
それでもまだ田舎には残っている。

 そんな自然とともにある暮らしに、生きている喜びを感じることも多い。



 写真は、一昨日のものだが、今日は日差しがさしている。
収穫作業はまだできないので、倉庫で選果作業。

 1年に何度か収穫される野菜に比べ、柑橘は1年に1回きりの実り。
佐田岬の自然の恵みとともに、農家の愛情も肥やしとして実っている。

 今日は、2月1日。
立春まであと3日。

                  岬人(はなんちゅう)